見出し画像

動画映えしないブラウザゲームが、ショート動画で流入10倍になった話

はじめに

どうも、おはぷり。ぷりけつです。
私はブラウザRPG「あるけみすと」を開発・運営しています。

これまで、あるけみすとでは動画のプロモーションをほとんどやってきませんでした。

理由はとても単純で、「どう見ても動画映えしないから」です。
昔ながらのブラウザゲームなので、どうしても画面の派手さに欠けます。

そのため、これまではX(旧Twitter)広告やディスプレイ広告を中心に集客をしてきたのですが、最近はCPA(顧客獲得単価)が1,000円を超えることもチラホラ出てきて、頭を抱えていました。

そんな時、「ポチゲーポータル」の友人であるたくろーさんから、「TikTokいいっすよ!」とおすすめされ、「じゃあ試しにやってみるかー」とショート動画の制作を決意しました。

しかし、ここで大きな壁にぶつかります。

  • 動画を作る知識なんてない

  • 動画編集ツールの使い方も分からない

  • 普段の開発作業もあるから、そもそも時間がない

無い無い尽くしの状態です。
ということで、今回はAIに丸投げして作ってもらうことにしました。

AIに丸投げして出来た動画と、その結果

まずは論より証拠です。実際にAIに作ってもらった動画がこちらです。

結果から言うと、この動画が約1週間で60万回再生されました。

さらに驚いたのが、実際のゲーム登録者数です。
最近は1日30人くらいの登録ペースだったのが、この動画をきっかけに1日300人を超える日も出ました。広告費を特に増やしたわけでもないのに、約10倍の流入です。

正直、ここまで伸びるとは思っていませんでした。

では、知識も時間もない私がどうやってこの動画を作ったのか。
その手順をメモとして残しておきます。

作り方

1. Sunoで「いい感じのBGM」を作る

まずは動画の土台となるBGMを作ります。これもAI頼みです。

今回、実際に使ったBGMはこちらです。
Sunoで作ったものをベースにしています。

最初に、Claude Code や ChatGPT などに歌詞を考えてもらいます。
ゲームのソースコードやサイト情報などを読み込ませて、「このゲームにピッタリの歌詞を考えて」と依頼します。納得いくものができたらOKです。

その後、Sunoに歌詞を投入して曲を生成します。
ここは数を回すのが大事で、私は100曲くらい生成して、自分の好きなテイストの曲を探しました。

「これいいな」という原石が見つかったら、それをカバー曲に設定してさらに100曲ほど生成します。
一番良いと思う曲ができたら、最後にリマスターで音量調整をして完成です。

※広告などに商用利用する場合は、Sunoの有料版である必要があります。

2. 動画素材の準備

次に動画素材を集めます。

と言っても、やることは単純で、スマホで画面録画を回しながら20分くらい適当に自分のゲームをプレイして徘徊するだけです。

この時、自分で画面の解説を喋りながら撮るのがおすすめです。
後でAIに「ここはどういう場面か」を説明する手間が省けるので、かなり効率が良いです。

素材集めは、たったこれだけで終わりです。

3. Claude Codeにショート動画化を依頼

最後に、用意した素材を Claude Code に渡して動画を作ってもらいます。

音声やテロップは必須なので、今回は VOICEVOX のAPI を使い、ずんだもんの声で読み上げてもらうように指示しました。
※クレジット表記は忘れずに。

ざっくりとしたプロンプトのイメージはこんな感じです。

ゲーム紹介のショート動画を作りたいので、この動画ファイルから1個5秒程度で見せ場を切り抜いて繋ぎ合わせて。
画像の内容や録音した私の音声をもとに、テロップも作成して。
BGMはこれを使って、曲調に合う感じで場面を切り替えて。
テロップの読み上げはVOICEVOXのAPI(ずんだもん)を使ってね。

あとは、Claude Codeにお願いしながらレイアウトなどの微調整を繰り返すだけです。
もしよければ、私の作った上記の動画を参考例としてAIに渡すと、イメージが伝わって早いかもしれません。

動画ができたら広告を回す

動画が完成したら各プラットフォームに投稿し、「コメントをもらえそうな固定コメント」を設置します。

その後は、GoogleのP-MAXキャンペーンなどでショート動画広告として投げるだけです。

ショート動画を作るうえで重要なのは、なるべく視聴滞在時間を延ばすことだと思っています。
最初の数秒の「つかみ」や、思わずコメントを残したくなるような仕組み作りはかなり重要です。

動画そのものだけでなく、固定コメントまで含めて設計した方が良いと思います。

最後に

ここまで「AIを使って10倍の流入が出た」という話を書いてきましたが、お気づきの通り、広告を回すのにはお金が掛かります。

予算はゲームの規模に合わせて調整すればいいと思いますが、個人開発であっても、早めにマネタイズの仕組みを作り、そこから出た利益を広告費に割いていくサイクルを回す必要があります。

このあたりの「マネタイズと広告費の予算運用」については、また次の記事で詳しくまとめたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。
「あるけみすと」 ぷりけつより
https://games-alchemist.com/

いいなと思ったら応援しよう!