想定外も、案外悪くない
先日、知人に会ったら髪色が明るくなっていたので、「夏っぽくていいですね」と声をかけました。
ところが本人としては、想定よりもかなり明るくなってしまったらしく、その想定外の色を少し心配している様子でした。
たしかに、これまで見たことのない髪色だったので、私にも新鮮に映りました。しかし、とても素敵でした。
私は、この「想定外」というものが結構好きです。
想定というのは、どうしても自分が見えている世界の中で描くものになりがちです。一方で、想定外のことは、自分では思いつかなかったもの。だからこそ、そこには自分ではまだ気づいていない可能性が含まれていることもあるし、自分の想定を超える世界に触れるチャンスでもあると思っています。
キャリアなどは、特にそうだなと思います。
私の場合、自分ではこの道は選ばないだろうなと思う仕事を、人から勧められて引き受けたときほど、自分ではまだ気づいていなかった世界の広がりを感じることが多かったように思います。
前職グロービスでは、最初に配属された部門がとても好きで、「ここで定年を迎えたい」と思っていました。社命での異動がほとんどない会社だったので、この場所でずっと仕事ができるのだと思っていました。
しかし私はその後、社命で4回異動することになります。そのうち3回は、新規プロジェクトや新規事業系の仕事で、海外事業も含まれていました。
当時の私は、新規事業や海外事業に特別強い関心があったわけではなく、異動はどれも驚きでした。それでも振り返ると、そうした「想定外」の機会こそが、自分では気づいていなかった面白い世界に出会わせてくれたのだと実感しています。
だから今でも、想定していなかったことが起きるのは、結構好きです。
想定していないことも、案外、悪いことばかりではないように思います。
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