■ 遠くても通い続ける、特別な車屋さん
お部屋の大掃除や案件の手放しを経て、身の回りのエネルギーを整えている今日この頃。
今回は「手放し」とは少し違う角度なのですが、日常の中でふと気づいた「ギブアンドテイク(恩の循環)」についての、とても温かいお話です。
先日、私の愛車のとある部分が故障してしまいました。
ちょっと特殊な箇所で、普通の車屋さんではなかなか対応してもらえない部分です。
そんな時、私が昔から絶対の信頼を寄せて頼りにしている車屋さんがあります。
数年前に引っ越して少し遠方になってしまった今でも、車のトラブルがあれば必ずそこへ持っていくようにしているのですが……実はその車屋さん、毎回「工賃は無料でいいよ」と言って、お金を受け取ってくれないのです。
今回も、朝から昼過ぎまで何時間もかかった大がかりな修理だったのにもかかわらず、やっぱり工賃は無料でした。
元々、私がビンボー時代だった頃から「安くやっておくよ」と親身になって助けていただいていたのですが、ここ数年はついに「ずっと無料」という状態に。
毎回「さすがに今回は払わせてください!」とお渡ししようとするのですが、店主さんはいつも「かまへん、かまへん!」と笑って払わせてくれません。
もちろん、ただの親切だけでそこまでしていただけるわけではありません。
実はこれには、明確な「心当たり」があるのです。
■ 5年前、私が流した小さな「恩返し」の循環
今から5年ほど前のことです。
私の車にとある社外パーツを取り付けようとした際、そのメーカーさんに問い合わせをしたことがありました。
するとメーカーの担当者さんから「注文が殺到していて、うちの工場だけでは手が回らない状態なんです。もし取付けができる車屋さんを知っていたら、そこでやってもらえませんか? なんなら、うちで捌ききれないお客さんの分も引き受けてくれたら本当に助かるのですが……」と言われたのです。
それを聞いた私は、ピンときて即答しました。
「多分、私の知り合いの車屋さんならできます!一度聞いてみますね!」
すぐにその車屋さんに電話で確認すると、「やったことはないけど、構造的に多分できるよ」との頼もしい返事。さっそく商品を送ってもらい、無事に取り付けてもらいました。
その後、私がその車屋さんとメーカーさんを正式にお繋ぎしたところ……なんとその車屋さんは、そのメーカーさんの「関西での指定工場」に抜擢されたのです!
結果、メーカーさんから全国のお客さんが次々と紹介され、車屋さんは予約が追いつかないほどの繁盛ぶりに。
後から聞けば、メーカーから提示された基本工賃もかなり高額に設定されていたそうで、車屋さんにとっても非常に大きなお仕事の柱となったのでした。
■ 流したエネルギーは、巡り巡って返ってくる
貧しかった頃に助けていただいた大好きな車屋さんに、「いつか何か恩返しがしたい」とずっと願っていた私。
思いがけないタイミングでそのチャンスが舞い込み、最高の形で恩を返せたのだと、当時は心からホッとしていました。
ところが、その循環は今もずっと続いていたのです。
車屋さんが忙しくなったおかげで、今では「修理してほしくても、忙しすぎてすぐには無理!」と断られてしまう羽目にもなりましたが(笑)、それでもなんとか時間を作ってくれて、工賃は無料でやってくださる。
「あの時、繋いでくれたおかげだから」
言葉には出さなくても、そうやって今でも感謝を形にし続けてくれている車屋さんの優しさに、胸が熱くなりました。
実はここ数年、この車屋さんが主催しているオフ会があったのですが、色々と私なりの事情もあって、参加するのを少し避けてしまっていました。
でも、店主さんからはずっと「今度のオフ会、絶対参加してよ〜!」と言われ続けていました。
「見返りを求めずに渡した恩は、巡り巡って何倍もの温かさになって自分に返ってくる」
この心地よいエネルギーの循環を改めて実感した今。
今度のオフ会には、感謝の気持ちをたくさん詰めて、久しぶりに顔を出してこようと思っています!
人生って、本当に誰とどう繋がって、どんなエネルギーを流すかで出来上がっているんですね。また一つ、素敵な世界の仕組みに気づけた一日でした。
