2025年5月上旬に在宅まで届いたアイドル&KPOPアイドル曲61選 MEGAFON、トナリア、hakanai、清 竜人25、ミームトーキョー、YOUNG POSSE、日向坂、CANDY TUNE、ラフ×ラフ、最終未来少女、宮本佳林から神薙-時うさぎ-、usabeni、愛Ris、BABYMONSTER、他
■ まえがき
61選。
言うほど「選」か? と思うものの、これでもかなり「選」してるんです。
なにかしら気になった部分のあるものだけを「選」してます。
ただ、多すぎるのでとうとう月1から隔週に……。(13000文字)
だってYoutubeが延々アイドル&KPOPのMVをおすすめしてくるんだもん……。(全部見てる)
ということで今回は「地上地下」から「中韓台泰」から例によって「AI」まで。
音楽の専門家でもなんでもないおっさんの戯言なので、そこだけほんとご容赦、ご注意、ご勘弁を……。
(※ 下記目次欄をご利用して気になるところに飛んでください)
■ 5月上旬に届いた曲61曲
・MEGAFON『カニピース』
先月末にデビューしたばかりのヒロインズの新グループ。
(📣かーにかーにかに かーにかーにかに かーにかーにかに 横歩き! かーにかーにかに かーにかーにかに かーにかーにかに 横歩き!)の歌詞&振りつけが最高!
ワンマン動員100人程度の地下(地下の一部だけで話題になって3年で解散)のノリをヒロインズ系列が持ってちゃったよ感。
でも今の地下でこういう馬鹿みたいに振り切った明るい曲出してきてるのいない気がする。
こういう突き抜けた馬鹿曲、楽曲厨も現場オタも大好きです……。
・日向坂46『ジャーマンアイリス』
3月に発表された5期生メンバー10人での曲。
青色を全面に打ち出したMVで「あじさいの曲なのかな?」と思ってタイトルのジャーマンアイリスを調べたらヨーロッパで5月~6月にかけて咲く花とのこと。
詞(秋元康)の内容も「ジャーマンアイリスという名前を知らなかったことに引っ掛けた誤解と恋と成長の青春物語」としてクオリティーが非常に高い。
サウンドはWhiteberryっぽい夏を馳せる部分があるものの、全体的にいつもどおりの昭和。
・トナリア『#見た。』
めっっっっちゃくちゃいい!
「ライブエンタメ界隈であれこれ企む中小企業診断士」という謎の肩書・中島基樹さんの会社「インクリプション株式会社」の第一弾ユニット。
第二弾グループは「ガルネア」。
元「HAMIDASYSTEM」→元「リリスリバース」→「トナリア」という系譜らしい。HAMIDASYSTEMのメンバーはもう残ってないけど、一応系譜ね。
この系譜ならそりゃ曲いいはずと我、納得。
めちゃくちゃいい。ほんといい。
いい、よすぎる、あまりにも。
いいという言葉すら足りない。
全編いい。頭からケツまですべてがオリジナルで普遍的でセンセーショナル。ドキドキする。
神の作りし奇跡の存在。
・トナリア『ダイダラ』
よすぎるから続けてトナリア。
ちょっと待って、これくっそいいんだけど。
よすぎる。
優勝。
もうなにがどうとか語る言葉はない。
ただ、いい……good……。
世界の皆さん見てますか? これが楽曲派です。かなり究極です。神です。ほんと神。
生きててよかった。ありがとう、トナリア。ありがとう、作曲者「es」さん……。
・CANDY TUNE『エトセトLOVE YOU』
3ヶ月連続MVリリースという偉業をやってのけてたCANDY TUNE。
「玉屋2060%」「前山田健一」と続いての今回は「クボナオキ」のギターポップ曲。
CANDY TUNEって「時短(※後日解説記事出したい)」と村川緋杏の徹底したアイドル魂が土台になっていると思ってるんだけど、今回もその時短っぷりはいたるところに表れてる。(間奏のケツを切ったり、サビ前の転調フックだったり)
Aメロの変な音のドラムンベースからBメロのきれいなピアノ音とかも振り幅が極端で面白い。
ただ、サビと間奏メロの古さが自分の嗜好とは合わなかった。
にしても村川緋杏がすごい。
ここまでの集中力と表現力、人としての包容力と体力、愛情、クリエイティブ性を持ち合わせてるアイドルなかなかいない。
もちろんビジュアル、スタイル、歌唱力、ダンススキルも。衣装の着こなし力も高い。しかも憂いまで帯びてる。
挫折を乗り越えてきたからこその明るさ、分厚いゴムのような弾力のある強靭性がある。
「倍々」~「推し好き」の村川緋杏は間違いなく日本一のアイドルとして輝いていた。
自分の中でこの4~5月、キリストを超えた前田敦子を超えた宮脇咲良を村川緋杏は超えていた。
・YOUNG POSSE『Blue Dot』
しっとりとした太いトラック、エモい落ちサビ、哀愁と静寂、これまでのYOUNG POSSEの歩んできた道のりがしっかりと刻まれた名曲。
ロードムービーなMV映像も心を打つ。
今回のアルバムタイトルが『COLD』なんだけど、その中で一番チルでクールで熱い曲調。
今までのヤンパシは昔のHIPHOPに寄せてんだけど、今作でやっと圧倒的なオリジナル表現に辿り着いた。
自分は日本のヒップホップアイドル「どーぷちゃん」の『NIGHT SURFER』というクソエモ・ラップ曲が大好きだったんだけど(どーぷちゃんはもう解散)、今回その「先」を見せてくれた感じ。感動。ラブ。
・眠岸ぷりん『ぷりんちぇちゅ・ぷりん』
VTuberのキャラソン的なオケに「こゆびちゃん」のカワイイ歌詞と眠岸ぷりんさんのかわいい歌声がバチコンハマってる。
(歌詞抜粋)
「ぷ!ぷ!ぷちょへんざ!
ぷ!ぷ!ぷ!ぷ!ぷ!ぷ!ぷ!ぷ!ぷちょへんざ!」
ね、かわいい。
・hakanai『CInDErella story』
こちらも作詞作曲「こゆびちゃん」。
坂道グループをさらにセンスよくブラッシュアップしたような青春系エモソングは今回もエグい。
特に(2:41)からの落ちサビ前ブリッジに重なる小声セリフよ……おぉ……これ……もう……
楽曲派検定SSS認定です!(マチャアキ)
初夏に聴きたい青春ソングナンバーワン。
坂道ヲタクの人は絶対一度はhakanaiを聴いてみて。
・PRYME『Pinky』
サウンドはまんまKPOPなんだけど、ゆるいダンスと不安げなボーカルが全く噛み合ってなくて謎の可愛らしさが発現されてていい。
「Paradigm AI株式会社」という会社の一発目のアイドル。
「2.9次元アイドル」という「AIアイドルという新しいエンタメコンテンツ」を目指してるらしい。
え、これもAIなのか……? と思ってビハインド動画を見たら普通に人間だった。
そういうよくわからないとこも含めて地下らしくていい。
・PIGGS『余すことない全霊で』
散々擦られ尽くした感のある80年代トレンディー風ディスコMVなんだけど、作り込みのクオリティーが高い。
映像だけでなく、衣装、ヘアメイク、MVの画質、オケの音感、メロディー、振り付け、ロケ地まで半端なくコストかけてる。歌詞だけは少しトレンディー薄め。
ギャンパレも先月ブラウン管画質のMVを出してたけどWACK界隈でこの感じ流行ってるんだろうか。
プー・ルイの会社所属のユニット。
今にも「get wild and tough!」って言い出しそう。
・清 竜人25『世界を愛せますように!』
相変わらず夫人たちが可愛くてずるい。
心温まる明るいヒッピーポップスもめっちゃいい。
清竜人のラップパートも最高にダサくてかっこいい。
「心が損しないように」「孤独はもう見ないように」「世界を愛せますように」って歌詞がすごくいい。
「涙はもう出ないように」が歌詞に反して泣けてしまう。
こんなクソみたいな時代を、こういう風に道化つつもまっすぐに励ましてくれる存在は本当にありがたい。
マジで今の時代に必要なアイドル。
円熟味を増した清 竜人25は現代の救世主。
竜人、俺たちの根本凪を頼んだぞ。
・i-dle『for (G)』
このMVと同時に「(G)I-DLE」から「i-dle」への改名を発表。
グループ名から外れた「G」へと贈る曲は、葬送をテーマにしたダークハウス。
なんだけど、曲の長さが1:52という短さだったり、映像もサウンドも尖りすぎてる。
これを書いてる公開1日後時点でこれがなんなのか誰もよくわかってない。
金太郎飴的な印象を持たれがちなKPOPの中でくっそ尖ってるセルフプロデュースグループ。
表現強度ギンギン。
・i-dle『Girlfriend』
続けてまたi-dle。
Avril Lavigne的な普遍的欧米ポップロックにEDM&KPOPラップを混ぜたi-dleにしか作り出すことの出来ない世界スケールの超ポップス。
MVもクソカッコイイしNewJeansの消えた現在のKPOP界においてダントツNo.1クリエイターグループの地位を一連の今作で証明した。
・クモリノチ。『アオのまま』
めちゃくちゃいい!
頭サビからもうめっちゃいい!
裏声最高!
株式会社FanMateという会社のグループ。
コンセプトは「歌うために生まれてきた4人による歌の四重奏」
長く続けてたら絶対人気出るグループだから頑張って10年続けてほしい。
・愛Ris『初恋ロマンス』
コスプレが主軸の方なのかな?
プロフィールが「起立性調節障害・不登校アニオタ腐女子あやめちゃんが虹の女神アイリス様⚜️にアセンションクリスタル を授かりアイドル愛Risに変身」と情報量が多い。
動画を見ると、アセンションクリスタルというオリジナル設定のペンダントについて熱く語っていたりした。
2010年代と比べ社会のモラルが数段レベルアップした現代において彼女を安易に面白がるのはよろしくないため(2010年代ならよろしかったというわけではない)、そっと遠くから見守っておきたい。
Xの名前とプロフィールに「🌈」の絵文字が6つもある。
・ASP『Get New ミライ』
エモロック。
「作曲:Age Factory」
普通にいい。というかかなりいい。
リリックビデオの映像も可愛くてエモい。
もうこれが「ぼっち・ざ・ろっく!」でいいよ。
・神薙-時うさぎ- 『in the future』
イントロのMAD動画みたいなメロディーが面白い。
しゃっくりみたいにしゃくりあげる語尾や水樹奈々っぽい歌い方とか、なんか色々妙なバランスで混じってて面白い。
ほんと語尾が癖になる。
・PASSPO☆『バチェロレッテは終わらない special ver.』
PASSPO☆が8年前に出した曲の再録バージョン。
バチェロレッテとは「未婚の独身女性」の意味で、「他人の結婚を羨みながらもガールズトークを繰り広げる」という内容。
以前は全員が未婚だったメンバーたちが、今回は出産を経た玉井杏奈の娘さんへと向けて歌う。
ガールズトークは時代を超え、世代を超え、これからも続いていく。
・yosugala『コノユビトマレ』
MVよりもライブ映像のほうが曲が映えるyosugala。
坂道的サビが終わり、待ってましたとばかりにかき鳴るギター&ベースがたまらない。
「yosugala = ライブアイドル」
「ライブアイドル = yosugala」
・超ときめき♡宣伝部『発見!ポジティブ☆モンスター!!』
全編かわいいセリフが繰り出されてる。
セリフ曲が好きなので掲載。
タイトルがアイドルグループ「ポジティブモンスター」と被ってるが、許可は間違いなく取ってない。
曲のノリ的には古式ゆかしきももクロ調。
・つばきファクトリー『月夜のパ・ド・ドゥ』
13枚目のシングルのカップリング曲。
「ハロプロ=情念」であることを証明するねっとり具合。最高。
力強さが増していく後半、そして余韻を残す見事な曲の終わり。
「作曲:Shusui/Albin Hillborg」
Shusuiさんはジャニーズから4846、MISIAやCHEMISTRYなどを多く手掛けた方で、近年はハロプロ中心に曲を提供。
・ラフ×ラフ『君ときゅんと♡』
サビがいい。落ちサビもいい。
メンバーの佐々⽊楓菜さん作詞作曲とのこと。
大喜利とか佐久間プロデューサーとかはよくわからない。
・usabeni『CITY GIRL VELOCITY』
「あヴぁんだんど」から始まった宇佐蔵べに氏の旅はここまで来た。
肩の力の抜けた心地の良いナイトドライビング。
ICEの『kozmic blue』のようなアシッドな世界観がブラウン管テレビを通して過去と未来、幻想と現実をつなぐ。
ただしこの楽曲にあるのは有り体な心地よさだけではない。
サビから最後まで続くオケの「ズレ」。
不協和音とまではいかないその不思議な「ズレ」は、聴くものの心をざわつかせ、表現者「宇佐蔵べに」の強固な芯を感じさせることになる。
・宮本佳林『キケンな魔法』
元Juice=Juiceの宮本佳林さんのソロ曲。
MV公開前からサムネのヤバさが話題となる。
「作曲:渡辺和紀」は名曲『バンビーナ・バンビーノ』の作曲者で、ジャニーズから48系、アニソンまでと手広く手掛けられてる方。
古くは田村ゆかりの『めろ~んのテーマ ~ゆかり王国国歌~』の編曲に携わったという、言ってみれば電波ソング・萌えソングの古典を作り上げた方とも言える。
曲は完全昭和アイドル……というよりも昭和のNHKの子供向けアニメ番組のED曲といった感じ。
ズラシも流行りのEDMやKPOPの要素をぶち込んできたりもしない。
BPMだけが現代の速さになってるくらいか。
声質、歌唱力は相変わらず素晴らしい。
ただ、MVの映像がなんか……ほんとにすごい。
背景にしても、なんかよくわからない川辺で撮ってたりする。
久々にハロプロクオリティーを見た気がするぜ……(ハロプロは昔ほんとクソロケ地で写真集の撮影をよくしてた)。
スイカやメガネのチープなCGが、謎のキラキラ渦巻き背景に吸い込まれていく映像はほんと精神的にクる。
この調子で10年後、20年後も独自の路線を突き進んでてほしい。
・YOLOZ『ディアブロ』
MVよりライブ映像のほうが「届き」ます、特にロック系のライブアイドルは。なので今掲載。
鹿鳴館系ロック。
サビの開放感たまんねです。
・ファントムシータ『すき、きらい』
ファントムシータ、初めて見ました。
歌が上手いし曲もいい。
世界観も他と被ってなくて、クリエイティブにも金かかってる。
あらゆるタイアップに対応でき、今後10年は安泰なグループじゃないでしょうか。
グラン・ギニョル、天井桟敷、戸川純から椎名林檎までの揺らぐ世界線を上手に掬い取ってて、モロにそこを通ってきていたサブカルおじさんとしては、逆にそれが上手すぎるゆえにちょっと受け入れがたい感じ。(こじらせ)
・テンシメシ໒꒱『ナナイロシロップ』
「こういうのでいいんだよ^^」の頂点。
アイドルフェスで初見で見てもノレるTHE・ライブアイドル曲。
全編通して裏で鳴ってるタンバリンの金具の音があまり聴いたことない感じでよかった。
作曲者のRauto Moriさんは三笘薫のファンらしい。
・BAD IVY バイビー『We keep on! 』
おこさまぷれ~と。の事務所のYouTuberアイドルグループらしく、なんとYoutubeの登録者数43万人。
MVを9ヶ月で6本も出してる。
ノースキルで繰り出されるKPOPなAメロBメロを見たときには「あ、察し……」となったものの、JPOPなサビがよくて耳に残る。
過去には中島卓偉の曲も歌ったりもしていて、そっちも曲はなかなかいい。
・OKINI☆PARTY'S feat.ミームトーキョー『超次元ベンチャー』
テレビ朝日“ガリベンチャーV” 2025年3・4月エンディングテーマ。
ガリベンチャーV(VTuberの番組)、長く続いてるなと思ったらもう6年目なんですって。
タイトルでB級戦隊モノかと思って何度も騙された苦い思い出が蘇るぜ……。
そんなガリベンチャーVのEDテーマを歌うのは「OKINI☆PARTY'S feat. ミームトーキョー」。
OKINI☆PARTY'Sってなに。と思ったら、電音部でなんとこれが17作目となる曲なんですって。
だからマジでなんなんだよ電音部って……。
はい、調べました。
メディアミックスをバンダイナムコで総取りしちゃおうって音楽プロジェクトですね。
プロジェクトも発足から6月でちょうど5年。
40週連続リリースを達成してるらしい。
なるほど。
5年目でやっと俺に届きましたよ、バンダイナムコさん。
太古のニコニコ動画的MADなMVが趣深い。
・ミームトーキョー『カノムトーキョー』
ヒップホップ!
萌えおしゃれインディペンデンスヒップホップです!
めちゃくちゃいい!
MVもいい!
キッカケがあれば爆発する可能性を秘めてる。
本気でいい。
「作曲:DJ 817 」
タイのスイーツをモチーフにしたタイポップらしい。
MVの編集にでんぱ組スタッフで有名になったぼぞくんが関わってるけど、映像が目に入らないくらい本当に曲がいい。
・NiLUNLOCK『Champion』
2010年に「OSAKA BB WAVE」からアイドルキャリアをスタートさせ、「L.u.v」「SO.ON project」「ポンバシwktkメイツ」「Stella☆Beats」「愛乙女☆DOLL」というすさまじいキャリアを積んできた前田美咲がプレイングプロデューサーを務めるグループ。
そのグループを通ってきてやるのがロックなのが不思議で面白い。
ウエスト・サイド物語的なバトル×ストリートファイターのMVが面白い。
・エイアイカ 『推しにむちゅーできゅん♡』
メンバーに「ワンマンライブのチケット売れてません会議」をやらせて、ハロオタたちの脳裏に某スマイレージのつんくに詰められる理不尽会議がよぎる。
で、新たな展開を探るために『かわいいだけじゃだめですか?(CUTIE STREET)』の作曲家・早川博隆にNEW KAWAIIな曲を発注して出来たのがこれ。
急にエモ青春系から転身したグループについていくオタクたち……がんばれ……!
・MOFUTTO MATE『Jump!!!』
「もふもふあにまる×ボカロ™がコンセプトのアイドルユニット」らしい。
1周年ということでロードムービー風のMVです。
諸々ひっくるめてすごく地下アイドルでいいと思った。
すごく懐かしい気持ちになりました。
1周年おめでとうございます。
・のらりくらり『ぜんりょく!ごめん!』
曲は流行りの可愛い系。
1:48の歌詞「待って待ってまさかまさか真っ逆さまか?」のフローがとてもいい。
「作詞:mamimi 」
・カイジューバイミー『アローン』
ゆったりとした力強いロック曲は、梅雨明けの微かに湿気った初夏を予感させる。
暗闇の中を駆けるメンバーたちの足跡が砂浜に刻まれるように、4人それぞれの声が耳に刻まれていく。
その声の中でも、特に耳に残るのが「スタンド・バイ・華希」のアニメ声。
自分のような声オタ出身弱男おじさんにはドンピシャである。
しかもこの華希氏のキャラクターがまた弱男狙い撃ち。
激しいロックが嫌い。家で好きな場所はクローゼットの中。ぬいぐるみと一緒にお風呂に入ってる。ぬいぐるによく話しかけている。しかも休日でもダンスやパフォーマンスの研究に熱心。さらに紫外線アレルギーがある中、健気に傘を差して野外ステージで軽やかに舞い、命をかけたステージングを見せてくれている。
おぉ……おじさん応援しちゃうょ……号泣き。
カイジューバイミー……どんたくで初めて見たんだけど、ドルオタのみんなが高い評価をつける理由がわかったぜ……。
・Lunouir Tiara『Chu,Doki,Hugしてっ!』
大阪のアイドル。
日本橋UPsというライブハウスを手掛ける「株式会社SPIKe」プロデュース。
昔の声優風の歌い方とキッシュなサビが妙に頭に残る。
2024年1月結成で、もうメンバーが7人から3人になってるのも地下らしい趣があっていい。
・最終未来少女『AI SEE CHAT』
先月も載せたけどMVが出たので再掲示。
映像めっちゃおしゃかわ。
特に「おしゃ」のレベルがいきなりメジャーにぶち抜けるほど突き抜けてる。
曲もいいので、このMVをキッカケにさらに人気爆発する予感。
しかしこの曲、歌詞「パパパラ」のとこが何度聴いても「電影と少年CQ」の『Pa.Pa.La.Pa.』。
・moxymill『Knight Rising』
cosmosyと同じくドコモが手掛けるガールズユニット。
cosmosyがサブカルでウケてる(少なくとも自分には)のは逆に、王道正統派本格ダンスユニット。
ただ、王道すぎる分、今はあまりオリジナリティー部分が見えない。
けどドコモだからもっと尖ったものを送り出してくるはず。きっと。
・iScream『Pom Pom Pop』
LDHのiScream、2ヶ月連続で自分に届きました。
お姉さんたちが演じるタオル回しおバカ夏レゲエええやん。
福岡PARCO(福岡県)にて開催されるイベント『ICE CREAM HEAVEN ご当地アイス大集合!』タイアップソングという超狭いところを突いてきてるタイアップを獲得してて自分好みなので、期間中に行けたら行ってみたい。
「何が好き?チョコミントよりもあなた」のAiScReamと名前かぶっちゃってるiScream、売れてほしい。
・Seo_EVE『ZampaTT』
キッズインフルエンサー・ソイブちゃん12歳が送り出すのは「ア・トライブ・コールド・クエスト」がごときフローからダークテクノへと転調する怪曲。
この子は、1年前に『マラタンフル』という曲を11歳で当てて有名になったらしい。
その頃インスタTikTokやってなかったので、今初めて知りました。
かなりイケてる。好き。
・FIFTY FIFTY『Midnight Special』
先月に続き今月もFIFTY FIFTYめちゃいい……。
しっとりしてるのにしっかりしてて心地いい……。
オケに使われてる細かな音、クラップ、ローズ・ピアノ、クッキーをクラッシュしたようなトップシンバル、そして粘りがあるのに温かいボーカル……最高や……。
MV映像も黒猫モチーフでおしゃれでかわいい。
・CHUU『Back in town』
前作は「過去の失恋と雨」を歌った曲。
今作は「未来への希望と雨上がり」を歌った曲。
梅雨の失恋、梅雨明けの希望と続いた連作の2作目。
曲もディスコファンクを基調としつつも途中でKPOPらしいブリッジを挟んでダフト・パンク的なポップな雰囲気で〆る楽曲のレベルの高さヤバい。
前作今作とも日本国内で撮影。
・BABYMONSTER『Ghost』
実写映画『見える子ちゃん』主題歌。
曲はめちゃくちゃ変。
変だけどおばけっぽい感じもあるし、妙に映画と合ってる。
総合的にひっくるめて非常に前衛的。
にしても歌が上手い。
息の吐き方から声の「バネ」、そして安定感と力強さ。
KPOP第五世代ナンバーワングループ「BABYMONSTER」は、もしかしたらKPOP史上ナンバーワンの歌唱力を持ってるのかもしれない。
・XG『MILLION PLACES』
歌唱部分は黒人シンガーが歌ったほうが映えるなぁと感じちゃう王道しっとり90年代的R&B。ながらも途中挟まれるラップ部分が好き。東アジア人じゃないと出せない繊細なラップでとてもいい。
ロードムービー風MVはちょっと住む世界が違いすぎて自分にはエモさは感じられなかった。
・PIERCE『ICON 』
2018年から続いてるKPOPグループでメンバーの年齢が10歳~14歳。
「え、どういうこと?」と思うかもしれないけど、メンバーが年に1回入れ替わってるらしい。
新陳代謝、はやっ!
そしてこの作品、なんと12枚目のシングル曲なんだって。
そんなキッズグループなんだけど、曲……めっちゃいい……。
イントロ「UWA!」から始まるのもいいんだけど、なんと歌い出しの前にもまた「UWA!」!
さらにサビ前には「UWAO!」&謎の管楽器の一鳴り! 最高!
声質的にも「Prizmmy☆」や「Prism☆Box」を彷彿とさせるものでたまらん。
間違いなくKPOP界の(2つの意味で)楽曲派グループ。
・Vitamin『Exciting sports day』
子供!
子供三人! しかも低学年!
2015年結成から10年目となるこのユニットの現メンバーは、なんと【第6世代目】らしいです。
子供向け音楽の作詞家さんがプロデューサーしてるんですって。
現在は上で挙げた「Pierce」ってグループの会社に所属してるとのこと。
曲も子供向けの感じで、声もパフォーマンスも子供。
THE・子供。
これを「楽曲派」と呼ぶ人は要注意なタイプの楽曲派。
・Effie『MORE HYPER』
韓国地下ミュージシャンEffieちゃんの今作は、酔っ払ったみたいな舌っ足らずな長音から一気に突入するレゲエ→ドラムンベースゾーンが最高。
今回のMVでも光の使い方が印象的。
「夜、雨、光、車、泥酔」から暗示される事故の予感も不穏で胸がざわつく。
作品でこちらの感情を揺さぶってくるEffieちゃん、最高だぜ。
・ablume『Echo』
元FIFTY FIFTYの3人が独立して立ち上げたグループのデビュー作。
元事務所との裁判中にずっと活動できなかった彼女たちがついにカムバック!
裁判中、アルバイト終わりに夜中のトンネルの中で一人ボーカルレッスンをしてたりと苦労人な彼女たち。
韓国芸能界全体から干されてるという厳しい状況の中、変わらずピースで温かい曲を届けてくれた彼女たちに幸ありますように!
・OSDS『Bluetooth』
この曲でデビューのKPOPグループ。
曲に関して言うことは特にないんだけど、茶髪の子がめちゃくちゃかわいい。
調べたらインフルエンサーでインスタフォロワー数122万人!
そりゃかわいいわけだわ!
パク・ミンジョン(30歳)。
意外と大人でらっしゃった。
ニックネームが「アルコールに漬けた卵板」。
去年ソロで曲も出してるそうで、聴いてみたら「電気グルーヴ的テクノ × 萌えポンチャック」なサイコーな曲で最高だった。
メンバーの「ゴマルスーク(30歳)(YouTuber)」がプレイングプロデューサーを務めている。
しかも「ライブはしんどいだけで金にならないから、映像と広告だけに出ながら金を稼ぎたい」なんて言ってる。
というのもインフルエンサー活動だけで月収400万~500万あるかららしい。
独特なスタンスで面白い。
地下アイドルのプロジェクトなんかも用意してるらしい。
映像と案件重視の金持ちアラサーたちのセルフプロデュースグループ。
今後がとても気になる。
日本にも進出してくる可能性もある。
もちろん、ライブではなく映像で。
・BRYN『Dry』
韓国の「SHOW ME THE MONEY 6」というテレビ番組で有名になったラッパー。
出自はラッパーながらも本作は疾走感あふれる心地の良いUKガラージでとてもアイドル的サウンド。
歌舞伎町で撮影されたMVも映像クオリティー高し。
・tripleS『Too Hot』
24人組KPOPアイドルtripleSの新アルバムより収録曲『Too Hot』。
明るく力強くも疾走感のあるドラムンベース&歌唱がいい。
サビのPOPさはTWICE的で特にいい。
他の収録曲の中だと、イージーリスニングなのにしっかりフックのある『Firework Diary』が好き。
表題曲の『Are You Alive』のMVは殺人、黒ミサ、漢江(ハンガン)を連想させる内容。
映像は本当にすごいし、24人群舞を活かした映像はマジでILL。
ただし、もうほんとに「殺人」とか「死体」とか「埋葬」とかそういうモチーフに飽きちゃってて。おなじみの「ラララ」な歌詞もさすがに食傷。
世界中戦争だらけ&生活苦&人口減少の地獄みたいな時代だからこそ明るい曲が聴きたいよ。
・MEOVV『 HANDS UP (Areia Remix)』
先月の記事で「抜きどころがなくて疲れちゃう」って書いた『HANDS UP』の大正解リミックスが来ました!
重低音一本押しの原曲がユーロビートになってきんもぢいい!(オタクはユーロビートが好き)
ハードコアテクノになる間奏部分が特に好き。
新MV『DROP TOP』の方はあんまり自分の嗜好じゃなかった。
・BIBI『Apocalypse』
ぼわぼわしたバス、ボサノバのような打楽器、90年代的なシンセ、崩したような不思議な歌声&ブレス。
流行りの雰囲気を纏いながら、全パートにオリジナリティをはらんでる良曲。
・HITGS『Never Be Me』
先月よかった『SOURPATCH』のカップリング曲なんだけど、これもいい。
そのA面の『SOURPATCH』、時間が経ては経つほどよさが沁みてきた……。
デビューシングル両曲とも良曲なHITGS、今年の新人賞です。
・TWICE『SET ME FREE -Japanese ver.-』
前に全米進出狙いで出した英語曲の日本語版が出ました。
後ろでリズムを取るゆったりとした曲だから日本語がめちゃハマってて原曲超えてる。
やっぱりTWICEは日本語だよな~と思います、個人的に。
モモのねっちょりした変なラップも健在。
・univu5『I DO WANNA』
2023年デビューの中国のグループ。
BPMやラップ、合いの手、落ちサビの空気感にどこか黄金期TWICE的なもの(チェヨンみ)を感じる。
サウンド的にはディスコファンクで、かなり好み。
これ、どれだけ検索しても他に日本で紹介してる人ほとんどいなかった。
TWICE好きなら是非チェックしてみてほしい。
・4EVE『LIKE YOU』
2020年にタイで結成されたグループ。
シングルも30枚以上出してるベテラン。
MVも4000万弱再生のものもいくつかあって、タイでは強いっぽいグループ。
曲調、MVはaespa『Whiplash』×XG『TGIF』みたいな感じでくそかっこいい。
・Zi:zoo Taipei『Crush On You』
sora tob sakanaでおなじみジズーの手掛ける台湾アイドルグループ。
MVにスマイレージの『夢見る15歳』っぽいところがある。
台湾、東南アジアに進出してる地下運営多いよね。
けど、こういう20年前みたいなグループを作った先になにがあるのかあまりピンとこない。
日本がこの系統で市場をゴリゴリ開拓出来たのは、ハロプロとAKBが下地を作っていったおかげなんだけど、海外にそういう存在はほぼないので、下地のない場所でこの系統をやって意味があるんだろうかと思ってしまう。
そんなおっさんの戯言はさておいといて、MVとメンバー自体はすごくカワイイ。
・ねえ、聴いてる ? (NEKIRU)『MEMORIES』
韓国の地下アイドル。
懐かしのスーパーカーのような爽やかなバンドオケ。
韓国人メンバーなのに歌詞は日本語で歌ってる。
というのも、作詞作曲振り付けなどがRAY界隈の方々。
なのでRAY好きな人なら響くんじゃないかな。
自分は「いくぜ!!ぷるぽよん」という曲が地下らしくて好き。
・クレープリン『常夏☆サンシャイン』
2022年結成。日本にいる中国人5人の踊り手で結成されたダンスユニット。
しかも14作目らしい。え~、そんなに出してたんだ。曲も声質も普通にいいじゃないの。一体どんなグループなんだ……と思って調べたら曲はラブライブの曲だった。
ダンスユニット……カバー……。なるほど……なるほどね……。(書きながら調べてたので書いた分は消さない)
・LEMITI『INVU』
ダサいディスコサウンドのKPOPグループ……? 一体何なんだ……? と思ってぐぐってみても全然情報が出てこない。
もしや……と思って、よ~~~く映像見てみたら
出たよ……AI……
そもそも動画説明欄にAIって書いてあった。
にしてもこの映像のクオリティーやばすぎるでしょ!
数分間AIだと気づかないまま見てたよ!
マジでよぉ……ほんと……AI……の野郎がよぉ……。
自分もハイスペマシン持ってたら「絶対売れないアイドルグループ」のMV作りまくるわクソが……。
■ 所感
以上、5月上旬に在宅まで届いた61曲です。
時期にそぐった「梅雨、雨、初夏」に関する曲が多かった印象。
個人的に特に好きだったのは、
MEGAFON『カニピース』
トナリア『#見た。』
hakanai『CInDErella story』
YOUNG POSSE『Blue Dot』
清 竜人25『世界を愛せますように!』
ミームトーキョー『カノムトーキョー』
あたり。
特に清 竜人25『世界を愛せますように!』は、つらい時代に希望を与えてくれるいい曲でほんと心に沁みた。
夫人システムも昔は嫉妬しかなかったけど、今は「マジでその子達を頼む……」と親御さんのような気持ちで託してます。
自分が運営してたまとめブログが消えてしまって、清竜人 in 淡路島「雨の中での伝説のサーフライブ」の記事が消えてしまったのがほんと悲しい。
さて、先月から再びディグりはじめたアイドルMV。
地下地底ロコもそこそこ出てくるようになったけど、ロック系やMIX入る系のアイドルのよさが伝わるのは「MVよりもライブ動画」、「ライブ動画よりも現場」だから、この記事の評価はあまり信用できないですね。(MVでは全然でも、生で見たらくっそ感動することが多々ある)
なので、この記事はあくまでアイドルの「楽曲」や「MV」や「生い立ち、佇まい」に関する「変」や「ギャップの妙」をピックアップしてるだけのもの。
「あ、こんなMV出てたんだ~」くらいの感覚で見ていただければ。
ということで、今回も執筆に手間はかかったので、↓の「♡」を押していってくれたら嬉しいです。
梅雨時期、雨で過疎っててオイシイ現場……探そうな……。(東京ナイトマーケットが究極楽曲派フェスで行ける方うらやまです)
