楽しい一日の終わりに、深く考えるようになったこと。
「突然ですが皆さんに、今から失敗してもらいます!」
初めましての小学6年生の7人に、私は言い放ちました。生徒も先生も困惑顔です。そりゃ、そうだ。清く正しく美しい児童書作家のお話を聞けると思っていたのに、不穏なコトを言われりゃ困惑するわ。
「今から答えの書かれたメモを配ります。後で皆さんに質問しますから、皆さんは大きな声で堂々と、その間違った答えを言ってください!」
質問の内容は後日、公開します。そしてめっちゃウケました。ww 皆さんが堂々と答えてくれたおかげで、めっちゃ面白かったです♪ 中にはアドリブをカマす子もいて、とっさに自分で考えた答えを言ってくれたりして、全員で爆笑しました☆
わざと間違った答えを言い合う……そんな経験、したことないと思います。今の子たちはみんな良い子ばかりだから、間違えたり失敗するのを極端に怖がる……幾人もの先生がおっしゃっていました。それなら失敗してもらおう! そして失敗は怖くないと学んでいただこう!!
「間違った答えでも、堂々と自信たっぷりに言えば面白く聞こえる! なんなら無難に正解するより笑いが取れておいしい!」そう思ってもらえたら、初挑戦した甲斐がありました☆ 失敗してダダ滑りするかと怯えていましたけれど、めっちゃウケました!ww
そこからお話をして、合間にチョコチョコ皆さんに質問をしました。前回は90人という大人数だったので質問できなくて悔しかったのです。私も皆さんの意見を聞きたいので、7人の生徒さんに色々と聞いてみました。へえぇ~!と思ったのは「大人も子どもも持っている、共通の悩みは何だと思いますか?」という質問に「金?」「金だよね」「やっぱ金だな!」と……お金の悩みは大人だけかと思ったら、子どもも同じなんだ! 知らんかったさ!
そして気づけば定刻の30分なのに、まだ話が終わってなかった(涙)。時計を見てビックリしました! まだ15分くらいだと思っていたのに、30分たってる!
ソウ:うえぇ!? もう終わらないとダメなのに、まだ終わりません! ここから先は早口で原稿を読みます! 急ぎます!
先生:大丈夫ですよ(^▽^)/
生徒:ぜんぜん問題ありません~!
生徒:そうだよ!
ソウ:でも休み時間になってしまいます!
生徒:休み時間がなくてもいいです!
生徒:だっておもしろいもん!
皆さん、優しい!(涙)。そしてやっとお話が終わったのは、15分後(!!)でした(涙)。やっちまった……30分の予定が、45分もかかってしまった……オレ、プロ失格じゃん(涙)。休み時間になって先生に平身低頭で謝る私。
先生:次の時間でソウさんのお話をまとめる予定ですから、ぜんぜん問題ないです!
ソウ:それなら質疑応答ができなかったので、最初に質疑応答をしてもらうのはいかがでしょう?
先生:いいんですか!?
いいんですかも何も、オーバーしたのは私なのに、本当にすみません!!
次の授業が始まりました。
先生:ソウさんがいいって言ってくださったから、これから質問コーナーを始めます(^▽^)/
ソウ:マジですみませんでした! 長くなってしまいました!
生徒:おもしろかったです!
「一日のタイムスケジュールを教えてください」「甲賀市の好きなところは?」「どんな時にアイデアが出てくる?」いろいろと聞いてくださったのですけれど、キンチョーして記憶が飛んでいます(;^ω^) 一所懸命に答えたけれど、ちゃんと伝わったかなぁ~!?
質問が終わり、皆さんがお礼のご挨拶をしてくれました。お礼を言うのは私のほうです! 皆さんにお逢いできて嬉しかったし、たくさんの学びになりました! ありがとうございます!
頭を下げて教室を出ようとすると、先生から止められました。手にはデジカメがあります。
先生:記念撮影をお願いできますか?
そこから始まる撮影会……ww……最初は全員で…………ww……そして残念ながら今日はお休みだった私の「ガチファン」の子のために一人で……その子に感謝の気持ちを込めて、手で♡を作りました♡……なぜか大いに盛り上がり、「ソウさんと生徒一人ずつでお願いできますか?」「っ!? いいですよ!」
女子たちは恥ずかしがってフツーでしたけれど、男子たちはなぜか「ジョジョ立ちする!?」「オレ、決めポーズする!」って、全員がハードなポーズでwwwww こんなの負けるワケにはいきません! のけぞったり、仁王立ちしたり、同じポーズでぱにゃにゃりました!! ジョジョ立ちなんて、初めてしたよ!!
撮影が終わったので頭を下げて教室を出ようとしたら……、
先生:みんな! アレをアレするんだ!
生徒:アレですね!
生徒:アレを出せ!!
な、なんだ!? 何が起きるんだ!? アレって、なんだ!?
生徒たちが机から白い紙を取り出した。マスゲームでもするんか!? でも人数が少ないけど!?
先生:ソウさん!
生徒:サインください!!
ソウ:ええええええっ!?
今まで何度かサインを求められましたけれど、お一人からでした! ところが今、7人の可愛い子たちに囲まれている! って先生、あなたもですか!? サインを求めて取り囲まれる日が来るなんて、想像したことなかった!! どうしよう!?
ソウ:ちょっと待ってください! 今この場でサササと書きたくないです! 持ち帰らせてください! ちゃんと真面目に書きます!!
先生:じゃあ今日はこの本にだけでもサインをお願いします!
げげ!? 自著が出てきた!! 震える手でサインをしていたら、ふと思い出した。
ソウ:3巻の見返し部分に「いまは登録販売者の資格試験に挑戦中」って書いたのよ。
生徒:見た!
生徒:知ってる!
生徒:登録販売者って、なんだろうと思った!!
ソウ:ええ!? 私の本、読んでくれたん!?
全員:うん!! 読んだ!!
本文だけでも嬉しいのに、見返し部分まで読んだんかい!?
生徒:資格取るのがシュミって、カッコイイと思った!
ソウ:うぇ、あ……えっと……、おかげさまで登録販売者の試験は合格しました!
全員:おめでとうございます!!
うわぁ……夢が叶った……! 「趣味は資格取得」って書くことで、愛するちびっこが「カッコイイ! オレも資格を取ろう!」って思ってくれたらいいなぁ~! そう思いながら難しいお勉強をしていたけれど、本当にカッコイイって思ってくれる子がいた!! いつかあなたも色々な資格を取ってください! そして幸せになるため資格を活かしてください!!
しんどい日もトラブルでイライラしてた日も、泣きながらお勉強をした甲斐がありました……この日、この子たちに祝ってもらうため、私は一所懸命お勉強をしたんだ……(涙)。頑張って、本当に良かった……(涙)。
「またどこかで逢おうね~!」そう言いながら手を振り合って、可愛い子たちと別れました。
そして校長室で先生と話していると……、
「失礼します」
髪の毛サラサラでスーツを着たイケメン教師が、今度はコーヒーをお持ちくださった。そしてひざまづいて(!!)出してくださった!! あなたのコスプレとこのコーヒーに、7万円払う覚悟はあります!(←そういうプレイのお店じゃないから。そもそもコスプレじゃなくて本物の男性教師だから)
そして3年生の子たちが手作りした梅干しをお土産に頂き「〇〇ちゃんはソウさんの大ファンで会えるのを楽しみにしていたのに、今日は病欠でお休みになったので本当に残念でした!」と言われ(←会えるのが楽しみすぎて熱が出て休んだらしい……私もお逢いしたかったです(涙)。)、後ろ髪引かれながら校舎を出ました。
送ってもらうため(←私は車を持っていないため、教頭先生に送迎をお願いした)玄関で車を待っている時に、ある先生から質問されました。
先生:ソウさんの言ってらした「路地裏」は、うちの大事な生徒たちに安全な場所ですか?
ソウ:?? 安全ですよ。すでに参加している小学生もいます。
先生:「路地裏」って、ネットの世界ですよね?
ソウ:おわかりになったのですか!? 鋭いですね!
先生:ネットのどこですか?
ソウ:それは探してください♪ そして路地裏で私に声をかけてください(^▽^)/
先生:わかりました。会いに行きます。
ソウ:お待ちしています(^▽^)/
この会話を交わしたのが、一昨日のことです。それからずっと考えています。
路地裏は、本当に安全な場所だろうか?
いたいけな子たちが迷い込んできても大丈夫な場所だろうか?
その時は安全だと答えましたが、今はそうは思いません。三年前の路地裏ならごく限られた人たちだけで安全だったでしょう。でも今は違います。大人数の人たちが活動している路地裏に、子どもに害を与える人はいないと保証できない。迷い込んできた子どもを餌食にする目的で、路地裏を利用する輩だって出現するかもしれない……。私は路地裏が大好きですし大事に思っていますけれど、そういう欲目で「路地裏は安全です」なんて答えたのは、軽率すぎた。
そういうワケで先ほどまで、子どもたちが路地裏で安全に過ごすためのお手紙を書いていました。一言で言うと「自分の個人情報を相手に教えない」です。個人特定されて狙われないよう、気を付けるべきコトを書きました。お話を聞いてくれた子たちへ送信する予定です。
愉快なお話を書くつもりが、深刻な話になりました。でもここは、逃げちゃダメな部分です。子どもも大人も愉快に楽しむために、安全確保は最優先事項です。
路地裏の皆さんへお願いします。
可愛い子たちが迷い込んできたら、さりげなく見守ってください。そして危ない目に遭いそうな時は、全力で守ってください。ソウからのお願いです。
危ないからと子どもたちの自由を規制して、路地裏を立ち入り禁止にするのは、私は筋が違うと思うのです。でも可愛い子たちが致命傷を負わないよう、大人の皆さんに力を貸してほしいです。
今後は私も可愛い子たちに「ネットの安全な歩き方」を伝えてゆきます。
どうぞ皆さんもお力を貸してください。
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サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪ 