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09chiharu
詩|こんな夜もいいでしょ (朗読可)
概要
▷文字数約 182文字|朗読時間目安1〜1分半
誰にでも、こんな夜があってもいいと思って書きました。
あらすじ
疲れた心をそっと休ませ、明日への重荷をひととき手放せる、疲れた大人に贈るやさしい夜の詩。こんな夜もたまにはいいでしょ。
こんな夜もいいでしょ
ドアを開けたら
少しだけ肩の力を抜いて
今日のつらさは
ここに置いていけばいい
カウンターの端で
名前も聞かずに笑う人
氷の鳴る音が
やさしく夜をほどく
グラスを傾け
誰かと肩ならべ
明日のことは明日考えればいい
こんな夜もいいでしょ
古いピアノがいつかの夢を弾く
遠い記憶がグラスの底で揺れている
今夜は誰も沈黙を
責めたりしない
言えなかったことは
泡のように消えていく
もし明日が重くても
今は見えないところに置いておこう
言葉にならない痛みも一緒に
あなたがここにいて
僕もここにいる
ただそれだけの夜
こんな夜もいいでしょ
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