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【掌編小説】ごめん、知っていた【439文字】

春が終わり、
駅の風が夏の香りを連れてきた。

久しぶりに会う彰は、白いシャツの袖を捲って、少しだけ照れた顔で
「久しぶり」
と微笑んだ。

あの頃みたいな挨拶。
けれどもう、私達はあの頃じゃない。

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