世界で一番〇〇なトラブル☆

 昨日の記事でコニシ木の子さんの「#なんのはなしですか」を全力応援したのに、一番大事なリンクを貼っておらずコニシ木の子さんご本人に「私の記事を添付しなさいww」そうツッコまれました! さらに蒼 広樹さんの「#挨拶文を楽しもう!」のタグを付けているにも関わらず、挨拶文を書いていませんでした! ダブルでバカなソウ マチです☆ 

 そんな大馬鹿野郎のおちゃめなわたしが目撃した、世界で一番〇〇なトラブルのお話をさせてください。

 わたしは日本のどこかへ旅行中だったのです。地理に弱いので、どこだったかサッパリわかりません。どれくらい地理に弱いかと申しますと「神戸に行きたい! 一生に一度でいいから異人館というのを見てみたい!」そう大さわぎして連れていってもらったら「あ……ココ、前に来たことあるわ……」というくらい弱い! ですからトラブルを目撃したのがどこだったか永遠の謎です! ごめんなさい!

 うっすら記憶しているのは、のどかな田舎の風景です。田んぼがあって、まっすぐな道が伸びていて、あったかくて気持ちの良い風が吹いていた。田んぼの中を車でトコトコ走ると小さな町に入りました。昭和な風情の家や商店が細い道路添いに肩を寄せ合って並んでいます。目的地は昭和な食堂です。名物のソースカツ丼を食べたかった。食堂の駐車場はすぐ見つかりました。砂利を敷かれた小さな駐車場へ車をとめると、手入れの行き届いた木々の間から広々とした田んぼが見えて青い稲穂が揺れている。気持ちいいなぁ~! でも食堂はどこにあるんだろう? あ、道路の反対側にあった! 小さなお店だから気づかなかったわ。この道を渡らなきゃ。

小さな道なので信号はありません。ゆっくり走る車が途切れるのをのんびり待っていると、おじさんの乗った軽トラックが駐車場へ入ってゆきました。気にせず道路を眺めていたら後ろから「ガツン!」大きな音がした! 振り返ってみると、昭和な木造の建物におじさんの軽トラックが当たっていた! あちゃ~、ぶつけちゃいましたか!? 首にタオルを巻いた作業着姿の真面目そうなおじさんがあわてて軽トラックから降りてきました。長い風雨で黒ずんだ杉板の壁に、小さなすり傷ができています。大きな音のわりに小さなキズですが、おじさんは壁の前で「あああああ、どうしよう!」ひとり言を言っています。その建物に看板が掛かっていて「建具・表装の〇〇」と書いてありました。どうやら建具屋さんの空き地を食堂が借りて、お店の駐車場にしているらしい。うわぁ……他人ごとだけど気まずいわぁ! 建具屋さんも自分のお客ならまだしも、食堂のお客に車をぶつけられたらイラっとすると思う……。食堂のご店主だって気まずいと思うの……。考えただけで気が重い……。

何かお役に立てることはないかしら? そう思って見ていましたけれど、わたしができるコトはありません。軽トラックは隣の県のナンバーでした(でもどこの県かおぼえてない)。他県からもお客が来る人気店らしいから、おじさんも遠出して来たのかも。それなのに車をぶつけるなんてお気の毒に……。

ジロジロ見るのも失礼なので、道を渡ってお店へ行きました。昭和なお店でいただくソースカツ丼は素朴で美味しかったですけれど、おじさんの気持ちを想像すると美味しさは2割減……。あのおじさん、どうしたんだろう? 真面目そうな方だったけど、まさか当て逃げなんてしてないよね? うわぁ! 車のナンバーをおぼえておけば良かった! 

ソワソワしながらお店を出ると、駐車場でおじさんが別のおじさんと話していました。たぶん建具店のご主人かなぁ? おじさんと同じように首にタオルを巻いて作業着姿です。服装も似ていますが細身で真面目そうなところもソックリ。まるで双子みたい。耳をダンボにして二人のそばを通ると、二人の会話が聞こえてきました。

おじ1:本当にすみません! このへんは走り慣れてないもんで!
おじ2:気にしないでください。壁に穴があいたワケじゃなし、修理も必要ないですから。
おじ1:そういうワケにはいきません!

この話、くわしく聞きたい!! おぉ! ちょうど良い場所に灰皿があるじゃないか! タバコを取り出して火をつけます。耳はダンボです!

おじ2:いいんですよ! 今日はソースカツ丼を食べに?
おじ1:はい。おいしいと聞いてたのと、仕事の現場が近かったんで……。
おじ2:すごくおいしいですよ! ぜひ食べてってください!
おじ1:でもこの壁の弁償を……!
おじ2:気にせんでください! 午後から仕事もあるでしょう? 早く食べて現場に行ってください。
おじ1:今日は天気が晴れだから、遅くなっても大丈夫です。ノリがすぐ乾きますから。
おじ2:え?
おじ1:実はわたしも表装とか建具の仕事をしてるんです(;^ω^)
おじ2:なんと!? 弁償はもういいです!(←キッパリ!) その代わり、仕事の話を聞かせてください!
おじ1:今日は助っ人で来たんです。自分の仕事は忙しくないもんで、手伝いです。
おじ2:えええっ!? 今うちね、人が足りないんですよ! でも頼める人がいなくて探してたんです! 
おじ1:えええっ!? 自分、来れますよ!?
おじ2:お願いできますか!?
おじ1:こっちがお願いしたいです!!
おじ2:ちょっと店で話しましょう!
おじ1:ぜひ!!

なんとまあ! 真面目なおじさんが真面目に謝った結果、とんでもないミラクルが起きた! 弁償なんていらないと言った親切なおじさんにも、すごいミラクルが起きた! どっちもラッキー! なんてミラクル☆

最初はとんでもないトラブルになるんじゃないかと勝手にハラハラしていましたけれど、世界で一番平和なトラブルだった!! 結果良ければすべて良し!! お二人に幸あれ!!



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ソウ マチ サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪