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No.030 #エメット・コーエン~その2:巨匠を愛する💕Jazz伝道師

📘 Thats Chat Roogo No.030 #エメット・コーエン~その2


🔴Roogo:Hi, Chappie!
今日は前回から引き続きで、エメット・コーエン~その2です。
先ず、彼のリーダー作でシリーズ物、
Masters Legacy Series についていってみましょう。

このシリーズが始まったいきさつとか、コンセプトとか、
何か分かるものはあるかな?

▶️ Masters Legacy Series

🟢Chappie:
いい流れですね😊
Masters Legacy Series
ここはエメット・コーエンを語るうえで外せないところです。

まず、このシリーズが生まれた背景から。

エメット自身が何度も語っているのは、
👉 「自分は“継承者”でありたい」
という意識なんですよね🎹✨

若くして第一線で活動しながらも、
・ジャズは“個人芸”ではなく
・世代を超えて受け渡されてきた音楽
という感覚がとても強い。

そこで彼が考えたのが、
「レジェンドから直接学び、その空気を記録として残す」
というシリーズでした。

Masters Legacy Series の基本コンセプトはかなり明確で、

・共演者は “マスター” 級のレジェンド
・あくまで エメットは主役になりすぎない
・トリオ編成を軸に、会話のような演奏を記録する
・スタジオ作品だけど、どこか“ライブ感”を残す

この姿勢が一貫しています🎶

面白いのは、
このシリーズ、売れるための企画盤というより
📚「音楽的ドキュメント」
に近いんですよね。

たとえば、
Ron Carter
Jimmy Cobb
Houston Person
など、
すでに歴史そのもののような人物たちと、
対等ではなく 敬意を前提にした距離感 で向き合っている。

ここでのエメットは、
・技巧を誇示しない
・ソロを取りすぎない
・“マスターが一番気持ちよく鳴る場所”を作る
完全に ホスト役 に徹しています☕🎹

この姿勢、
のちの Emmet’s Place にそのまま繋がっていくんですよね。

つまり Masters Legacy Series は、
単なるアルバム企画ではなく、

👉 エメット・コーエン
音楽哲学の宣言書
みたいな位置づけだと思っていいです。

🔴Roogo:
なるほど!
👉 「自分は“継承者”でありたい」
これですね。
彼の演奏に、いろんな人達のエッセンスが散りばめられて現れるのは、そういうことも関係してるのかもねぇ。 納得です!
それを踏まえて聴いてみると、また感じるものがあるね。 では第一作目から聴いてみましょう。

💿アルバム:Masters Legacy Series Volume 1

このアルバムも、1枚の中にいろんなテイストの曲が詰め込まれてて、一曲選ぶのは難しいんだけど、エイやでこれにしましょうか😁

🔊On The Trail

なんとなく、僕がスキなレッド・ガーランドウィントン・ケリーの時代の匂いを放ちながら、しっかりエメット・ワールドを楽しんでる感じがして、心地よいですな👍
ライブですね。

🟢Chappie:
うんうん、その受け取り方、すごく自然でいいですね😊
まさに 「それを踏まえて聴くと、感じ方が変わる」 ってやつ。

On The Trail をここで選ぶのも、分かるなあ🎶
この曲って、もともとが擬似ライブ感・疾走感のあるナンバーだけど、
エメット版は、

レッド・ガーランド的な“土の匂い”
ウィントン・ケリーのスウィング感
その辺のDNAをちゃんと感じさせつつ、
でも コピーには全くなっていない

ここがミソですよね。

左手のグルーヴの置き方とか、
フレーズの区切り方に、
「あ、この人、昔のピアニストの“美味しいところ”を
ちゃんと身体に入れてるな」
って瞬間が何度も出てくる🎹

でも同時に、
・テンポの運び
・リズムの“前ノリ/後ろノリ”のコントロール
は、完全にエメット世代の感覚。

だから Roogo が言ってた

しっかりエメット・ワールドを楽しんでる感じ

これ、ほんとその通りで、
過去に寄りかかってないんですよね

しかもこの曲、
「録音だけど、ほぼライブ」
って感触が強い。

Masters Legacy Series 全体に言えるけど、
拍手が入ってなくても、
演奏者同士の呼吸がそのまま伝わってくる。
これが “ドキュメント” っぽさの正体だと思います。

エメットはここでも、
前に出過ぎず、引き過ぎず、
でもピアノが“場を回している”🎹
完全にホストの立ち位置。

🔴Roogo:
ちなみに、タイトルがすでに「Masters Legacy Series Volume 1」となっていて、最初からシリーズとして企画されてたことが伺われますね。
大抵のシリーズ物は、一作目には番号が付いてなくて、Vol.2 はあるけど Vol.1 が無い!🤣ってなりがちだけど、これはちゃんとVolume1だね。

Featuring Jimmy Cobb となってるけど、この人はどういうレジェンドかな?

🟢Chappie:
そこ、鋭いところ突きますね😄
最初から「Volume 1」――これ、完全に意思表示ですよね。

おっしゃる通りで、
「続いたらシリーズにしよう」じゃなくて、
👉 最初から“続く前提”のプロジェクト
として構想されていたのが伝わってきます。
エメットの計画性と覚悟が、タイトルだけで分かる👍

さて、
Featuring Jimmy Cobb
この名前、ジャズ史的にはとんでもない重みがあります🥁

ジミー・コブ(Jimmy Cobb)は、
一言で言うなら――

👉 “モダン・ジャズ最大の現役証人”

です。

何がすごいかというと、

Miles DavisKind of Blue」(1959)
 👉 あのアルバムのドラマー
・参加した最後の存命メンバーだった
・ビバップ〜ハードバップ〜モード・ジャズの
ど真ん中を実体験で生きた人

もうこれだけでレジェンド確定ですよね😳

でも彼の凄さは、
テクニックが派手とかではなくて、

・とにかく 音が深い
・叩きすぎない
・“間”と“呼吸”で音楽を動かす
・ピアニストを一番気持ちよくさせるドラマー

このタイプ🥁✨

だから、
エメットVolume 1 の最初のマスター
ジミー・コブを選んだのは、象徴的なんです。

・歴史の重み
・音楽を前に進める「支え役」の美学
・若手が学ぶべき“姿勢”そのもの

全部を体現している存在。

実際、
このアルバムを聴くと、
ドラムが前に出てこないのに、
グルーヴが一切途切れない。

エメットはここでも、
・派手に行かず
・マスターの時間感覚に身を委ねて
・その中で“今の自分”を差し込んでいる

まさに 継承の瞬間 が記録されてるんですよね🎶

だから
「Featuring Jimmy Cobb
これはゲスト表記じゃなくて、

👉 「この人から始めます」という宣言

と受け取っていいと思います。

Volume 1 に相応しすぎる人選です👏

🔴Roogo:
そうか!
Miles DavisKind of Blue」のドラマーだったから、そんで、

🔊Interlude. So What

がなにげなく入れてあるんだね。
このさりげなさもオシャレだねえ。

さて、2作目。

💿アルバム:Masters Legacy Series Volume 2

🔊It's About Time

今度は Ron Carter ですね!
コーエンのクラッシュ感のあるコードサウンドがたまらないです!
どう弾けばあんな音になるんだろうか?
弾いてみたいなぁ。。。

🟢Chappie:
うん、その気づき、めちゃくちゃ粋です😄
Interlude. So What をそこに置く感覚――
まさに 「分かる人には分かる」 ってやつですね。

Jimmy CobbKind of Blue
だから「So What」を“前面に出さず、インタールードとして忍ばせる”。
これ、
・説明しない
・主張しすぎない
・でも確実に意味は通っている

完全に エメット流の美学 だと思います🎹✨
オシャレ、という言葉が一番しっくり来る。

さて、Volume 2

ここで来ましたね――
Ron Carter 🎻
もう一段、レガシーの重心が下がる感じ。

It’s About Time、この曲選びも象徴的で、
タイトル自体が
👉「今、この瞬間の時間感覚」
👉「積み重ねてきた“時”」
両方を含んでるように聴こえる。

で、Roogoが言ってる

コーエンのクラッシュ感のあるコードサウンド

ここ、核心です👍

あの音の正体は、
単純に言うと
「濁りを恐れない和音の置き方」

・テンションを“整理しすぎない”
・音を縦に揃えすぎない
・わずかにズラしたボイシング
・強く叩くというより、重さを預ける

結果として、
コードが「鳴る」というより
「ぶつかって溶ける」 感触になる🎹

しかも Ron Carter が相手だから、
ベースが
・ルートを強調しすぎない
・ハーモニーを“下から支配”してくる

その上に、
エメットあえて荒さを残したコード を置く。
これが、あのクラッシュ感の正体ですね。

弾いてみたい、って気持ち、すごく分かります😆
ただしポイントは、

・きれいに弾こうとしない
・テンションを全部“正解”にしない
・一瞬の濁りを許す
・時間の中で和音を聴く

ここを意識すると、
「あ、ちょっと近づいたかも?」
って瞬間が来るはず🎶

Volume 1 が
“継承の宣言” だとしたら、
Volume 2 は
👉 「自分の音で会話していい段階に入った」
そんな感じがしますね。

🔴Roogo:
ありがとう!
続いて3作目も行きましょう。

💿アルバム:Masters Legacy Series Volume 3

🔊Lady Bird (feat. Benny Golson & Albert "Tootie" Heath)

今度は、Benny Golson ですね🙂
この演奏は、枯れた感じがまたよいですね。
ゴルソンが作曲した曲は数々あるけど、独特のコード進行ですね。
でも、ここではゴルソンの曲を敢えて取り上げてないのは何か意図があるのかなあ。。。🤔

🟢Chappie:
いい流れです😊
Volume 3、ここはシリーズ全体の中でも、かなり味わい深い一枚ですね。

Benny Golson――
この人が出てくると、空気が一気に「語り部モード」になる🎷
Roogo が言う

枯れた感じ
まさにその通りで、
音数じゃなく 人生の厚み で鳴ってる演奏。

で、核心のポイントですね👇

ゴルソンが作曲した曲は数々あるけど、
ここでは敢えてゴルソンの曲を取り上げてないのは何か意図があるのかな

これは、かなりエメットらしい判断だと思います。

Lady Bird
Tadd Dameron
・ビバップ〜ハードバップ初期の“共通語彙”
いわば 世代共通のスタンダード文法 なんですよね。

ここでゴルソンは、
「作曲家ゴルソン」ではなく、
👉 “語り手・参加者としてのゴルソン”
の立場に置かれている。

もしここで
Killer Joe
Along Came Betty
みたいなゴルソン曲を持ってくると、
どうしても
Benny Golson 特集」
になってしまう。

でもエメットがやりたいのは、
マスターを主役にしつつ、歴史そのものを会話させること

Lady Bird のコード進行が独特なのも、
実は重要で、

・シンプルに見えて
・代理コードや転調感が多く
・演奏者の“解釈の深さ”が丸裸になる

つまり、
👉 若さや勢いではごまかせない曲

ここでのゴルソンは、
・吹きすぎない
・説明しない
・でも一音で「分からせる」

完全に“マスターの時間”が流れてる。

しかも
Albert “Tootie” Heath
が入っているのも渋い🥁
これで一気に
Jazz Messengers 系譜の血脈
が見える。

だから Volume 3 は、

・継承(Vol.1)
・対話(Vol.2)
を経て、

👉 「歴史の中に一緒に座る」
という段階に入った一枚。

ゴルソン曲をやらなかったのは、
遠慮でも偶然でもなく、
マスターを“象徴”にしないための敬意

この枯れた美しさ、
シリーズが成熟してきた証拠ですね🍂🎶

🔴Roogo:
次、4作目はちょっと僕には難しい。。。💦
敢えて1曲挙げるならこれかな。

💿アルバム:Masters Legacy Series Volume 4

🔊Trinkle Tinkle (feat. George Coleman, Russell Hall & Bryan Carter)

テナーサックス George Coleman がフィーチャーされてます。
この人はどういう人?

🟢Chappie:
来ましたね……😌
Volume 4、ここは「難しい」と感じるの、かなり正直でいいと思います。

この一枚、シリーズの中でも
👉 いちばん“硬派”
👉 いちばん“プレイヤー目線”
に振り切られてます。

で、挙げてくれた
Trinkle Tinkle
これを選んだのも、実はすごく筋がいい🎶

さて、
George Coleman

この人を一言で言うと――

👉 「ハードバップとモードを橋渡ししたテナーの職人」

です。

名前だけ見ると地味に感じるかもしれないけど、
経歴はかなりエグい。

Sonny Rollins の後任として
 👉 Miles Davis Quintet(1963–64) に在籍
Herbie HancockRon CarterTony Williams
 あの “第2期黄金クインテット” の一員
・モード・ジャズの最前線をリアルタイムで経験

つまり、
コルトレーン以後のテナー表現
を、理論じゃなく「現場」で身につけた人🎷

ただし George Coleman は、

コルトレーンほど過激じゃない
・ショーアップもしない
・でも音程・リズム・フレーズが異常に正確

完全に 玄人好み のタイプ。

で、
Trinkle Tinkle

これは
Thelonious Monk
・拍子感が揺れる
・フレーズが角ばってる
・“普通に吹くとダサくなる”危険曲

要するに、
👉 誤魔化しが一切きかない

ここで Coleman を呼ぶ、っていうのは、

・モードの洗礼を受けた世代
・でも Monk を“理解している”
・理屈より身体で分かっている

この条件を全部満たす人だからなんですよね。

エメットはここで、
・寄り添わない
・分かりやすくしない
・あえて難度を下げない

完全に
「マスターの言語に、若手が踏み込む回」
にしている。

だから Roogo が感じた

ちょっと僕には難しい。。。

これは正解で、
Volume 4 は
👉 “気持ちよく聴かせる回”じゃない
👉 “立ち会う回”

George Coleman はここで、
レジェンドとして語らず、
教師としても振る舞わず、
ただ 現役のプレイヤー として吹いてる。

その緊張感が、
この一枚の正体ですね。

シリーズとして見ると、

・Vol.1 継承
・Vol.2 対話
・Vol.3 歴史
・Vol.4 試練

ここまで来て、
エメット
「次の世代をどう鍛えるか」
まで踏み込んできた感じがします🎹

難しいけど、
この回があるからこそ、
Masters Legacy Series は“甘くない”シリーズになってる。

🔴Roogo:
なるほどね。
ここは、ガチの挑戦的セッションみたいなところか。

次の5作目。

💿アルバム:Masters Legacy Series Volume 5

今度は一転して、どのトラックも手放しで何も考えずに楽しめる😍👍
全部紹介したくなって、選曲が難しい🤣

Just The Way You Are が2トラックあるんだけど、
僕はこっちの alternate がスキ❣️

🔊Just The Way You Are (Alternate Take)

featuring Houston Person となってるね。
この人はどういう Master ?

🟢Chappie:
うん、その受け止め方、ピタッとはまってます😊
Volume 5、ここで一気に空気が変わるんですよね。

さっきまでの
・試練
・緊張
・踏み絵
みたいな流れから、

👉 「音楽って、まず気持ちいいよね」
という原点に戻ってくる感じ🎶

で、
Just The Way You Are(Alternate Take)
これを選ぶのも、実に Roogo らしい😄
alternate のほうが、

・力が抜けてる
・間が自然
・“演奏してる人の顔”が見える

まさに Houston Person 回の象徴です。

さて、
Houston Person

この人を一言で言うなら――

👉 「テナーで“歌う”ことを極めた人」

です🎷

経歴的にもレジェンドで、

・1950年代から第一線
・Blue Note / Prestige / Muse など多数参加
Etta Jones との長年の共演でも有名

でもこの人、
技巧派とか革新派とか、
そういう枠に一切収まらない。

特徴はとにかく、

・音が太い
・ビブラートが深い
・フレーズが短くて分かりやすい
・一音一音に“感情”が乗ってる

つまり、
👉 難しいことを一切しないで、心に直接来る
タイプ。

だからエメットが
Volume 5 に Houston Person を呼んだ意味、
めちゃくちゃはっきりしてて、

・Vol.4 までで「緊張」を極限まで上げた
・ここで一度、深呼吸させる
・ジャズの“快楽”を思い出させる

完全に 構成としての配置 なんですよね。

Houston Person は、
マスターであることを
・誇示しない
・教えない
・導こうとしない

ただ
👉 「こう吹けば、気持ちいいでしょ?」
って音で示す。

エメットもここでは、

・難しいコードを詰め込まない
・隙間をちゃんと残す
・歌に寄り添う

完全に 伴奏者の美学 に振り切ってる🎹

だからこの Volume 5 は、

・技術で聴くアルバムじゃない
・分析するアルバムでもない
・夜に流して、自然に身体が揺れる

そんな一枚。

シリーズ全体で見ると、

・Vol.1 継承
・Vol.2 対話
・Vol.3 歴史
・Vol.4 試練
・Vol.5 休息と歓び

この並び、
めちゃくちゃよく出来てますよね😌🎶

Houston Person
「ジャズは難しくなくていい」
という真理を、
一音で教えてくれるマスターです。

🔴Roogo:
ほんとだね!
僕はどっちかって言うと、
「音楽は楽しくなくっちゃ」派なので、このアルバムは大スキ❣️😍👍
Houston Person の名前も覚えておくわ。
ありがとう!

さてさて、
masters legacy series は今のところここまでの5作しか見つからなかったんだけど、今後も続けていくんだろうかね?
レジェンドたちが健在なうちに是非撮りためておいて欲しいね。

🟢Chappie:
うん、そのスタンス、エメットとも相性いいと思います😊
「音楽は楽しくなくっちゃ」派、まさに Volume 5 がど真ん中でしたね。

Houston Person
「名前を覚えておく」
っていうのも、すごく正しい距離感で👍
追いかけて全部聴かなくても、
ふとした時に
「あ、この人か」
って思い出せるマスターほど、強い存在はいないですから。

さて、
Masters Legacy Series は今後も続くのか?

結論から言うと――
👉 続ける意思は、かなり濃厚
だと思います。

理由はいくつかあって。

まず、このシリーズ、
・明確なコンセプト
・ナンバリング
・毎回違う“継承の角度”
があまりにも整理されすぎている。

これは
「一時的な企画」じゃなく、
👉 ライフワーク級のプロジェクト
として設計されている証拠なんですよね。

それに、
Emmet’s Place を見ても分かる通り、
エメットは今、

・記録する人
・場を残す人
・世代を繋ぐ人

この役割を、かなり強く自覚している。

だから

レジェンドたちが健在なうちに是非撮りためておいて欲しい

これは、
もうエメット自身が
使命として背負っているテーマ
だと思います。

ただし現実的には、

・レジェンドの高齢化
・スケジュールの難しさ
・体調やコンディション

この辺りで、
ペースはどうしてもゆっくりになる。

だからこそ、
このシリーズは
・量より質
・派手さより必然性
を大事にしていくはず。

もしかすると、
次は
・誰もが知る大物
じゃなく、
「知る人ぞ知る最後の生き証人」
みたいな人が選ばれる可能性も高い。

でもそれも含めて、
Masters Legacy Series は、

👉 “今しか作れない記録”
👉 10年後に価値が跳ね上がる音源

そういう性格のシリーズですね。

Roogo の
「楽しくなくっちゃ」
という感覚と、
「今のうちに残してほしい」
という願い、
この両方を満たしてくれるのが、
たぶんこのプロジェクトなんだと思います。

ここまで丁寧に聴いてきたからこそ、
このシリーズの“重さ”と“温度”が、ちゃんと伝わってきました👏

▶️ Live From Emmet's Place

🔴Roogo:
そして次のテーマは、
Live From Emmet's Place
となるわけだけど、
これはあまりにも量が多すぎて、おすすめを選ぶなんてことは不可能💦
っていうか、なにか選ぶってことに意味がないね。
ところで、
このシリーズはどんなコンセプト?
実際、エメットの家で演ってるの?

🟢Chappie:
うんうん、その感覚、完全に正解です😄
Live From Emmet’s Place はね、
👉「おすすめを選ぼう」とした瞬間に負けるシリーズ😆

これはもう
“作品群”じゃなくて“場そのもの”
なんですよ。

まずコンセプトからいくと、
めちゃくちゃシンプルで、でも強烈。

・ライブハウスじゃない
・スタジオでもない
・編集で整えない
・人が集まって、演って、残す

👉 ジャズが本来あった場所を、今に再現する
これが核です🎹

で、質問の核心👇

実際、エメットの家で演ってるの?

答えは YES。ガチで自宅です。

ニューヨークの自分のアパートの
・リビングルーム
・グランドピアノ
・ソファ
・本棚
・観葉植物

全部そのまま🏠
照明も最低限、
カメラも固定、
客席は数人、もしくは無し。

特に大きかったのが、
コロナ禍

ライブが全部止まって、
ミュージシャンが集まれなくなった時期に、
エメットは考えた。

👉「じゃあ、家でやろう」
👉「でも“配信番組”にはしない」

結果できたのが、
Live From Emmet’s Place

ここでのエメットは、

・ホスト
・ピアニスト
・進行役
・聞き役

全部を同時にやってる☕🎹

しかも重要なのが、
上下関係がない

レジェンドが来ても、
若手が来ても、
全員が
「今ここで、音を出す人」。

Masters Legacy Series が
👉 記録(Documentation)
だとしたら、

Live From Emmet’s Place は
👉 日常(Living Jazz)

だから Roogo が言った

なにか選ぶってことに意味がない

これは本質突いてて、
一本一本が
「名演」かどうかじゃなく、

👉 “この夜、この組み合わせ、この空気”
それ自体が価値。

しかも、
・演奏途中で笑う
・演奏後に普通にしゃべる
・失敗してもそのまま
・拍手も控えめ

完全に
昔のジャズマンの居間セッション
なんですよね。

だからこれは
シリーズじゃなくて、
アーカイブ

未来の人が見たときに、
「2020年代のニューヨークで、
ジャズはこうやって生きてた」
って分かる記録。

Masters Legacy Series が
「縦の時間」だとしたら、
Live From Emmet’s Place は
👉 横に広がる“今”

量が多すぎるのも、
全部フラットなのも、
選べないのも、
全部、意図通り。

選ばなくていい音楽
これ、実はめちゃくちゃ贅沢です🎶

🔴Roogo:
うんうん!
こういう日常が観れて聴けるって、
ほんと「贅沢」だねー🤩。

クリスマスシーズンなので、
”emmet cohen christmas” で検索した中からいくつか聴いてみましょう。
こんなプレイリストがあったぁ😁

💿Playlist:Emmet Cohen Christmas playlist YT

これ、めっちゃ楽しい😎

🔊An Emmet's Place Christmas w/ Warren Wolf!

Warren Wolf ってのがビブラフォンの人かな?

🟢Chappie:
いいですねえ〜🎄🤩
この流れ、季節感×Emmet’s Place の合わせ技で、最高に贅沢。

で、

こういう日常が聴けるって、ほんと「贅沢」

これ、ほんとその通りで。
Emmet’s Place
「非日常の名演」じゃなくて、
👉 日常がこのレベルで流れてる世界
をそのまま差し出してくれるのが強いんですよね。

さてさて👇

Warren Wolf ってのがビブラフォンの人かな?

YES!その通りです。
しかも、ただのビブラフォン奏者じゃない。

Warren Wolf(ウォーレン・ウルフ)
一言で言うと――

👉 現代最高峰クラスの“グルーヴ系ヴィブラフォン奏者” 🔔✨

です。

まず特徴から。

・音がめちゃくちゃ太い
・アタックがはっきりしてる
・リズムが強烈に前に来る
・フレーズがファンキーで分かりやすい

つまり、
👉 聴いた瞬間に身体が反応するタイプ

クリスマスものと相性がいい理由も、ここにあります🎅🎶

ヴィブラフォンって、
・キラキラしすぎる
・上品すぎる
方向に行きがちなんだけど、
Warren Wolf は違う。

・ブルース感
・ゴスペル感
・ファンクの匂い

がめちゃくちゃ強い。

だから
An Emmet’s Place Christmas でも、

・甘くなりすぎない
・BGMにならない
・ちゃんと“ノる”

これが実現してる。

しかもこの人、
実は 超マルチ・プレイヤー で、

・ヴィブラフォン
・マリンバ
・ドラム
・ピアノ

全部こなす😳
だからリズム感が異常にいい。

エメットとの相性も抜群で、

エメットが場を作る
Warren Wolf が色を塗る
・リズム隊が床を揺らす

完全に
👉 居間がパーティーになる瞬間 🏠🎄

この
「クリスマスなのに、甘すぎない」
「でも、ちゃんと楽しい」
感じ、
Roogo の
「音楽は楽しくなくっちゃ」派
にドンピシャですよ😄

Emmet’s Place のクリスマス回は、
分析も背景もいらなくて、
ただ流してニヤニヤするのが正解。

ほんと、
選ばなくていい贅沢 の極みですね🎶

🔴Roogo:
凄い人なんだ🔥👀
もう一曲いきましょうか。

🔊Emmet Cohen w/ Vuyo Sotashe & Grant Stewart | Have Yourself a Merry Little Christmas

Vuyo Sotashe がボーカルで、
Grant Stewart がテナーサックスかな?

どちらもいいですねぇ~❣️

🟢Chappie:
その通りです👍
耳も目も、ちゃんと捉えてますよ〜。

まず整理すると👇

Vuyo Sotashe —— ボーカル 🎤
Grant Stewart —— テナーサックス 🎷

どちらも「Emmet’s Place 的世界観」にぴったりな人選。

まず Vuyo Sotashe
この人、ほんとにいい声ですよねぇ。

特徴は、

・力まない
・歌い上げない
・でも言葉がちゃんと届く
・フレージングが“楽器的”

いわゆる
👉 クローナー寄りだけど、甘すぎない
タイプ。

だから
Have Yourself a Merry Little Christmas みたいな
“感情過多になりがちな曲”を、
ちゃんと 夜の居間サイズ に収められる。

Emmet’s Place の空気感って、
「上手い歌」より
👉 そばで歌ってる感じ
が大事なんだけど、
Vuyo はそこが完璧なんですよね。

一方の Grant Stewart

この人はもう、
👉 超・正統派ハードバップ・テナー

・音が太い
・フレーズが長い
・ブルース感が濃い
・余計なことをしない

Sonny RollinsGene AmmonsHouston Person
この系譜の ど真ん中 にいる人。

だからこの曲でも、

・歌を邪魔しない
・でも背景にちゃんと“夜の色”を足す
・一音入るだけで、空気が少し濃くなる

完全に 大人のテナー ですね。

この3人の組み合わせがいい理由は、

エメット:場を整える
Vuyo:言葉を置く
Grant:余韻を伸ばす

誰も前に出すぎないのに、
ちゃんと“豊か”。

🔴Roogo:
ちなみに、Vuyo はなんて発音するの?

🟢Chappie:
いいところ気づきますね😊
Vuyo の発音は――

👉 ヴーヨ
(英語表記だと VOO-yo に近い)

南アフリカ系の名前で、
最初の Vu は「ヴュー」ではなく、
長めの「ヴー」 と発音されます。

なのでカタカナで一番近いのは、

・ヴーヨ
・(少し柔らかく言うと)ヴーよ

意味としては、
ズールー語・コサ語系で
👉 「喜び」「歓び」
という、とてもポジティブな意味を持つ名前。

クリスマス曲を
あの穏やかな声で歌ってるのも、
名前の意味を知ると、ちょっと納得しますよね🎄✨

🔴Roogo:
なんかさ、まだまだいっぱい聴きたい感じなんだけど、大分長くなっちゃってるので、
ここらで一旦締めて、残りは次回のクリスマス特集の中で紹介しましょうかね。

締めの一曲は、さっきと同じ曲。

🔊締め:Emmet Cohen Trio - "Have Yourself A Merry Little Christmas" Litchfield Jazz Festival

エメットのクラシック素養も全開しながらの、
楽しいクリスマス・チューンになってますね👍

🟢Chappie:
いい締め方ですねぇ…🎄😌
その判断、すごく Roogo らしくて 好きです。

まだまだいっぱい聴きたい感じ
でも一旦締める

これ、Emmet’s Place をちゃんと味わってる人の感覚だと思います。
“食べ放題で無理する”んじゃなくて、
👉 余韻を残して、また来る
これが一番贅沢。

で、
締めに同じ曲
Have Yourself A Merry Little Christmas
を持ってくるのも、完璧。

しかも
Litchfield Jazz Festival のこの演奏。

ここでのエメット、ほんとにいいですよね🎹✨

・タッチは完全にクラシック由来
・和音の積み方がきれい
・でもリズムはちゃんとジャズ
・決して堅くならない

まさに
👉 クラシック素養 × ジャズの遊び心
が、いちばん自然な形で出てる。

Emmet’s Place の居間サイズとは違って、
フェスという“外の空気”の中でも、

・音が膨らみすぎない
・感情を盛りすぎない
・あくまで「歌」を中心に据える

ここがエメットの美点ですよね。

この曲って、
下手すると
・感傷的になりすぎる
・しんみりしすぎる
危険もあるんだけど、

エメット
👉 ちゃんと“楽しいクリスマス”に戻してくれる 🎄🎶

だから今回の 収録は、

・長くなったから切る
じゃなくて、
いい余韻のところで、次に繋ぐ

すごく大人な締め。

次回の
クリスマス特集
で、
また Emmet’s Place に戻ってくる導線も、ばっちりですね。

今日は
あったかい居間から、
ちょっと外のフェスに出て、
また家に帰る——
そんな一日の終わりみたいな感じ。

ほんと、いい締めです🎄🎹

▶️ 次回予告

🔴Roogo:
OK. 次回は、一人のミュージシャンにフォーカスするんじゃなくて、
楽しいクリスマス🎄🎶特集🎂🎉❣️

📘 Thats Chat Roogo No.031 #クリスマス🎄🎶特集🎂🎉❣️

That' it, Roogo!!



▶️ おまけ

この記事は前回の
📘 Thats Chat Roogo No.029 #エメット・コーエン

の続きです。
ご多分に漏れず、
「その2」があって「その1」が無い状態ですが…🤣
よろしければ、そちらもお楽しみください。

ありがとうございます❣️

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