久しぶりにブックオフでレコードを買ってみました。Off The Wallと久しぶりの出会い。
最近は、あまりブックオフに行かなくなっていました。
数年前からブックオフでもレコードを扱うようになり、ハードオフもそうですが、細かなコンディション表記がないにもかかわらず、なかなか強気の値付け。
それに辟易していたこともあり、そもそも自分自身もレコード購入から遠く離れていたので、自然とブックオフからも足が遠のいていました。
ですが、ちょっとついでがあって、今日の午後、何気なくブックオフへ。
本やBlu-rayを見たあと、期待もせずにレコード棚をのぞきました。
相変わらずコンディション表記はろくになく、帯付きというだけで3,000円、5,000円は当たり前。そして、判で押したように山下達郎夫妻が壁を占拠している(笑)そして、レコードに万引き防止に鈴がついていたのにはずっこけてしまいました。
一応すべての棚を見て、「やっぱりこんな世の中なのね」と半分あきらめのような気分で、500円以下コーナーへ移りました。
正直、パタパタと見ていても「おっ」と思うレコードはないなぁ……と思った矢先。
Michael Jackson の『Off The Wall』がありました。

「あれ? なんでこれがこのコーナーに?」
値段は300円。
つい数年前までは100円でも売れなかったかもしれない、マイケルですが、映画の公開やレコードブーム(?)の後押しもあって、帯付き日本盤やMastersound盤は5,000円近くする時事レコード。
値付けの議論は置いておいて、日本盤ならブックオフやハードオフでも珍しくありません。でも、この盤は少し違いました。
ジャケットの質感がやや薄く、右上には、なんだか懐かしい海外のレコード屋の値札シールが貼られていました。

MUSICLAND - MUSICSHOP のシールは、当時のヨーロッパ圏にあったチェーン店だと思います。
価格は13.90ドイツマルク。
ジャケット裏には Printed in Holland、盤ラベルには Made in England。当時のヨーロッパ盤によくある「混ざり」盤。


値札にうっすら印字された「11 83」は、普通に考えれば入荷日(値付け日)だと思うので、1983年11月に西ドイツで売られていたものだと思われます。
『Off The Wall』は1979年リリースなので、イギリスでプレスされ、オランダの印刷工場で刷られたジャケットに入れられ、西ドイツへ出荷され1983年11月に店頭に並べられたレコードです。ありきたりなヨーロッパ盤の流通経路を経て誰かの手元に行き、巡り巡って、2026年の兵庫県のブックオフの500円以下コーナーに。
僕もUS盤の『Off The Wall』は何度も聴いたことがありますが、当時のヨーロッパ盤は初めての出会いです。300円なら、菓子パン3つ分と思えば安いもの(笑)
迷わず、小脇に抱えました。
他には、日本のジミー竹内『ドラム大全集』や、岡林信康のライブ盤を300円、James Robinson『Guilty』とダンスの12インチの200円レコードを数枚見つけて、合計2,000円ほど。

棚には、500円で Kool & the Gang の『Celebrate!』や、Joe Sample の『Rainbow Seeker』と『Carmel』のUS盤もありました。でも、マイケルが300円だったので、500円という価格が妙に高く感じてしまい、結局買いませんでした。そういえば娘が 2Pac の『Dear Mama』が好きとか言っていたので、『Rainbow Seeker』は買ってもよかったのかもしれません。
お店でもレジに並びながら思いましたが、たぶん、あの頃の僕なら今回の買い物はしなかったと思います。当時なら、もっと珍しいレコードとか、わかりやすく「欲しい理由」があるものばかり探していました。
ジミー竹内なんて、まず手に取らなかったでしょう(笑)でも今は、300円のマイケルも、200円の12inchも、手に取ってしまいました。
誰かが手放した懐メロみたいな盤や、ちょっとくだらない太鼓レコードのほうが、むしろ面白かったりします。
そういう意味でも、2026年らしい買い物だった気がします。
帰宅して聴いたマイケルは、欧州盤らしい上品さがありつつ、輪郭がくっきりとした録音で、やっぱりかっこよかったです。
ちょうどマイケルは、レコードでは国内盤7インチしか持っておらず、普段は取り込んだiTunesでばかり聴いていました。
もともとマイケルの作品では『Thriller』か『Off The Wall』か、というくらい好きなアルバムだったので、喜びもひとしおです。
え?他のレコードですか?
岡林信康はいわずもがなですが、ジミー竹内は、まぁ、あの調子の洋楽カバーの太鼓レコードでした。ジャケット裏にはレコードコレクターなら1度や2度ならず遭遇したであろう、ジャケに直接貼られたダイモテープがありました。

James Robinsonも嬉しい出会いでした。TABUレコードは500円以下であれば迷わず欲しいです。12インチはFrançois Kの『Dancing In Outer Space』のリミックス盤、Jazzanova、そしてTom & Joyce と手放した人の顔が見えるような懐メロでした。(いつかDJごっこで使おう)
あとJamiroquai『Canned Heat』は、映画ナポレオン・ダイナマイトのダンスシーンの曲です。
このダンスは、映画ローン・サバイバーのシーンでも使われ、
ゲーム「フォートナイト」のエモート『Groove Jam』でも、オマージュとして使われていました。
ところで、今それぞれを聴きながら書いていて思ったのですが、今回行った店舗は輸入盤は安く値付けしてるのかもしれません。
近隣の他の店舗はずいぶん前に輸入盤でもJohnny Hammond『Gambler's Life』(冷やかしで盤面を見せてもらったらキズが…💦)が5桁で売っていたので、『え?ギャグ?』と思ったこともありました。
それでも今回は、「たまにはブックオフもいいかも」と思える、久しぶりに楽しい買い物でした。
