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世界一の美食の街、サンセバスチャン。「食」で世界が繋がる奇跡の場所。

#サンセバスチャン #美食の街 #福岡立ち飲み文化

「世界で一番、美味しい街はどこか?」 そう聞かれたら、私は迷わずスペインのサンセバスチャン(ドノスティア)と答えます。と言ってもそんなに色々行ったことはないんですけど・・・すごくおすすめなんです。

私はこれまでに2度、この街を訪れました。1度目はひたすらはしご酒(バル巡り)とカフェ巡りに没頭し、2度目はミシュラン三ツ星の「アルサック」から、日本代表・久保建英選手が所属するレアル・ソシエダの試合観戦まで。

そこで目にしたのは、単なる「美味しい料理」ではありません。世界中から集まった人々が、食を通じて笑い、語り合い、人生を謳歌する「究極の幸福風景」でした。



丘からサンセバスチャンを一望

1. なぜ、この街は「世界一」になれたのか?

人口わずか18万人ほどの小さな街に、ミシュラン星付きレストランが多数(15〜20軒前後)ひしめく高い星密度と、バルで提供される「ピンチョス」のレベルの高さ、そして新鮮な地元の食材を活かした食文化の多様性にあります。なぜこれほどまでに美食が凝縮されたのか。その理由は、この街独自の「オープンソースな文化」にあります。

サンセバスチャンには「美食倶楽部」という伝統的なコミュニティがあり、そこではシェフたちがレシピを独占せず、互いに教え合い、高め合ってきました。「秘伝の味」を隠すのではなく、共有して街全体のレベルを上げる。 この高い視座があったからこそ、街全体が世界一のクオリティにまで登り詰め、世界中から人を惹きつける街になったのです。

2. 巡らなきゃ損。私の心に刻まれた「至福の名店」

サンセバスチャンの旧市街には、一軒一軒に「これだけは外せない」というシグネチャーメニューがあります。私が体験した、忘れられない4軒を紹介します。

  • La Viña(ラ・ヴィーニャ): 今や世界中で愛される「バスクチーズケーキ」の発祥の地。ここ数年で市民権を得た、バスクチーズケーキ好きなら絶対訪れたい場所。焼き立ての香ばしさと、とろけるような食感。これを地元の微発泡ワイン「チャコリ」で流し込むのが、この街の正解です。

  • BAR NESTOR(バー・ネストル): 1日2回、決まった時間にしか焼き上がらない「伝説のトルティージャ(スペイン風オムレツ)」は、並んででも食べる価値あり。豪快に焼き上げる塊肉(チュレタ)の旨さも圧巻です。他にもフレッシュな野菜の小皿料理もめちゃくちゃおすすめだし、店主のパフォーマンスも最高。トルティージャ食べるなら予約必須。

  • La Cuchara de San Telmo(ラ・クチャラ・デ・サン・テルモ): 注文を受けてから作る「プランチャ(鉄板焼き)」の聖地。濃厚なフォアグラやプリプリのタコなど、立ち飲みとは思えない洗練された料理に圧倒されます。バスク料理は本当に素材を生かした料理が美味しい。ここも外せないお店。

  • Bar Sport(バー・スポーツ): 活気あふれる店内で誰もがオーダーするのが「うにのピンチョス」。濃厚な海の幸を頬張り、隣の人と肩を寄せ合って飲む。この距離感が、最高に心地よいのです。


3. サッカー、アート、そして「混ざり合う」楽しさ

今のサンセバスチャンは、サッカー好きにとってもパラダイスです。スタジアムで久保選手のプレーに熱狂し、その足で旧市街のバルへ繰り出す。久保選手のユニフォームを着てバルに繰り出せば、もう最高な夜は間違いなし。
私が観戦した試合で久保くんがゴール決めちゃって、その日のバル巡りはタケコールが鳴り止みませんでした。

また、お隣のビルバオまで足を伸ばせば、現代アートの聖地、世界的建築家のフランクゲーリーが設計のグッゲンハイム美術館もあり、食・スポーツ・アートが驚くほど高いレベルで融合しています。他のヨーロッパ諸国に比べ、バルは比較的安価で楽しめるのも大きな魅力です。


グッゲンハイム美術館

何より素晴らしいのは、地元の人も観光客も入り乱れて楽しんでいる風景です。言葉が通じなくても、美味しい一皿を囲めば誰もがフラットになれる。この「境界線のなさ」こそが、私が福岡で実現したい理想の形です。



私の夢。20年後の福岡を、アジアのサンセバスチャンに。

私がサンセバスチャンを訪れたのは、単なる旅行ではありませんでした。それは「福岡の未来への出会い」でした。

10年後か、20年後か。 世界中から人々が「福岡の食」を目的に集まり、その中心に「立ち飲み」がある。地元の常連客と、初めて福岡を訪れたバックパッカーがカウンターで乾杯し、お互いのおすすめの店を教え合っている。

サンセバスチャンが「美食倶楽部」を通じて街を盛り上げたように、私も「タチノミスト」や自社の店を通じて、福岡を世界一の美食の街に押し上げたい。あの街で感じた「食を通じた幸福感」を、福岡の路地裏から作っていく。

私の挑戦は、まだまだこれからです。
20年後一緒に文化を作ったみんなと楽しいお酒が飲める日を信じて日々精進


落水 研仁(株式会社Thinkingfor 代表 / 福岡を世界の美食の街にしたい男)


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