初めての講座、ワークショップを開催する人へ
やって終わり”にしない、初開催の設計図
—うまくいく人が最初に決めている「目的」と「裏目的」の話—
アロマセラピストさんなら、マルシェやイベントでアロマクラフトのワークショップをする機会があったり、所属している団体から講座を頼まれたり。
アロマ以外の方でも、「これから講座やワークショップをやっていきたい」と思っている方は多いと思います。
でも、初めてって、だいたい不安がセットですよね。
何を話せばいいの?
どれくらい時間がかかる?
資料は必要?材料は?
参加者さんが静かだったらどうしよう…
その気持ち、すごくよくわかります。
だからこそ今日は、「内容の作り方」よりも先に、絶対に外してほしくない“土台”の話をします。
結論から言うと、イベントや講座が決まったら最初にやることは 「目的を決めること」 です。
1. 目的を決める前に、主催の「趣旨」を確認する
もしイベントに主催者がいるなら、必ず確認してほしいことがあります。
それは、そのイベントの 趣旨 です。
「このイベントは、どんな世界観で開催されるのか」
「参加者さんは、どんな体験をしに来るのか」
たとえば主催者が「今回はエシカルなマルシェにしたい」と考えているなら、ワークショップの内容だけじゃなく、ラッピングや資材も“それに沿っているか”が見られる可能性があります。
こういう大枠を知らずに準備を始めてしまうと、後から方向転換が起きて、余計に大変になります。
講座を依頼された場合も同じです。
依頼してくれた人に、「何を期待して声をかけてくれたのか」を丁寧に聞いておきましょう。
ここを押さえておくと、迷いが減ります。
逆に言うと、ここが曖昧なままだと、準備がふわっとしてしまうんですね。
2. 参加者の「属性」と「求めているもの」を想像する
次に大切なのが、来る人の属性。
年齢層、雰囲気、好み、そして「何を得たいと思っているか」。
若い方が多いのか、年配の方が多いのか
高級感が好きな層なのか、親しみやすさが好きなのか
“学び”が目的なのか、“体験”が目的なのか
主催者に聞けるなら、聞けるところまで聞いてください。
もし自分主催でやるなら、ここは想像力が必要です。
「来てくださった方に、何を持ち帰ってほしいか?」
この問いが、あなたの講座やワークショップの軸になります。
3. 目的は1つに絞る。これがブレないコツ
目的は、いろいろあっていいです。
売上を作りたい
自分を知ってほしい
自分のサービスを広めたい
人とつながりたい
全部間違いじゃない。
でも、今日の目的は1個に絞ってください。
なぜなら、目的が1つ決まっていると、終わったあとに自分が納得できるからです。
たとえば目的が「売上」なら、売上が出たかどうかで評価できます。
目的が「認知」なら、売上が少なくても「知ってもらえた」ことが成果になります。
ここが曖昧だと、終わったあとに
「思ったより売れなかった…」
「私、何のためにやったんだろう…」
と落ち込みやすい。
初めての開催ほど、目的を明確にすることが、心を守ってくれます。
4. さらに重要。「裏目的」を決める
次に決めるのが、今日の本題。
裏目的 です。
裏目的というのは、
「この企画を、次に何につなげるか」
ということ。
イベントやワークショップは、当日で終わらせない方がいい。
せっかく出会った人と、そこで関係が切れてしまうのはもったいないんですね。
例えば、
後日サロンに来てもらう
次の講座や連続講座に参加してもらう
公式LINEに登録してもらう
体験メニューに誘導する
こういう “次の一手” を決めておく。
裏目的が決まっていないと、やって終わりになります。
頑張ったのに、次がない。
これが一番しんどいんです。
もし「つなげるサービスがない」という場合は、作ってください。
いきなり大きな商品じゃなくてもいい。
最初は LINE登録だけ でも十分です。
「この人と、またつながれる形を1つ用意する」
これは、講座やワークショップを“資産”に変えるために必須です。
5. 内容は「裏目的」から逆算すると決まる
裏目的が決まると、内容の作り方が変わります。
たとえば、アロマセラピストで「バスボム作りが得意」だから、バスボムのワークショップをする。
これは全然いい。お子さん連れにも喜ばれます。
でも、もし裏目的が「後日サロンに来てもらう」なら、どうでしょう。
バスボムよりも、
ハンドマッサージ、フット、香りを使った体験…
“施術の気持ちよさが伝わる形” の方が、次につながりやすい。
少し体感してもらって、
「全身受けたらどうなるんだろう」
と思ってもらえる方が自然です。
同じイベント出店でも、ゴールが違うと、正解のメニューが変わるんです。
6. 参加者の満足度を上げる鍵は「楽しさ」
ここからが、意外と見落とされがちな大事な話。
気軽に受けられるワークショップほど、参加者さんが一番求めているのは
「楽しかった」 です。
学びやお得感ももちろん大切。
でも、体験型の場で満足度を上げるのは、結局「楽しい」が強い。
そして、その「楽しい」を作るのに強いのが、
会話 なんです。
例えば、コスメカウンターでも、
ただメイクして買って帰るより、
店員さんと少し話が弾んだ方が満足感が上がりませんか?
ワークショップも同じです。
だから、主催側はつい “伝えること” を増やしたくなるけれど、
まずは参加者さんが話せるスイッチを用意してあげてほしい。
香りを嗅いで「どう感じました?」と聞く
「これ、何に似てると思います?」と聞く
「最近、眠りどうですか?」と聞く
小さな質問で十分です。
参加者さんが少し自己開示できると、「来てよかった」になります。
7. 受け身より、少しだけ“参加させた方”が満足度は上がる
講座だと「私がちゃんと話さないと」と思う方が多いんですが、
実は参加者さん同士のディスカッションや、意見を言う時間を増やした方が満足度が上がることが多いです。
人は、受け身だと楽だけど、記憶に残りにくい。
少し勇気を出して話したり、書いたり、発表したりすると、
「自分が関わった体験」になるから、残ります。
そして大事なのは、話してくれたことに対して
ちゃんと感謝して、肯定して、簡単でもフィードバックすること。
「あ、言ってよかった」
「受け止めてもらえた」
この感覚が、満足度を一気に上げます。
8. 準備の仕上げに、必ず1回リハーサルを
最後に、実務の話。
内容が固まったら、必ず1回リハーサルをしてみてください。
何分かかるか
どこで詰まりそうか
説明が足りない場所はないか
材料の動線はスムーズか
これはやってみないと、わかりません。
そして本番は、
誰よりも楽しむ くらいの気持ちで。
主催側が不安そうにしていると、参加者さんも緊張します。
主催側が楽しそうだと、それだけで場があたたかくなります。
初めての講座やワークショップは、緊張して当然です。
でも、
趣旨を確認する
参加者を想像する
目的を1つ決める
裏目的を決める
この順番で組み立てれば、ちゃんと形になります。
今年はぜひ、イベント出店や講座開催にもチャレンジしてみてください。
この内容が、あなたの一歩の背中を押せたら嬉しいです。

「セラピスト開業支援スクール」は、サロン開業したいセラピストのための開業専門オンラインスクールです。
https://www.instagram.com/therapist_startup_school
毎週土曜日のお昼12時にpodcast配信中♪
https://x.gd/RGpXF
youtubeでは月曜と木曜の20時にプレミア公開しています♬
https://youtube.com/playlist?list=PLYjOiMz0a1JwkEptmWmVANJcRpbVBuVwD&si=noad2kyEbj7MR4e5
ご意見、ご感想は番組公式LINEからお送りください
https://lin.ee/4WNJl1p
校長ちこりんのInstagram
https://instagram.com/chikoto.love
note編集担当なおりんのInstagram
https://instagram.com/naorin_design
