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🎧今日はどんなレコードを買ったの?|1995年:テクノ編1|初めてのレコードプレーヤーと12インチ購入

CDだけではテクノを追いかけきれない──そう感じ始めた僕は、1995年のある日、西宮市内のミドリ電化で初めてのレコードプレーヤーを買いました。

audio-technica AT-PL30

「とりあえずレコードで聴いてみたい」という気持ちだけでオーディオコーナーの片隅に置かれていた、唯一のレコードプレーヤーを購入。
ベルトドライブで、ごく簡素なつくり。
値段はたしか 8,000円くらいでした。

プレーヤーを手に入れた翌日、神戸元町へ中古レコードを探しに向かいました。当時、大阪と神戸をどう使い分けていたのかはよく覚えていません。ただ、「中古なら12インチをたくさん買えるはず」と思い、元町でレコード屋さんが集まるエリアへ向かいました。
最終的に Rock’n’ Roll Aids Production(ロックンロールエイズプロダクション) で、初めての12インチレコードを購入しました。

たぶん買ったのは中古と新品半々くらいでした。とりあえず価格も安かったので20枚程購入したと思います。中古盤のコンディションなんて一切気にしなかった純真な頃です。今思えば、心斎橋の KING KONG に行けばもっと安くたくさん買えたかも…なんて思ったりします。

以下は、「覚えている中から」選んだラインナップです。

The 10th Planet『Strings Of Life (Ashley Beedle Remix)』

Derrick May の名曲『Strings Of Life』のリミックス。原曲の持ち味を損なわず、それでいてテクノらしい高揚感のある良いバージョンでした。(実は、Strings Of Lifeのオリジナルバージョンが入っていると思って購入したのでしたが、リミックスでした。)


Basic Channel『Quadrant Dub』

既にコンピレーションアルバム「BCD」を聴いていた僕にはBasic Channelの作品は見逃せない一枚でした。これと同時に『Lyot Rmx』も購入しました。当時のお店では気の利いたキャプションカードはなく、価格がジャケットに貼られていただけで、Basic Channelの判別しにくいレーベル面は戸惑いました。


The Chemical Brothers『Leave Home』

名前だけは聞いたことがあり、試しに購入。
ロック的な雰囲気が少し苦手でしたが、アンダーワールドのリミックスはテクノ感が増していて好きでした。


Fumiya Tanaka『Micro E.P.』

とれまレコードの作品はこれ以外にも数枚購入してどれも好きでしたが、当時を代表して主宰の田中フミヤのソロ作品を紹介します。強烈なシンセのフレーズが印象的なテクノトラック。


Jeff Mills『The Extremist』

ついにジェフ・ミルズを入手しました。
名前をよく目にしていたので興味津々でしたが、実際に聴いて“強烈なミニマル”に心奪われました。最初は強烈すぎて困惑したような覚えもあります。


Joey Beltram『The Beltram Re-Releases 1989-1991』

よく名前を見かけていたジョーイ・ベルトラム。
2枚組で中古でも5〜600円ほど。「ハード系の代表格」という印象でした。後にクラシックとなるStart it Upも収録されています。


Model 500『The Flow』

Model 500(Juan Atkins)のEP。
本人のオリジナルミックスより、アンダーワールドのリミックスをよく聴いていました。


Size 9『I'm Ready』

長いブレイクのあと、一気に爆発するアシッドテクノの展開は当時の流行そのもの。途中で突然ヒップホップ風ブレイクビーツになるのが個性的で忘れられません。


Trance Central Volume Two - The Trip

コンピレーションアルバムはお得感があるのでよく買ってました。3枚組でたしか500円くらい。
Digital Express『The Club』が特にお気に入りで、タイトルにはTRANCEとありましたが、Juan Atkins の Infiniti 名義も収録されていて、当時はトランスもテクノもアシッドも境界が曖昧でした。


初めての12インチ選びは、名前を知っているものを“とりあえず”買う…そんな感じでした。ケミカルブラザーズは楽しそうなジャケットで買ったのだと思いますが、実は僕にとっては少しハズレ盤。
でも、レコードやCDを買う行為には“ハズレも含めて大切な経験”という側面があります。あえて1枚”ハズレ”だったと正直な気持ちで書きました。

ケミカルブラザーズといえば、世界的なグループですが、僕にとってはロック的な音は今も昔も苦手のようです。ちなみに、中2の娘はイタリアのロックバンド Måneskin に夢中。活動休止中とはいえ頻繁に(レコードでも)聴いています。
そのおかげでロックが鳴る環境に慣れてきたとはいえ、自分から手に取る音楽は昔も今も“勢いのあるロック調”は少なめです。

レコードプレーヤーはベルトドライブ式が1台とはいえ、アナログで聴くテクノはとてもワクワクしました。

このあと徐々に、新譜を追いかけるようになっていきます。


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