「ゴミ捨て場経由〜お家行き電車、まもなく〜発車致します。」
「のります!のりますっ!🙋」
まだ空け切らない朝の住宅街に、
威勢の良い声が、響き渡ります。(やめて😫)
👦「ピンポーンピンポーン、ガタンッ!」
勢いよく三輪車に乗り込んだかと思うと、
早速電車のドアの閉まるモノマネを披露して
下さるお客様。
「この電車は〜、ゴミ捨て場経由、お家行き
電車で〜ございますっ。🏠」
「多くのお客様にご利用頂けるよう、
中程まで〜お詰め下さいっ。」
👦「しゅっぱちゅ!しゅっぱちゅ!
三輪車郵便バイク電車、しゅっぱちゅ!」
お客様は何か奇怪な乗り物と勘違いされて
いるようですが、構わず出発致します。
「本日は〜三輪車郵便バイク電車にご乗車頂き、
まことに〜ありがとうございます。」
本日もお客様は、車窓からの眺めをお楽しみの
ようで、鳩の声や、ご近所の車、お散歩されて
いるワンちゃん等をご覧になっております。
💁♂️「次は〜、ゴミ捨て場〜ゴミ捨て場駅で〜
ございますっ。」
「ゴミ捨て作業を行いますので〜しばらく
お待ち下さい。」
お客様はご乗車頂いたまま、私の作業を
注意深く見守っているご様子。
「三輪車郵便バイク電車、発車致しま〜す。」
「次とまります駅は〜、お家〜おうt、
「…公園。公園行く😊」
「お客様、お時間と行き先には制約があり、
本日公園にいくこt
「公園に…………行くっ!😊」
すぅぅぅ、フゥゥーーー😮💨
「お客様、パジャマでのご来園ですと、虫に
刺される恐れもございm
「とーちゃん?公園…いこっ🥹?」
お客様は人の話を最後まで聞く気がないので
しょうか。
毎度かぶせ気味に遮られてしまいます。
「えー、ゴミ捨て場を出た後は〜、【公園】に〜
参ります。」
「これよりこの電車は〜【ご近所観光列車】に
変更致しますっ。」
運行の変更を余儀なくされましたが、
出勤や登園、朝の支度の時間も差し迫っており、
あまりゆっくりしていると、かーちゃんに
叱られます。
「次は〜にっこり公園、にっこり公園駅で〜
ございますっ。こちらの駅では3分停車
致します。滑り台をご利用のお客様は、
お急ぎください。」🚉
(↑近所の公園の滑り台が😄マークのため、
"にっこり公園"と呼んでいます)
お客様はいそいそと三輪車を降りられ、
蜘蛛の巣を警戒しながら滑り台を堪能して
おられるご様子。
しかし、無情にも響き渡る発車の合図。
「え〜、ブランコしーたーいー😫」
お客様も非常に残念がっておられるご様子。
「ご近所観光列車、終点のお家へ向けて、
出発致します。」
「尚、明日は、
【にっこり公園】経由、お家行きを予定して
おります。」
「ご乗車のお客様は、早起きをお願い致します」
👦「分かった!乗ってあげる!」
大変、上からのお返事を頂き、帰路を急ぎます。
「しゅうて〜ん、お家、お家で〜ございます。」
「お降りの際は、お忘れ物のないよう
お気をつけ下さい。」
👦「かーちゃーん!電車のってきたー!」
ドタドタドタドタ………
添乗員バージョンに飽きたのか、最近は
専ら電車バージョンになっています。
良ければ添乗員ver.もお読み下さい😊↓

