プロフィール
こんにちは、ジストニアから恩恵を受けた女です。
海外の大学院に留学中、卒業試験を目前にフォーカルジストニアを発症しました。オーボエ奏者として、右手の指が自分の意思と違う動きをするようになり、ついには楽器を支えることすら難しくなりました。
絶望の中、奇跡的にも音楽生理学の先生と、世界中から患者が訪れるというフォーカルジストニアの世界的名医・神経学の先生に出会いました。
投薬や手術を行わず、脳への再教育、イメージトレーニング、身体の使い方の見直しなど、地道なリハビリを重ねること約1年半。延期していた卒業試験に合格することができました。
それから20年余りが経った今も、楽しく演奏を続けています。
あの頃の私のように、出口が見えなくて途方に暮れている方へ——演奏できなくなる絶望も、回復への道のりも、ここに正直に記しています。
そして、苦しい体験の中に思いがけない恩恵が宿っていました。同じ悩みを持つどなたかの、何かしらのお役に立てれば幸いです。
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