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【うつ病】精神疾患当事者が「やりたいこと」を見つけられないときに起きている、本当のこと

精神疾患を抱えていると、「やりたいことが分からない」「何を目指せばいいのか見えない」という悩みを抱えやすくなります。
それは就労や復職、将来の話題が出る場面で、より強く突きつけられる感覚かもしれません。

周囲からは「焦らなくていいよ」「好きなことを探してみたら?」といった言葉をかけられることもあります。
けれど、その言葉が優しさであればあるほど、「それができない自分」に対する苦しさが増してしまうこともあります。

まず最初に、はっきりさせておきたいことがあります。
精神疾患当事者がやりたいことを見つけられないのは、意欲がないからでも、甘えているからでもありません。

それは、心と脳が「生き延びること」に全力を使っている状態だからです。


急性期の心は、未来を見る余力を失っている

精神疾患の急性期や、それに近い状態では、心のエネルギーは極端に低下しています。
不安、抑うつ、希死念慮、強い緊張、過覚醒、思考のループ。
こうしたものに対処するだけで、すでに限界に近い状態です。

このとき脳は、「将来どうなりたいか」「何を成し遂げたいか」といった問いを考える余白を持っていません。
それは怠慢ではなく、防衛反応です。

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