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【うつ病・繊細さん】「ちゃんとしなきゃ」が止まらないあなたへ― 必要なのは、“もっと頑張ること”ではなく「休む力」―


「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはバカバカしい。重大に扱うと危険すぎる。しかし、重大に扱わなければ、火がつかない」

芥川龍之介
侏儒の言葉

これは、芥川龍之介の言葉です。

この言葉を読むたび、私は「人間の心の扱い方」に少し似ているなと思います。

人生を深刻に考えすぎると、心は燃え尽きてしまう。
けれど、何も感じないようにしてしまうと、生きる火そのものが弱くなってしまう。

だから本当は、「ほどよく力を抜きながら生きること」がとても大切なのかもしれません。

ですが、うつ病や繊細な気質を持つ人ほどその“力加減”が難しいことがあります。

うつ病・繊細さんは「ずっと気を張っている」

うつ病や繊細さんの多くは、とても真面目です。

人の表情をよく見ています。
場の空気の変化にも敏感です。
相手の機嫌や言葉のトーンにもすぐ気づきます。

だからこそ、無意識のうちに「気を張り続ける状態」になりやすいのです。

たとえば、

「嫌われないようにしなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」
「ちゃんと返事しなきゃ」
「空気を悪くしちゃいけない」
「期待に応えなきゃ」

そんなふうに、“常に周囲を優先するモード”になっていることがあります。

しかし心理学的に見ると、人間の脳はずっと緊張状態を続けられるようにはできていません。

緊張状態が長く続くと、脳は「危険が続いている」と判断します。

すると、自律神経が乱れ、交感神経ばかりが働くようになります。

交感神経とはいわゆる“戦闘モード”です。

心拍数を上げ、身体を緊張させ、「頑張るため」の状態を作ります。

短時間なら問題ありません。
ですが、それが何ヶ月も、何年も続くとどうなるでしょうか。

心も身体も「もう限界です」というサインを出し始めます。

疲れが抜けない。
眠れない。
涙が出る。
やる気が出ない。
人と会うだけで消耗する。

これは“弱さ”ではありません。

ずっと無理をしてきた心が、「少し休ませて」と訴えている状態なのです。

真面目な人ほど、「休むのが怖い」

ここで難しいのが、うつ病や繊細さんほど「休むこと」に強い罪悪感を持ちやすいことです。

たとえば、休日でも、

「何かしなきゃ」
「こんなに休んでていいのかな」
「周りは頑張ってるのに」
「自分だけ止まってる気がする」

そんな不安が出てくることがあります。

これは、“怠け癖”ではありません。

むしろ逆です。

ずっと「頑張らないと価値がない」と感じながら生きてきた人ほど、休むことに恐怖を感じやすいのです。

幼少期から、

「ちゃんとしなさい」
「迷惑をかけないで」
「頑張りなさい」

そう言われ続けた人ほど、“休む=悪いこと”として心に刷り込まれていることがあります。

だから、身体は限界なのに、心が休む許可を出してくれない。

結果として「壊れるまで頑張ってしまう」のです。

なぜ休憩はそんなに大切なのか

では、なぜ休憩は大切なのでしょうか。

それは、人間の脳が「休むことで回復する仕組み」だからです。

実は脳は、ぼーっとしている時間にも働いています。

何もしていないように見えても、脳は情報を整理したり感情を処理したりしています。

反対に、ずっとスマホを見たり常に何かを考え続けたりしていると、脳は休めません。

現代人は、「休んでいるつもりで休めていない」ことが本当に多いのです。

特に繊細さんは、脳の情報処理量が多い傾向があります。

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