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【2017WINGS】BTS: Burn the Stage EP.3~4【ドキュメンタリー感想】


襲い来るセンシティブの嵐

アミヨロブン、覚悟はできておられますでしょうか!?
この回、バンタンコンテンツの中でもわりとトップクラスのセンシティブ案件なので、心身の調子のいい時に読まれることをお勧めします( ;∀;)

超有名なエピソードの詰め合わせ状態なので、ARMYは知っている方がほとんどかと思いますが、最近また新規参入者も増えているようなので補足しておきますと、こういう内容です。

  • 酸素マスクをつけ介抱されていたグク

  • ホビの脱退危機エピソード

  • ユンギの肩の怪我に関する告白

  • 落ち込みから抜け出せないジミンちゃん

  • 本番直前に衝突したテテジン

よくこんな破壊力のあるナーバスな案件をまとめて突っ込みましたね。
バンタンが「自分たちの全てを見せる」ってのはこういうことなんだよ!と巨大ハンマーで吹っ飛ばされた気分です( ゚Д゚)))コワイ

早速感想に入りましょう!
以下の文言はテンプレですので、もう知ってるという方は目次から「感想」までジャンプしてくださいね。

YouTube Premium限定配信「Burn the Stage」

同じ名前で映画とドキュメンタリーシリーズがあるんでちょっとややこしいですが、それぞれ別物です。
こっちが2018/03/29に公開(韓国基準)されたドキュメンタリー「Burn the Stage」で、今回見る方です。YouTube Premium専用で、全8話。

「Burn the Stage」は、BTS(防弾少年団)が開催した全公演ソールドアウトのワールドツアー「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III : THE WINGS TOUR」における300日間の旅路を追った作品です。
この作品は、メンバー同士、そして世界中のファンに向けた親密で個人的な描写となっています。彼らが共通の困難を乗り越えながら友情の勝利を祝い、一人前のアーティストへと成長し続ける過程における成長と努力を示しています。

再生リストの説明文より

WINGSツアー情報

Wingsツアーでは9カ月に渡り、11か国で40公演を行った(10~12月は追加公演)
当時のバンタンは全員20代に入ったところ

余談:字幕について

このドキュメンタリー、字幕の質がちょっと微妙です。一人称が「俺」なのは置いといて。
「そ」と「ぞ」、「か」と「が」を間違える、という特徴を見るに、韓国語母語話者が韓国語キーボードで日本語を打っているんじゃないかという気がします。
意味が分からない部分は他言語を参照しましたので、引用部分の台詞は日本語字幕そのままになっていないところがあります。

感想

EP.3 ほしいのは笑顔

状況的には2017/3/11~12のチリ・サンティアゴ公演から2017/3/19~20のブラジル・サンパウロ公演あたり。
ブラジルは2014のペンミツアー、2015の「The Red Bullet」ツアーで来たことがあります。

BTSが自分たちについて赤裸々に語ります。

目まぐるしい南米ツアーを続けるBTS。疲れていてもなお、互いの精神と肉体を支え合って乗り越えます。チリで見せたワイルドで爽快なパフォーマンスの後、こじんまりとしたChi’Maek(チキンとビール)パーティーでちょっと一息。
リラックスしたメンバーたちが思い出すのは、見習い時代やデビューしたばかりの頃のこと。互いの第一印象や、活動開始のときの気持ちを語ります。

動画概要より

チリ公演二日目、暑さと疲労から限界を迎え、酸素呼吸器をあてがわれているグク。白い顔をしてぐったりしています。
ズボンや靴下を脱がせて楽にしようとしても抵抗するので、「靴下はお前のプライドなのか?」って言われてます。どういうツッコミなのよw

メインボーカルであり、センターであり、多くのパートを担うグク。そんな替えのいない存在がいきなり欠ける可能性を前にして覚えた葛藤や混乱を、ナムさんが語ってくれています。
「僕もまだガキだから」って苦笑してるけど、それでもグクを気遣いながらメンバーにも声をかけている姿に、強い責任感を感じます。

テテとユンギがチリ公演を振り返り、「観客が楽しんでいるかは見ればわかる」「楽しんでもらえれば成功だ」と語っています。
ちなみに、テテが「ちょうどARMYで歌ったところなんだ」という謎の台詞を言っているので韓国語字幕を見たら、「ARMY 분들 보면서 노래 불렀던 것 같아요(ARMYの皆さんを見ながら歌いました)」でした。

ホテルでの自由時間中、作曲するラプラ。
浮かんだものを記録し、過去の自分と対話しながら作業するユンギ。慎重に未来の計画を立てるホビ。

RM「僕らは皆、人生で落ち込んで孤独な時がある。自分が作曲する理由も、この世の中が怖いから。悲しくて孤独。自分のそういう自分を軽減したい。正解なんかないけど、答えを探している時は幸せ。だからこれをやってるんだ」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.3「ほしいのは笑顔」)」より

ジン君はギターを弾いたり「ONE PIECE」を読んだりしてるそう。
ジミンちゃんは読書派。「寝なくていいなら何ていいんだろう」って言ってて、共感しかありませんでした……!
グクはちょうど『Begin』を歌っている期でもあり、自分自身について語ってます。

JK「メンバー達はいつも一緒にいます。自分が見たり感じたり学んだりすることは、大半が彼らから凄く影響を受けました。(中略)皆が一人ずつ僕を埋めていって、今の自分が出来上がったんだと思います。見方によっては、僕はヒョン達の性格のすべてが詰まった人格なのかもしれません。ヒョン達がパズルを合わせてくれたように思います。散らばっていた僕のパズルピースを」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.3「ほしいのは笑顔」)」より
2023年も同じこと言ってるの尊い


部屋ではドラムの練習をしたり、ゲーム(オーバーウォッチ2)をしたりしている様子が映ってます。テテが遊びに来てる( *´艸`)
テテはインタビューはないけど、リンゴの絵を描いたり、その横に英語で何か書いたりしてますね。歌詞かな?

グクは部屋で休ませて、チリ公演お疲れ様会。ジミンちゃんは相変わらずの飲み干しっぷりw

皆がグクの様子を案じ、ユンギはトイレで泣いたと打ち明けてます。
ナムテテが買い食いしに行ってマネヒョンに見つかりかけた話や、ユンギの豚が夢の中で宝くじの数字を教えてくれた話などに混じって、さりげなくユンギの『The Last』に出てくる事故の話が出ました。またヤバいものを見てしまった……( ゚Д゚)ギャー

ドキュメンタリー用に全部記録されてるし、ちょうどいい機会だったのかもしれませんが、相変わらずユンギの腹の割りっぷりは半端じゃないわ( ;∀;)
談笑していた周りのメンバーも、真顔になって耳を傾けています。

SG「(事務所は)知らない。言わなかったんだ。当時は、そんな話をしたらクビになるだろうと思って。
アルバイトをしていたら肩がこんな風になってしまって、正直もうこれ以上はやりたくないという話をしたんだ。その話の中で覚えているのは、『全部待ってあげるから、 もう一度だけやってみよう』と言ってくれたことだ。それをとてもよく覚えてる。
わかったと返事したら、会社が学費を出してくれた。 元々どうしようかと心配していたんだけど――僕の大学の学費のせいで、うちの家計が傾いてしまうから――その話をしたら、『なぜ言ってくれなかったんだ。 早く話してくれたらよかったのに』というようなことを言われたよ」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.3「ほしいのは笑顔」)」より

2012当時だと、イ・ヒョンさんは兵役へ行くわGLAMはデビューしたばかりでまだ海のものとも山のものともつかないわで、事務所は宿舎どうしようって思うくらい貧乏だった時代なのに、ユンギの未来に投資してくれてありがとう、という感謝が込み上げて前が見えません。

ナムさんがそれで歌詞に肩の話が出てくるのかと納得してたり、ジミンちゃんとホビが「僕らは辞めさせられそうだった」「いや僕は実際出て行ったよ」って話を始めたり、この回センシティブ案件の坩堝……!

しかしですね、これはちょっとクレームをつけたいところなのですが、この肝心なシーンの日本語字幕が間違ってるんじゃないかと思うんですよ。

ナムさんが「チョンホソクは必要だと言い張った」という話をしているシーンが、「ジョングク」と訳されてて、何でここでグクの話になったんや!ってめっちゃ混乱しました。
(英語と韓国語は大丈夫だったので、おかしいと思ったら別言語を参照してね)

しかも人称が全部「俺」「お前」だから、誰が誰に話してるかわかりにくいんですよね。頼む、課金したから直してくれ……!!( ;∀;)

JH「自分が出て行った時、ジョングクが泣いていたのを思い出す」
JM「ヒョンが行っちゃうって言ったから、 ジョングクと抱き合って泣いたじゃないですか、あの時」
RM「今だから言うけど、 僕が行って(会社を)説得したんだ。 チョン・ホソクは来なきゃいけないって」
JM「そうです、あの時ヒョンが何度も『チョン・ホソクは来なきゃいけない』って言ってましたよね」
RM「チョン・ホソクは来なきゃいけない、チョン・ホソクが来ないならダメだって、そうめちゃくちゃ説得したんだ」
JH「ああ、僕もメンバーを信じたから戻ってきたんだ、本当に」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.3「ほしいのは笑顔」)」より

皆を信じてたからって言うホビが既にほろ酔い顏になっていてたまりません。かわいいw

この顔ですわ(左端)

バンタンの思い出話は、寸劇や笑いを挟みながらとめどなく続きます。こういうの見てると、この人達本当に仲間が好きなんだなと思いますね。
何回も話すことで共通の思い出を強固にし、バンタンという物語を自分たちの中で育てて、それを更に楽曲に落とし込んでいくわけですから、ちょっとやそっとでは揺るがないレベルの強度だと思います。

恐縮ですが、ちょっと私の話を挟ませてください。
子どもに小さい頃の話をしてやっていて感じたのですが、
「あなたが生まれた時こんなことがあった」
「あなたはこういう子供で、お母さんはこう思っていた」
っていう話を何度もしていると、そのうち子供が自分の言葉でそれを語り出すんですよね。

「自分はこういう人間なのだ」という自覚を持つのに、過去の物語化は強い影響を与える気がします。
コントロールはしたくないけど、それがポジティブな力になるなら良いと思うので、私は寝物語によくそんな話をしました。いつか親が傍にいなくなっても、思い出せるように。

バンタンの思い出話にも、そういう力を感じます。意図的にやってるのかどうかはわかりませんが。
彼らの場合は作った楽曲を何度も歌い、体に浸み込ませ、更にそれをARMYと共有するわけですから、もう絆が広がってネットワークみたいになってるんじゃないかと思います。

ナムさんが、ARMYの事も知りたい、人間同士目を見て話がしたい、とこのドキュメンタリーで何度も述べているのを見ると、ARMYはバンタンという物語の一部なのだなと感じられ、自分の欠片がどこかで彼らと繋がっているような不思議な気分になります。

画面が切り替わって、2013年、デビュー前のバンタン。
わかる、わかるぞ。おまえはBANGTANTVの「BANGTAN LOG」再生リストで見られる奴だな!?

2017/3/17にメキシコでKconに出演し、そのまま飛行機でブラジルへ前日入りしたバンタン。空港は物凄い人だかりと歓声です。

ホテルで早速機材のセッティングを始めるバンタン。グクはゲーミングノートPCに見えますが、ラプラはスピーカーに鍵盤にマイクと繋ぐものが多くて大変そう。
全員が落ち着いてもまだ線が繋がらないナムさん。この編集わかってるwww

集まってご飯食べたり運動したり、ホテルでの時間の過ごし方が見られてすごく面白いです。ボンボヤ番外編みたいでいいなあ( *´艸`)

EP.4 ケンカ両成敗

状況的には2017/3/19~20のブラジル・サンパウロ公演から2017/3/23~24のアメリカ・ニューアーク公演あたり。
ニューアークの同じ会場に、前年のKconで来ています。

どうでもいいんですが、何でニューアークなのにニューヨークって表示されてるんだろうと思って調べたら、州は違うけど至近距離にありました。まあ、東京ディズニーランドも千葉にあるしね。

のしかかる期待により、開演直前にメンバー間で衝突してしまいます。果たして無事にコンサートを敢行できるのでしょうか?

BTSの南米ツアーもついに終盤。毎日ステージパフォーマンスの改善について議論を重ねるメンバーたち。しかし、ときどき互いの情熱がヒートアップしすぎることもあり、VとJinが互いのパフォーマンスについて激論を交わす一面も見られます。緊迫した空気がメンバーに与える影響は?
手遅れになる前に言い争いを収束し、BTSは再び団結することができるのでしょうか?

動画概要より

ナムさんの新曲が出たってホビが嬉しそうにしてます。クサズ尊い……!

リハーサルに抽選でファンを入れて3曲やる、っていう、サウチェの前身みたいな慣例があったんでしょうか。時々話に出てきますね。
(上がってる曲目に『Crow Tit』ってあったから何だろうと思ったら、『뱁새 / Silver Spoon』のことでした)

ホビが「お互いにフィードバックしような?」と声をかけています。やはり初のソロ曲パフォーマンスで気合が入っているのでしょうか。
グクの『Begin』見ながら、ナムジンが何かを諦めたような目で会話してるのに笑いましたw

RM「ああ、人が持っている器ってどうすることもできないんでしょうね」
JN「能力値の限界があるんだろうね」
RM「半身浴をするためにいくら浴槽に水を注いでも、溢れてしまうでしょう。 それだけしか入らないんですよ」
(横でおへそ見せながら、悠々と逆立ちしてるグク)

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.4「ケンカ両成敗」)」より

ジミンちゃんはまだ落ち込み中。『Lie』パフォーマンスの後「声が上手く出ません」とつぶやき、涙を拭っています。
「ここで一番カッコいいやつを選ぶとしたらおまえだよ、ジミン」「だからリハーサルするんじゃないか」とメンバーが口々に声をかけますが、一度負のスパイラルに入ると過剰反応してしまうそうで、蹲ったままです。

SG「もどかしいですね。 ジミンにはいつも心が痛みます。 ジミンが初めて入ってきた頃、 歌が下手で、放送の時に泣いたんですよ。 自分が悔しかったんでしょうね」
JK「ジミニヒョンは、 本当にたくさん努力をしました。練習生の頃から、本当に。 正直、今までいた練習生たちの中で、 おそらく一番熱心に練習したんじゃないでしょうか。 今の歌声を聴いてみると、 昔とは比べ物にならないくらい変わったし、 本当にすごいと思っています」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.4「ケンカ両成敗」)」より

ユンギの言葉には、彼の苦しみに寄り添い理解を示す優しさと、でも本人が解決するしかないのだという理解が混ざっているように感じられます。
グクの言葉には、ユ・クイズでの発言を思い出しました。ジミニヒョンへの尊敬をずっと持ち続けてるとこ、めっちゃ好きです……!(瀕死)

「これははっきりと言えることですが、 僕の基準で、最も自分に厳しく、熱心に努力した人がジミニヒョンです」

声帯の使い方がわからない、とグクにもたくさん質問をし、公演の度にもがき苦しんでいるジミンちゃん。
ツアー中ではボーカルレッスンも受けられないし、グクとは歌声の個性が違うので丸ごと教えてもらうこともできません。グクもどこかもどかしげです。

ここ、ユンギもグクもジミンちゃんに対して同じ表現(안타깝다 / もどかしい・惜しい・気の毒)を使ってて、目線や寄り添い方が似てるのかなあと思いました。
ちなみに私にとって、ヤンコチは「切ないジミンちゃんを愛でる同盟」ですw

何かわかる気がするわwww

翌年の映画「BREAK THE SILENCE」でも、ジミンちゃんの煩悶はまだ続いていたように感じます。慰めてあげたくなりますね……。

彼の「自分を受け入れられるようになってきた」という言葉は、「まだ受け入れられない」に聞こえました。
理想の自分をより高めたい半面、そうでない自分を持て余しているというか、できるものなら捨ててしまいたいようにも見えました。

「【映画感想】『BREAK THE SILENCE』バンタンは何を恐れたか【二回戦】」より

しみじみしてたら、いきなりナムさんが「ホビを認めてあげなきゃダメです! あれはすごくキツいんです」と熱弁しだしたので、慌ててセトリを見返したら、凄いことになってました。

VCR
15. BTS Cypher 4
16. FIRE
17. タイトル曲メドレー(N.O、No More Dream、Boy In Luv、Danger、RUN、ホルモン戦争、21世紀少女)
18. Intro: Boy Meets Evil
19. 血、汗、涙
VCR

「【2017】Wings Tour in Seoul」より

この全力疾走マラソンみたいなコンボを休憩ゼロで踊り切るホビ、凄いなとしか……( ゚Д゚)バケモノ
そりゃユンギもEP.1で「最後は彼が締めてくれますよ。真の男だ」って言うはずですよ。ホビへの信頼がないとこのセトリは組めないわ。SOPEいちゃつきおって💜とか喜んでて申し訳ございません!

JH「下は撮影しないで。ズボン脱ぐからw(愛嬌)」
JN「素晴らしいボディです」
JK(ジン君を叩いたらしく、ペチッという音がする)
JN(悲鳴)

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.4「ケンカ両成敗」)」より

プルデンシャル・センターという過去最大級の大会場を前に、気合が入っているバンタン。開始前の楽屋では、ステージが広いので移動に留意するよう、確認し合っています。
ここで、有名なテテジンの衝突が発生するんですね……。ついでにグクのかわいいジャイアン発言まで飛び出して、私のライフは残り0よ!

揉めたのは恐らく『Spring Day』での位置移動で、2017/3/20のFanCamを見ると、確かにテテジンの合流が間に合ってない箇所があります。
それを踏まえてか、もっと早く移動して欲しいというテテと、もう全力だというジン君との間で言い争いが発生しました。

JK「僕は昔、独占欲が強すぎました。ヒョンの物は僕の物、僕の物も僕の物。 全部僕の物でした。それで本当にたくさん喧嘩して、怒られたりもしたんですが、ヒョンたちが僕に教えてくれたんです。そうしてはいけないって。だから今回、兄さんたちがそうしているのを見たら、目に見えて理解できました。お互いに一歩だけ引けばいいだけなのに」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.4「ケンカ両成敗」)」より

私、初めてこれを見た時、ナムさんの仲裁に感心しました。

本番10分前にこじれちゃったメンバー二人(ヒョン含む)に、「今すぐ解決できないだろ」とはっきりさせた上で、「”いい悪い” や ”誰が” は問題じゃない」とエスカレートを止め、「プロとしての態度でステージに臨め」とやるべきことに集中させる。
これを、自分も本番前の状況でとっさに判断し、迷わず言葉で伝えて行ける技量が凄い。

恐らく、頭の中では色んなことがグルグル回ってただろうと思います。
チリ公演の終盤でグクが倒れた時も、同じように「グクが動けない場合の動線とパート割り」「メンバーにかけるべき言葉」「ARMYへのコメント」がいっぱい巡ってただろうと想像しますし、その中から必死に最適解を探そうと奮闘したからこそ、「僕もまだガキだから」っていう苦い笑いが出てくるんだと思うんですよね。

バンタンの中では真ん中っ子なナムさんですが、何かあった時の頼もしさにかけてはピカイチで、「この人がリーダーで良かった」と口走らずにいられません。チームと周囲に対する、強い責任感が感じられます。
ユンギがことあるごとに褒め、感謝を口にするのも納得なんですよね。ありがとう、ナムさん……。

そしてそのナムさんが「苦しい時は、たまにお互いイライラもするじゃないですか(EP.1)」って言ったってことは、過去こういう衝突を山ほどやって来た上で、それがドキュメンタリーに全部映っちゃってもいい、さらけ出そう、という提案だったということがわかります( ゚Д゚)コワ!

マネージャーさんが、ジン君やテテの背を宥めるようにそっと叩いてます。このドキュメンタリー、映画よりスタッフ陣がよく映るので、ぶつかるバンタンを気遣いながら進行を助けている様子が見え隠れします。

テテはメイクさんに目元を直されており、泣いていた様子が窺えます。ステージ袖に着いても、うつむいたまま。垂れ下がった耳と尻尾が見えるわ(T_T)
ナムさんが顔を覗き込み、話しかけてハグしてます。ジミンちゃんも二人にそれぞれ話しかけていて、心を砕いているのが伝わります。

SG「時間が経ったときに解決できるかどうかが、チームとして長く続けられるかどうか、そしてチームワークに影響すると思います」

YouTube Premium 「BTS burn the stage(EP.4「ケンカ両成敗」)」より

ユンギはわりと、ネガティブに取られがちな物事についても、気にしないですね。展開によってはいい方向へ行くこともあるので、どう進めるかが大事、みたいな思考を感じます。
ナムさんの判断力の横で、彼が落ち着いた価値観を示していることが、こういった混乱の中では良い影響を発しているような印象を受けました。

彼の発言を聞いていると、元々「音楽で身を立てる」が目的としてあり、アイドルは夢というより選択肢の一つだったようです。
そのせいか、アイドルとしてだけでなくプロデューサーとしても物を見ており、考え方が俯瞰的で、先を予想しながら進んでいるように見えます。
だから、今の感情的対立より、数年後のチームの姿を想定して動くことができるのではないでしょうか。

「その日のうちに全員で話し合って仲直りする」のがバンタンの掟

ジン君は最初反発を見せたものの、すぐに感情を抑え込んで自分から謝りましたね。
このシーンは韓国語からのコメントが凄く多くて、韓国人にとっての「最年長が頭を下げる」ことの大きさを、改めて感じました。

韓国人である彼が「長男」「年長者」として抱く責任感や自負は、日本人が想像するより少し強いだろうと思います。

ジン君も、才長けた弟たちを前に、長男としてのプライドを捨てきれず苦しんだことがあるかもしれないし、真ん中っ子にリーダーの重荷を負わせたことに、忸怩たる思いを抱いたことがあるかもしれません。

そういう部分は普段ほとんど語られませんが、テテと意見が食い違ったWINGSツアーのシーンでは、ジン君の中にも葛藤があるのが垣間見えます。

「【JIN】「長男」であるということ【BTS】」より

ホテルに戻って、全員で話し合い。ここはほんと、全ARMYに見てもらいたいシーンです。

全員が話し合いに参加して、解決するための意見を言い合っており、これは二人の問題ではなくチームの問題なのだという前提が共有されています。
「もうやめようよ、お互いに悪かったよね」で流せば対立は避けられるかもしれませんが、バンタンはそうしないことで職業的な関係を家族と呼べるものに育てていったように感じました。

私たちは、生きていく中で多くの関係を結びます。
そこには生涯共にいたい相手も、心を傾ける必要のない相手もおり、常に「人として深く付き合う」ことが正解ではない場合もあります。全員とやってると身が持たないですし。

でもバンタンを見ていると、そうして歩んできた自分の道のりをふと振り返る瞬間が生まれるんですよね。

彼らがぶつかり合いながら絆を育てていく姿を見ると、自分がかつて捨ててきたいくつもの縁には、もっと強く握っていれば別の形になれるものがあったのかもしれない、という憧憬のような感情を覚えます。
今手の中に残っている縁も、離岸するフェリーと陸を繋ぐ紙テープのような「いつか切れるもの」ではなく、太く大きな大樹に育てることができる芽も混ざっているのではないかと、感じるのです。

私はバンタンの関係性が好きです。
それが単に気が合い仲が良いというだけではなく、それぞれが涙や痛みを恐れず、苦しみもがいても諦めず話し合いを続けている結果であること、そしてその過程は10年以上が経過した今も続いている姿は、私の知っている言葉に置き換えると「奇跡」のようです。

今の大人になった彼らを知っている状態で、こうして過去を振り返ると、バンタンが私の好きな絆を維持したまま成熟して行っていることが感じられ、とても興味深く感じられます。
これからも彼らの絆と、それが生み出す素晴らしい歌やステージを、楽しんでいけたらいいなと願っています。早く来年の春が来ないかな!

一言次回予告:

つかの間の休息を楽しむバンタンの姿に、ちょっとホッとしました!


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