「go to school」はなぜ無冠詞(aやthe なし)なのですか?
Q:数えられる名詞には「a/an」や「the」をつけるように教わりました。「school」は一校・二校と数えるものだと思いますが、「学校に行く」は「go to school」と何もつけない無冠詞となっています。これはなぜなのでしょうか?
お答えします。結論から申し上げますと、「go to school」の「school」は「学校」という形のある施設を指しているのではなく、「勉強」のような抽象的な概念を指しています。
抽象的な概念には形がないため、「information」や「advice」などと同じく数えられない名詞の扱いとなり、無冠詞で使用しているのです。
以下のように押さえておきましょう。
無冠詞: その施設の本来の目的を表す
(例:school ⇒ 勉強・学問)
冠詞あり: その場所自体を指す
(例:the school ⇒ 学校)
どんな名詞でも該当するわけではなく、習慣的に訪れるような場所を表す名詞にこのルールが適用されることが多いです。

それでは、さまざまな例を見ていきましょう。
以下の英文が本当に意味していることは何でしょうか?
I go to church. 私は「教会(?)」へ行く。
もちろん「私は教会に行く」で全く問題ないですが、無冠詞となっているのでその施設の本来の目的で考えます。
すると「礼拝」ですから、この文の意図は「私は礼拝に行く」というのが自然です。
I go to hospital. 私は「病院(?)」へ行く。
「病院へ行く」「通院する」というのも自然な訳出です。
ただ、無冠詞であるため、より良い解釈としては「私は治療を受けに行く」とするのが良いでしょう。
She went to the hospital. 彼女は「病院(?)」へ行った。
こちらは過去形ですが、「彼女は病院へ行った」という訳出になるでしょう。
大きな問題はないのですが、訳出ができていることと正しく解釈できているかは微妙に異なります。
今回は冠詞(the)がついていますから、その場所の本来の目的ではなく、その場所自体を指す名詞となります。
つまり、病院の本来の目的である「治療」以外の目的で病院に行った、例えば「入院中の知り合いを見舞いに行った」といった解釈が考えられるでしょう。
というわけで、「無冠詞の名詞」について解説しました。noteをご覧の皆さんも、ぜひご質問をお寄せください。

