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不安と仲良くする方法― 不安を因数分解してみる ―

不安を感じるときは、どんなときだろう。

花を見失った蝶々


未来が見えないとき。
自分の選択が正しいのか分からないとき。
大切な人のことを思うとき。

人はきっと、
未来を想像するときに不安になる。

そんなとき、私は少し考え方を変えてみる。

不安をそのまま抱えるのではなく、
少し具体化してみる。

何が不安なのかを書き出してみる。

そしてその不安を
因数分解してみる。

一つの大きな不安だと思っていたものが、
よく見てみると

・体の心配
・お金の心配
・未来の心配
・人間関係の心配

そんなふうに、
いくつかの小さな不安に分かれていることがある。

そして、不安の主語はどこにある?と問いかけてみる。

誰の何の不安なのか具体的に噛み砕いてみよう。

不安をここまで分けることができたら、
研究テーマが見えてくる。

研究テーマが決まったら、
仮説を立てて検証する。

仮説 → 検証 → 仮説 → 検証。
その繰り返し。

そうやって不安を見ていると、
不思議なことが起きる。

不安は消えなくても、
不安に飲み込まれなくなる。

不安を不安として漠然として思うのでなく
「どうしたらもっとよくなるか」
研究テーマ解決のため、
課題解決のために、
試行錯誤することに夢中になれる。

研究テーマを
誰かと共有したり、
仮説と検証のプロセスを繰り返すうちに、
自分を応援してくれるファンも増えてくる。

こうやって不安について振り返っていると思い出す。不安なとき、私の周りには言葉より行動で示してくれる人がいた。

私が貧血で、病院の先生に「卵を食べるといい」とすすめられた話をしたあとから、
ばーちゃんは、家に行くたびに生卵をたくさん買ってきてくれて、帰るときには持ち帰り用に託けてくれた。

私が眠りが浅くて困っているとき、
「ヤクルト1000を飲むとよく眠れた」と話したことがあった。それから父は、1日も欠かさずヤクルト1000を買ってきてくれた。会社が休みの日も、雨の日も、1日も欠かすことなく。

じーちゃんは、私が電話をかけると必ず出てくれた。90歳のじーちゃんは電話の音が聞こえないことがないように、いつも携帯電話を充電してくれていて、いつ鳴っても出られるように、枕元に置いてくれていた。

直接的な言葉ではなく、
生活の中の相手を思う心遣いの行動。

その行動から
そばにいてくれること。
思ってくれていること。
それが十分すぎるほど伝わってきた。

そして今でも思う。

あのとき感じた感謝の気持ちは、きっとこれからも続いていく。

不安は、一人で抱え込まなくていい。

誰かに話すだけで、
少し軽くなることもある。

家族でも、友達でも、
信頼できる誰かでもいい。

誰かに相談してほしい。

私にもよかったらいつでも連絡してください。

一緒に不安を因数分解して、
一つひとつ見ていきましょう。

そして私は思う。

不安な人に、そっと寄り添える人間になりたい。自分の状況に限らず、相手のために時間を使える人間になりたい。

ばーちゃんがそうしてくれたように。
とーさんがそうしてくれたように。
じーちゃんがそうしてくれたように。
これまでお世話になったたくさんの人がそうしてくれたように。

相手への心遣いを大切に、心穏やかに、明日を過ごそう。

不安には、研究テーマをつけてみよう。
きっとどこかに、同じ研究をしている仲間がいる。

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