GPIFは「第二の財布」になるのか——供給制約の時代に、年金を政策の道具にしないために ※日曜日の投稿

先の記事で、私は片山さつき財務相の「GPIF発言」を、成長投資に賛成する立場から批判した。あの時点では、口先介入という現象への違和感が出発点だった。だが、その後に続いた政府の動き——金融戦略へのオルタナティブ投資5%の明示、資産運用立国の旗の下での国内投資マネー拡大——を追ううちに、個別の論点が一本の糸で繋がることに気づいた。

その糸とは、「政府が、国民の年金という第二の財布を、政策目的のために使いたがっている」という構造である。今回はこの構造そのものを、財政の歴史と国際比較の中に置いて考えたい。

建設国債という王道があるのに

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