[ラジオの時代]「ポケットに入らなかったポケッタブル」(1120文字)

 豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だったころ、琵琶湖の南に金目教という 怪しい宗教が流行っていた‥‥って、それ『仮面の忍者赤影』のOPナレーションですやんヾ(≧▽≦)ノ彡☆。

 もとい、ソニーがまだ東京通信工業株式会社だったころ、世界最小のトランジスタラジオより更に小さいトランジスタラジオの開発に取り組んでいた‥‥。

 1957年(昭和32年)。ソニー(当時は東京通信工業株式会社)は、世界最小のトランジスタラジオを開発し、TR-63型として発売しました。

 それまで世界最小はリージェンシー社のTR1型のラジオで、そのサイズは127X76X33ミリでした。

 対するTR-63型は112X71X32ミリと一回り小さいものでした。やったね。

さて、ここからはフィクションです。

*    *    *   *

「今まで作ったラジオはポータブルと呼んでたが、このラジオはポータブルと呼ばず、小さくなったことを強調する新たなキャッチフレーズを考えようじゃないか (◎_◎) 」

「アメリカでは、ポケットに入るような小さなラジオは『ポケットラジオ』と呼ばれてますが(・ __・) 」

「ふむ‥‥。じゃあ、『ポケッタブルラジオ』で どう?(◎_◎) 」

「え、ポケッタブル?そんな英語ありましたっけ?(・ __・) 」

「ないよ。今、思いついて作った造語だから。ポケットにはいるラジオだからポケッタブルラジオ。いい名前だね! (◎_◎) 」

「え~(・ __・;) 。でも、ひとつ問題が‥‥(・ __・) 」

「問題?なにが? (◎_◎) 」

「このラジオ、世界最小ですが‥‥Yシャツのポケットに入るほど小さくありません。若干ポケットよりも大きくて (・ __・) 」

「え?ホントだ。う~ん、こうして無理やり押し込んで‥‥ (◎_◎) 」

「あの、ボクのYシャツのポケットに、ラジオを無理やり押し込むのやめてくれません? (・ __・) 」

「無理か‥‥。よし、それなら、Yシャツのポケットを少し大きくしたらいいじゃないか。さっそくセールスマン用に、普通より大きめのポケットをつけたオーダーメイドのYシャツを用意したまえ(◎_◎) 」

「え~ (・ __・;) 」

*    *    *   *

とまあ、こんなやりとりはなかったですが、ともあれソニー(当時は東京通信工業株式会社)のセールスマンは、TR-63型ラジオが入る少し大きいポケットをつけたYシャツを着て、ラジオがポケットに入るのを見せながら、TR-63型ラジオのセールスをするのでした‥‥。

昭和の時代ですね (⦿_⦿)。


■引用・参考資料

 〇ソニーグループポータル | Sony History 第7章 “ポケッタブル”は和製英語?

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