【ARMY】推しの記憶を残したいのに何故か忘れる問題と対策【BTS】
【2026/6/17】「コンサート健忘症(Concert Amnesia)」を追記
推しと出会った記憶が消えていく
春から夏にかけて、ホビとジン君のソロツアーが立て続けにあり、めちゃめちゃ熱く忙しい季節を過ごした日本(イルアミ)。

一段落したところでよく見られた嘆きが、これでした。
「当日のことが全然思い出せない」
「記憶がポロポロこぼれていく」
「思い出そうとしても薄れていく。忘れたくない!」
わかります……!!
私もよく公演や映画の感想を書きますが、その時ネックになるのがここなんですよね。
そもそも、人間は推しを見たら記憶が消える生き物なんですよ。それを乗り越えて戦うのは容易ではありません。
何故推しの記憶が消えるのか
※以下は私の理解なので、詳しく知りたい方はググってくださいね。
人間の脳みそは、基本興奮に弱いです。
興奮するということは、人体にとっては戦いの準備をするということなんですよね。目の前にいるのは推しなんですが、体は「戦うor逃げる」という生存の危機への準備をしてしまうわけです。
そうなると、全ての能力がそっちへ注がれてしまうので、海馬(記憶担当)とかは後回しになります。
生物学的には「ストレスホルモンが海馬の働きを阻害する」状態ですが、要するに高度な思考を放棄して筋肉バカになってる状態だと言えます。二時間半アミボム振ってジャンプジャンプするには最適かもしれません。
また、興奮している人体は一気に視界が狭くなります(トンネルビジョン)。戦闘モードに入った人体は当然「敵」に集中するので、それ以外の情報を捨てやすくなるからです。
だから推ししか覚えていない、会場や背景なんかまったく見えてない、という状況にもなりやすいです。
興奮というのは、ストレスでもあります。
人体からすれば、幸せも悲しみも同じストレスなんですね。ストレスチェックで、よく「死別・クビ・離別」と「結婚・出産・昇進」あたりが同じレベル扱いになってるでしょう?
人間の脳みそには、比較的新しい機能と、昔からある根本的な機能がありますが、時間軸などを扱うのは新しい部分(新皮質)であり、新人なだけにストレスがかかると先にやられます。しんどい時に時間の感覚を失いやすいのはこれの影響です。
これが公演でも起きます。シーンをバラバラに思い出せても、全体の流れが思い出せない、は興奮によるストレスの影響だと思います。
他にも色々ありますが、とりあえず私たちは「興奮すると記憶を失いやすい脳みそ」を持った生き物だと思っていいんじゃないでしょうか。
記憶を残すための工夫3選
世界を巡るバンタンのワールドツアーの中、日本には「公演の撮影禁止」というルールがあります。他の国からはFanCamがガンガン上がるのですが、日本の場合は盗撮以外それがありません。
映像に残らない推しの記憶をできるだけ残すには、記事に吐き出すか、脳内に定着させるか、何らかの対処が必要です。
公演では印象的なシーンがたくさん詰め込まれますが、これらの消えやすい短期記憶を残したければ、とりあえず興奮とストレスで脳が消す前に、無理やり引き留め、長期記憶に変えるための工夫が必要になります。
そこで自分が有効ではないかと思うのが、以下の対策です。
五感による記憶の連想を使う
特別な日用の香水をつけていく(匂いで思い出すから)
公演の日だけ食べるアイテムを決めておく(ボンタンアメとか)
プルースト効果
マドレーヌを食べて、その香りに紐づいた過去の記憶や感情が呼び起こされる現象のこと。嗅覚は視覚や聴覚より、記憶と結びつきやすい。
物語化する
シーンだけだと忘れやすいので、物語形式で記憶する
(単発情報は忘れやすいので、ストーリーで繋いで忘れにくくする)
反復する
何回でも語ったり、書いたものを読んだりして、脳に定着させる
(短期記憶を長期記憶に変える)
例えば歌声を聞いて泣いてしまった時。
「泣いた」だけだと、記憶の詳細が薄れやすくなります。泣いた事実や感情だけが強く残り、推しの情報が消えやすくなるんですね。
ここに「あの時を思い出して泣いた」っていう情報をつけて、シーンに物語性を与えると、脳みそが記憶しやすくなります。
泣いてしまうくらい情緒が高ぶっている時にそれをやるのは難しいかと思いますが、何が琴線に触れたのか頭の裏で思い出してみるのは、お勧めです。
また、それを書いたり語ったりして反復すると、更に記憶が残りやすくなります。
他の人の脳内がどうなってるかわからないので、説明が非常に難しいですが、記憶は勝手に残りません。
忘れたくない経験については、意図的に残す工夫が必要だと思います。
注意点
1つ気を付けたいのが、人の記憶は固定じゃないという点です。
「思い出す=毎回再生成してる」に近いから、反復する度に変質する可能性があります。
正確に思い出したいなら、一旦文章化しておいて、それを読み返しながら反復するのが一番効率がいいと思います。 根っからの効率厨ですみません……。
自分はどうしているのか
前に、自分が映画館で観た記憶を持ち帰るやり方を書いた記事がこれ。
シーンを記憶するのではなく、流れを記憶するのがコツだと思います。
パソコンに例えるなら、ガンガン入ってくる情報をパッケージし、ラベルをつけて、インデックス化して検索しやすくしておく……のですが、この説明で伝わる気がまったくしません( ;∀;)
記憶の取り扱い方
私は基本的に映画館で見て、家で記事に書き起こして行ってるんですけど、そこで重要になるのは記憶の取り扱い方です。
他人は知らないのであくまで自分の場合の話になりますが、基本、家に着くまで記憶の扉は開けない方がいいです。
何故かというと、最初の記憶って五感で受け取った色んなものが圧縮されてるモヤッとしたパッケージ状態で、開けるまでは確定してないんですよ。シュレディンガーの猫みたいなものです。
人の記憶は、一回開けて言語化を始めると一気に劣化します。
劣化というか、言葉にしちゃうと、見聞きしたそのままの何とでも解釈できる状態に「形」が与えられ、自分の中で事実化してしまうから、それに合わない部分が消えたり変質したりしやすくなるんですよね。
だから、記憶を開ける時は「本当にそうだっけ」と思った時に調べて修正できる環境=PCの前でやった方が、精度が高まります。
できるだけ正確に再現したいことがある時は、最低限の要旨だけ言語化して思い出すためのフックを作っておき、記録・検索・照合できる状態で開けましょう。
私の場合なら、「絵と単語をセットで記憶する(現場でキーワードだけ言語化しておく)」「公演ならセトリを記憶していくなど、時系列を叩きこんでいく」がポイントです。
人間の脳みそは時系列順に思い出さないので、わーっと出てくるととりとめないメモみたいになって混ざるし忘れやすくなるんですよね。情報を補って記憶を並べ替え、物語としてしまっておくと思い出しやすくなります。
最初に受け取ったままの言語化されてない記憶が、一番情報量が多い、というのはよく感じます。
人間は言葉を使わないと記憶を再生(書く・話すなど)できないのですが、言語化するというのは表現しきれずはみ出した部分を切り落として成型する作業でもあるからです。
これが、「覚えてたのに、形にしようとすると抜け落ちていく」感覚を生むのではないでしょうか。
その時の光景や受けた印象・感情・音の厚みまでもをできるだけ再現したいのですが、限界がありますね。いつも、口にケーブル咥えてそのまま出力できたらいいのにと思います。
覚えなくていいものは覚えない
これも重要です。
先ほど、「人間の脳みそはストレスがかかると時系列が壊れやすくなる」という内容を書きましたが、公演の場合はセトリがわかっていれば大きな時系列はわかるので、そこは覚えません。
これにより脳内メモリが空いて、他の事を覚えやすくなります。ネタバレ禁止派の人にはお勧めできませんが、できるだけ覚えたい人はどうぞ。
ただし、それでは「あの曲の時このコメントをした」系エピソードを補えないので、その時の背景とか曲タイトルとかをとっさに記憶する必要があります。
映画館なら最終手段として「メモる」が使えるんですが、公演中はアミボム振ってるからそれどころじゃありませんし、暗転中だと「写真みたいに風景ごと覚える」手が使えないので詰みやすいです。難易度が高い!
ちなみに私も最初のメモを間違えて、記事にする時に時系列バグらせたりしました。ディレイ見て気が付いたわ……( ;∀;)
再構成する時に見直して、できるだけ正しい記憶を残せるよう頑張りましょう。ファイティン!
バンタンと記憶術
ここまではARMYの記憶について語りましたが、最後にバンタンの記憶術についても触れてみたいと思います。
私は「記憶」に興味を持っているので、バンタンの「思い出話」や「昔の曲の練習風景」が好きなんですよね。彼らが何をどういうふうに記憶しているのか、がわかるからです。
そう、私は他人の脳内を想像するのが大好き( *´艸`)ヘンタイ
詳しすぎるバンタンの思い出話
バンタンの思い出話、基本詳しすぎるんですよねw
特に、ステージや衣装や楽屋の様子などがセットになっており、映像的に残っていることが多いように思います。
例えば写真を見て「これはいつのでしょう」クイズをする時なんか、服や髪型から「あれだ」とすぐ思い当たってて、彼らの中に過去の活動がカタログみたいに残っている印象も受けます。
ホビがダンサーさんやダンチャレで共演する人を覚えているのも、彼の中にスナップショットが大量にある感じがしますね。
これは、彼らの職業も1つ影響すると思います。アイドルは基本、「歌・振付け・ステージごとの動線・関係者」などを記憶し再現し続ける仕事なので、記憶力が鍛えられているのだと感じます。
そういうものをライブラリ化して自分の中に貯蔵しておくことで、何年も前にステージでやったきりの曲の再演にも、対応できているのではないでしょうか。今頃、次のワルツに向けて棚卸中かもしれませんね( *´艸`)
記憶の仕方は人それぞれ得意不得意があると思います。
これは語られる描写から想像するしかないのですが、個人的にはナムさんなら映像と言葉のセット、ユンギなら感情と状況のセットで覚えているように見えています。面白いですね!
記憶の扉を開ける鍵
人は色んな記憶の仕方をします。
例えばナムさんなんかは、記憶の描写がとてもすごく映像的だなと思います。その時見た景色と一緒に、浮かんだ言葉を覚えてるんだろうなという感じ。
アルバムレビューでの彼の言葉を聞いていても、まるで目の前に写真集を広げて見せながら話してくれているようだという印象を受けます。
SUGAの話は、言葉の端々に情感が滲むので、当時覚えた感情を手掛かりに記憶を呼び起こしてそうだという印象を受けます。
ナムさんの記憶が写真集なら、SUGAのは感情のタイムカプセルじゃないでしょうか。
思い出を毎回追体験してしまうということなので、上手くやり過ごせないとしんどそうですが、だからこそ彼が書く歌詞はいつまでも生々しく、人の感情を揺さぶるのではないかと思っています。
ジン君は、今まで見てきた限りだと短期記憶はわりと苦手な印象です。彼は繰り返して自分の中に1つずつ定着させ、着実に覚えていく派。
ホビやジミンちゃんの場合は、ダンスのライブラリが自分の中にあるので、一回見ただけでも「これとこれとこれ」って音楽と振りを結び付けて図を描き、すぐ体に落とし込める感じがしますね。
ホビが何かやったらグクがそのまま繰り返す、みたいなシーンも見られ、グイグイ吸収してるなーという感じがします。
グクは人のコピペするのが好きっぽい、というのもあるかもですが。物真似から入るタイプ?
英語曲の発音とかもまず丸ごと聴いて覚えて、それから消化していく印象を受けます。
ちなみにジミンちゃんは先に一回自分の中で消化してから飲み込む方なのか、ワンテンポ遅れてやってることが多いように見えます。ここは是非とも識者の解説が欲しいですね!
一番大事なこと
さて、色々語ってきましたが、とりあえず一番大事なのは
「記憶を残すコツを公演の前に読んで、心と脳みその準備をする」
ことです。
公演当日は基本、私も含め誰もが朝起きた瞬間から興奮してますから、その段階で記憶が薄れやすい準備が整ってるんですよねw
記憶についてはたくさん研究されてますので、検索してみてください。
やり方はどうあれ、意図的に「短期記憶を長期記憶に変える」工夫をすると、記憶が残りやすくなると思います。
自分に合う記憶術と出会えるといいですね!
数少ない推しとの一次接触なので、心にたくさん思い出を残したい。できたら自分の記憶を強化するついでに誰かとも共有したい。そんな気持ちで今日も記事を書いています。
脳トレ頑張りましょう。アミヨロブン、ファイティン!!
おまけ:コンサート健忘症(Concert Amnesia)
これ、2023のテイラー・スウィフトツアーの後掲示板で話題になったらしくて、いくつか記事が出てました。
コンサート後の記憶喪失のような状態は「実際にはそれほど悪いことではない」とクロール氏は語る。
「それはつまり、脳がその瞬間に非常に集中していた、つまり脳が処理すべき楽しく刺激的な情報が非常に多かったため、その瞬間に記憶形成に集中するエネルギーがなかったということだ」
「できる限り多くのことを処理したいのであれば…一番良い方法は、その瞬間にあまり囚われすぎず、少しマインドフルネスを実践することだと思います。少し距離を置いて、群衆を見渡し、すべてを受け止め、それが何を意味するのかなどを考えてみてください。視覚的な記憶もあれば、感情的な記憶もあるでしょう」と彼は語った。
Google AIの概要に対策が書かれてたんですが、これでいくとスマホ禁止な日本公演は比較的記憶に残りやすい……のだろうか!?
対策・予防法
・スマホ撮影の制限: 撮影に夢中になると脳の注意力が分散します。あえてスマホを置き、自分の目でじっくり味わう時間を作ると記憶に残りやすくなります。
・セットリストの予習・復習: 事前に曲順を把握しておくことで、次に何が来るか予測でき、脳が整理しやすくなります。
・五感を意識して言語化する: ライブ中や終演後に「どの曲が一番感動したか」「どんな匂い、温度だったか」をメモしたり、誰かと感想を話し合うことで、短期記憶から長期記憶へ移行しやすくなります。

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