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ぬいぐるみを、ただ捨てられない国

京都府南丹市に、役目を終えたぬいぐるみに感謝を伝え、供養もできる「ぬいぐるみ神社」が創建されました。

日本人には、心から大切にしたものを、雑に捨てられない感覚があります。子どもの頃から持っていたもの、つらい時期にそばにいてくれたもの。そうした「ぬいぐるみ」は、もはや単なるモノではありません。だからこそ、感謝の気持ちを持って、きちんとお別れをする「ぬいぐるみ神社」という場所が求められるのだと思います。

考えてみれば、日本人はこれまでも、山、川、岩、商売、戦没者、偉人など、さまざまなものを神社で祀ってきました。そこに「ぬいぐるみ」が加わっても、なんら不思議ではありません。

使い終えたものをただ捨てるのではなく、感謝し、区切りをつけて手放す。そこに、日本社会のやさしさと奥深さがあるのだと思います。

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