ちりぢり燃えた火の跡は
ぢりぢり時を待っている

ろうそく芯の真ん中の
真っ赤な点が消えた時
誰かはちゃんと気付いてた

もう燃えないと分かってた

私が石の燭台に
もう一度ろうそく立てた時

あのろうそくと同じ火が
「ぼう」と音立て息吹いた

あのろうそくは消えたとて
わたしは今日も誇らしく
新しいろうそく灯しては
ちりぢり揺れるその炎

じいっと眺めて過ごすのだ

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