上手いデザインでは選ばれない。デザイナーが“思い出される瞬間”の話
どうも、中村です!
突然ですが、一日がっつり制作して、頭も目もパンパン。
「今日はちょっと自分にご褒美をあげたいな」と思って買うビール、
何を選びますか?
プレミアム・モルツ。
…と答えるデザイナー、結構いると思います。
同じように、夜遅くまでカンプを作って、「甘いもので脳を回復させたい…」
そんなとき、コンビニで無意識に手に取るアイス。
ハーゲンダッツ。
こんなことあると思います。
ブランドは「センス」ではなく「紐づき」
プレミアム・モルツも、ハーゲンダッツも、
「一番うまいから」「一番高いから」選ばれているわけじゃありません。
頑張った自分を肯定したい
今日はちゃんとやったと思いたい
少しだけ贅沢していい気分になりたい
その感情に、ブランドが紐づいているだけです。
レッドブルも同じ。
もう一踏ん張りしなきゃいけない
徹夜明けで集中力が切れそう
とにかく今すぐスイッチを入れたい
そんな「状態」に対して、
「レッドブルを飲む」という選択肢が条件反射で出てくる。
これがブランドです。
デザイナーに置き換えてみましょう
さて、ここからが本題。
デザイナーとしてのあなたは、
どんなニーズが生まれた瞬間に、思い出される存在でしょうか?
ロゴを作りたいとき
Webをリニューアルしたいとき
とりあえずデザインが必要なとき
……もしこのレベルでしか紐づいていないなら、
正直、誰でもいい枠に入っています。
それは「ブランド」ではなく「作業者」です。
「上手いデザイン」はニーズじゃない
多くのデザイナーがやりがちなのが、
デザインが上手い
引き出しが多い
トレンドを押さえている
これを自分の強みとして語ること。
でも、これは全部スペックです。
クライアントが本当に求めているのは、
方向性が分からなくて不安
言語化できないモヤモヤ
社内で説明できる“理由”
こういう感情や状態だったりします。
つまり、「デザインが欲しい」より前に、
「どうしたらいいか分からない」というニーズがある。
そこに名前が浮かぶかどうか。
逆に考えてみてください
もしあなたが、
「なんとなく依頼されるデザイナー」から抜け出したい
価格交渉で消耗したくない
指名で仕事が来る状態を作りたい
そう思っているなら、考えるべき問いはこれです。
「自分は、どんな状態のクライアントに思い出されたいか?」
たとえば、
社長が一人で事業の方向性に悩んでいるとき
言葉にならない違和感を感じているとき
デザイン以前に“考えを整理したい”とき
ここまで具体的になると、
あなたの言葉、提案、デザインの出し方は一気に変わります。
デザイナーのブランドは「使われる場面」で決まる
ロゴの上手さでも、UIの美しさでも、実績の数でもありません。
「あの状況なら、あの人だよね」と言われるかどうか。
それがデザイナーとしてのブランドのあり方の一つです。
どんなクライアントの
どんな感情のタイミングで
思い出される存在でしょうか?
そこが定まった瞬間、デザインの説得力も、価格の納得感も、
仕事の楽しさも、確実に変わります。
ブランディングは難しい話じゃありません。
むしろ、デザイナーだからこそ、一番面白い領域です。
それでは、また!
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!