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教材研究の時間③|「国語教師って損⁉話し方はどうかな」【授業】【指導案】

 もうすぐ4月という今日この頃。今回は、これから教壇に立つ方に向けて文章を書いてみようと思います。もちろん、お子さんのいるご家庭や、今の国語はどんなことを学ぶのかと興味のある大人の方も、教員の裏話だと思って読んでください。

国語教師の難しさ 英語教師はカッケェなぁ。

これから教鞭を執り、担任や授業を行っていく上で大切なのは、生徒からリスペクトしてもらうことです。私たちだって、すごいなぁ、この人の言うことなら間違いないだろうなぁ、と思うようなリスペクトのある相手の話こそ聞く耳をもてます。
 さて、冒頭に「生徒からのリスペクト」が大事だと書きましたが、実際にどうすればそれが得られるのでしょうか。ズバリ、生徒に「先生すげえ。」と思わせることが必要です。生徒たちは、一日の大半を授業で過ごします。”教員は授業で勝負”という言葉があるように、私たちにとっても授業は腕の見せ所なわけです。しかし、国語教師にはそんな見せ場はなかなかありません。例えば、英語教師はALTと流暢に話す姿を見て、生徒が「Excellent…!」となりますし、数学教師は難問をスラスラと解く姿がカッコいい。ガリレオみたい。体育・音楽・美術や技術の教師は、専門的な技能を見せることで、生徒は「先生すげえ。」となります。さて問題は国語教師。
 だって日本語なんてみんな話せるんだもん。紫式部でも連れてくれば少々話せるかもしれませんが、そんなこともできないし。第一、古典読めたからって何の役に立つの?と思っている生徒が大半です。
さて、我々国語教師はどうするか…。

国語教師は泥臭く いざ、音読練習!

 単刀直入に言います。我々がすべきは、音読の練習です。しかも、絶対に噛まないように。一見地味ですが、これは絶大な効果を発揮します。さらに、物語的文章の際に、感情を乗せて生徒に訴えかける魅力的な音読ができれば、「先生すげえ。」は確実にゲットできます
 今回取り扱っている教材は、東京書籍に掲載されている「話し方はどうかな」(川上裕之)という文章です。本文章では、人間の聞き取りやすい話し方について書かれています。例えば、天気予報で読まれるような聞き取りやすい速さは、「一分間に三百字」が基本といった内容です。
 授業で大事なのはここ。本文には次のような実際にアナウンサーが野球中継で話した実況が原稿として掲載されています。
(本分の引用)
 ピッチャー第六球を投げた。直球。打った。セカンド頭上。抜けた。右中間に飛ぶ。ワンバウンド。ヒット。三塁から一人ホームイン。二塁のランナー三塁へ。おっと、ボールは右中間を抜けた。ツーバウンド、スリーバウンド、ゴロになった。塀に当たって跳ね返った。二人目ホームイン。二点。一塁のランナーも三塁を回った。打ったランナー、二塁へ。ボールはライト、いや、センターが捕った。バックホーム、いい球だ。ランナー滑り込んだ。タッチ、タッチ、タッチアウト。この間に打ったランナーは三塁へ。二点、二点を挙げました。ツーアウトでランナー三塁!

 実際にアナウンサーは約260字ほどのこの原稿を18秒で実況したそうです。さぁ、私たちの練習の時間です。我々国語教師も、この260字の原稿を18秒で読めるように練習しましょう。令和の時代ですが、やっぱり泥臭い根性論。「すごい」と思わせる裏には、私たちも「すごい」準備が必要なはずです。我々の前向きな準備と努力が、ひいては生徒に伝わっていきます。

これからの国語教師の仲間たちへ

 今回扱った教材だけでなく、音読が国語教師の見せ場であることは間違いありません。今、初任として「どんな準備をしよう…」と悩んでいる皆さん、必要なことは、現場についてからいくらでも周りの先生が喜んで教えてくれます。気負わず心配せず、今の時間を教材との対話に時間にゆっくり割くといいですよ。みんなで頑張りましょうね(*‘∀‘)

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