言語化、伝わる文章の書き方のコツ #虎note
よく俺は「言語化がすごい」などと言って貰うのだが、実は本人には言語化をしている自覚は殆どない。
むしろ言語に落とすのは下手くそな人間だと思っている。
※最初からタイトルを裏切る出だしだけどちゃんと回収すると思います。たぶん。
前提の違い
どちらかというと「①自分が何を考えていて」「②どの言葉だと伝わるのか」をいつも考えている。
人は内製言語という『自分の国の言葉』を持っていて、それが大多数の人に伝わるような共通性を持っていればいいけど、俺はASDなので自分言語、造語をする傾向がある。
サブアカウントをフォローしてくれている人ならわかると思うが、そのまま喋ると基本的には何言ってるかよくわからん人間扱いされる。
その証拠に、俺は中学の卒業文集の『火星人っぽい人No.1』という輝かしい称号を手にしている。
そのランキングを作った奴の精神構造もアレだが、それに選ばれる俺はもっとアレだ。どう考えても俺のこと揶揄するために作られたランキングだっただろう、あれは。
そもそも他人に期待してない
つまり大前提として、俺は「俺の言語は人に伝わらない」という考えを持っており、俺は俺の喋りたいように喋ったら伝わらなくて当然、という他人に対する期待を捨てているところがある。
逆に「何言ってんだコイツ」と思われる人は①と②を考えておらず、その前段階で言葉を話してしまっているので伝わらないと言えよう。脳で考える前に口が動いているのだ。
もっと言えば自分の言葉が伝わって当然という傲慢さが無意識にあり、汲み取れよという意図があるように思う。
何も考えていない上に、人の理解力に期待していたら、当然伝わるわけがないだろう。
だから、俺はSNSにおいて書く文章は、いつも伝わらない前提で書いている。
「まあ、こう書いたら人はこう思うだろうな」という予測はあるし、これまでやってきたセールスライティングで「このワードに人は反応する」という集合知みたいなものはあるものの、そこに期待があるかと言われたら、ほとんどない。
エンゲージメントが全てだ。いいねの数、リツイートの数、インプレッションの数。それを見て「ああ、このくらいだったんだな」と考える。
言語化が下手な人は他人に期待してるんだと思う。
こう思われたいとか、こう見られたいとか。この文章はこう読んでほしいとか、こう届いて欲しいとか。
俺はそういうのは一切ない。
読ませたいように読ませることはできない
勝手に読んで、勝手に何か思って、勝手に学べと思ってる。
大原則として『俺は言いたいことを言う、お前らも思いたいことを思え』と思いながら文章を書いている。
それは一見、エゴのように見えるかも知れないが、実際には逆だ。
俺の思う通りになんて人は文章を読まないし、想像しない。
伝わらないこともあるし、勘違いされることもある。
人は文章を書く時にそういうことをグチャグチャ考える。
そうやって自己防衛の為のよくわからん文章が出来上がる。
俺にとって、全ての自己表現は芸術だ。
芸術を表現するのに、評価を気にしててどうするんだ。書きたいことを表現しなくてどうするんだ。
だから、徹底的に期待を捨てて、自分が本当に伝えたいことが何なのか、そして伝わるとしたらどんな表現なのかを考える。
文を書く前にやることがあるだろう
多くの人はそもそも自分が何を考えてるかもわかってないし、どの言葉だったら伝わるかを考えていない。
原因は下記にあるだろう。
・自分の想いを適切に理解できる語彙がない
・語彙がないのでそれを表現する文章力がない
・表現する文章力がないので、書いていることと伝わることの相関を見る読解力がない
・読解力がないので、反応を見て改善することができない
・そもそもそこまで考えてない
初歩的なところでミスってる人は、ライティング以前に国語ができてない。会話も適当だ。言葉を大事にしてない。
もし文章を芸術だとするなら、その構成物質を大事にしない、というのは意味不明な話だろう。
絵画を描く人間が一本の線を適当に描くだろうか?
書道をする人間が跳ねや払いを適当に書くだろうか?
フィギュアスケートの選手が「まぁ、雑に滑ってもいいか」なんて思うだろうか。
覚えておくべきこと
原則を言おう。
『期待は手抜きを呼ぶ』
もっと言うと
『期待している自覚がない時、人は手抜きをする』
のだ。
文章を書くなら、読む人の読解力に甘えるな。
型は大事だ。教わることも大事だ。
だが「これくらいは伝わるだろう」という期待がある限り、俺達の文章は絶対に伝わらない。
伝わる文章を書きたいなら、シンプルだ。
①たくさん本を読んで語彙を身につけること。
②たくさん文章を書いて色々な表現を身につけること。
③人に読んでもらって率直な感想を貰うこと。
④どの表現が伝わるか、一文一文見直すこと。
⑤ ①から④を通じて、自分が何を考えていて、相手にどう伝わっているかを知っていくこと。
俺はこのプロセスを、毎日毎日毎日毎日Twitterでやっている。
毎日が本番で、毎日が練習だ。
この文章はいきなりスマホで、移動中に暇つぶしで新幹線の中で書き出しているが、それは俺はもう5年以上このプロセスをやっているからできることだ。
言語化や発信に準備なんて要らない。
KindleとスマホとTwitterがあればできる。
「うまくなってからやる」って言う奴は死ぬまでそうしてる。
だからもし伝わる文章を書きたければ、今日からやるんだ。
伝わらない、よくわからない文章を批判されろ。
自分でも書いてる内に意味不明になれ。
結局何が言いたいのかわからなくなれ。
自分の頭の悪さに愕然としろ。
頭が空っぽになる感覚を覚えろ。
どれだけ書いても届かない体験をしろ。
文を書く以上に、恥をかけ。
そんなのは売れてる物書きは皆乗り越えてきてる。
お前らが休んでいる時、俺は文章を書いている。
お前らが寝ている時、俺は文章を書いている。
お前らが文章を書いている時、当然俺も文章を書いている。
ゴチャゴチャ考えるな、書け。
憧れるな、書け。
いつかは来ない、今書け。
文章に限らず何だってそうだろう。
絵画。
スポーツ。
筋トレ。
仕事。
うまくやろうとするな。
うまくなろうとしろ。
全力でやれ。
これが精神論に聴こえるなら、それはお前に覚悟がない証拠だ。
『とにかくやり始める。』
コレを大事にしよう。
終わり
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