Google AntigravityからCodexへ移行した理由。個人開発で感じたメリットと注意点
こんにちは、TN-Houseです。
この記事では、Google AntigravityからCodexへ移行した背景、実際に変わったこと、
そして移行前に知っておきたい注意点を個人開発者の一例としてまとめています。
Codexへの移行を検討している方の参考になれば幸いです。
(本題だけ読みたい方は「Codexへ移行して、実際に変わったこと」まで読み飛ばしてください。)
はじめに
Google Antigravityを使っていて、「次もこのまま使い続けるか」「別のAIエージェントも試すべきか」と迷うことはないでしょうか。
私は、AI開発ツールに詳しかったわけではありません。バイブコーディングでアプリを作れるソフトとしてGoogle Antigravityを知り、まずは自分用のAndroidアプリを作るところから始めました。その後、Macに移行した後もAntigravityでiOSアプリを開発していました。
しかし、Geminiの利用制限が厳しくなったため、自動化の範囲を広げるためにもCodexへ移行しました。
最初にGoogle Antigravityを選んだ理由
最初にAIエージェントを使い始めた頃、私はMacを持っておらず、Windows 11を使っていました。Androidアプリを自分用に作ってみたいと思ったときに出会ったのがGoogle Antigravityです。
当時(2026年1月頃)はCodexの存在も知りませんでした。AIに詳しいから選んだというよりも、「バイブコーディングでアプリ開発ができる」という紹介に惹かれ、とりあえず触ってみたのがきっかけでした。
この始め方は今でも悪くなかったと思っています。最初から最適なツールを決めるより、とりあえず触ってみて開発できた!という成功体験を得られました。
Codexへの移行を考え始めた背景
2026年5月頃にGemini 3.5がリリースされました。
リリース以前までのAntigravityでは「Gemini Pro系」「Gemini Flash系」「Claude系」でそれぞれトークンの利用上限が設定されており、Google AI Proプランでもそこそこの作業をすることができていました。
しかし、3.5のリリース以降は「Gemini系」と「Gemini系以外(Claude等)」の2つの括りとなり、
私の使い方では消費量も増えてしまったため、これまでと同様の作業量をすることが難しくなりました。
この変更によって、モデルの選択肢と利用上限を以前より意識するようになりました。
また、世間ではClaude CodeとCodexが注目を浴びている印象があり、実際の進展具合から見ても、Google Antigravityは少し前の世代という印象を持つようになりました。
ClaudeではなくCodexを選んだ理由
移行先の候補として、ClaudeとCodexを検討しました。
ClaudeはCLI中心の印象があり、当時の私には少しとっつきにくく感じました。その点、CodexはGoogle Antigravityと近い感覚で使える印象がありました。XでフォロワーさんにおすすめいただいたのもあってCodexを試すことにしました。
Codexへ移行して、実際に変わったこと
スマホアプリから遠隔で指示できる
Codexへ移行して便利だと感じたのは、スマホアプリから遠隔で指示できるようになったことです。
Antigravityでは考えすらしなかった方法でした。
アプリ版のChatGPTから標準仕様でMacのCodexにリモート接続できます。
(接続先のMacが稼働している必要はあります)
出先でもタスクの状況を確認したり、次の指示を出したりできます。一定の利用制限がある中で、気軽に指示を送れるのは大きなメリットだと思います。
またiOSであればTestFlightと組み合わせることで、
出先にいながら開発中のアプリを実機にインストールできたりします。
(多少の手間がかかりますが…)
サイドチャットが便利
Codexにはサイドチャットという機能があります。
これはメインでしているやり取りの横で、別のやり取りができる機能です。
サイドチャットでのやり取りはメインのやり取りと切り離されているので、
メインにタスクの手順一覧を表示したまま、サイドチャットで手順の詳細を聞いたりすることができます。
Antigravityでも並行してチャットすることはできたのですが、
Codexではメインのやり取りに言及できるので、追加の確認や回答のこの部分どういう意味だろう、となった時にも気軽にQ&Aすることができます。
実行リトライが大幅に減った
これは私の環境やタイミングの問題かもしれないですが、
Antigravityでは毎日のように実行が停止する事象が発生していました。
Continueすれば続きから作業が再開されますが、ひどいときはContinueを連打するような時間帯もありました。
Codexでは作業が止まるようなことは未だ発生していないので、その点もストレス減少になりました。
開発以外の作業も自動化
Codex移行後は、コードを書く作業だけでなく、開発を支える周辺作業にも自動化を広げてみました。
(この話はAntigravity時代にはしていなかったので、Antigravityでも同じことが実現できるかもしれません。)
具体的には、スキルを作成して次のようなタスクを自動化してみました。
・シミュレータでのアプリ内スクリーンショットの撮影
・ストア掲載用のスクリーンショット画像生成
・App Store Connectのメタデータ更新
またスケジュールで以下のタスクを実行するようにも設定してみました。
・App Store Connectの実績収集とASO改善提案
・Xの投稿実績と反応の収集
・日々の作業記録からXの投稿案を提案
個人開発では、実装以外にも続けるための取り組みがたくさんありますよね。
Codexの導入に合わせて、「定期的に行う作業」を自動化し、
改善にもAIを組み込んで、自分が進めたい作業や考えたいことに時間を使えるようにしました。
具体的な内容はまた別の記事にまとめる予定です。
UIの使いやすさ
AntigravityはVS CodeベースのIDEなので、開発以外の作業にはやりづらさを感じていました。
設定は基本英語ですし、VS Code由来の設定とAntigravity固有の設定がありそのあたりも煩雑でした。
Codexは日本語対応のUIで、わざわざ調べなくても直感で使いやすかったです。
わからなくてもネットに情報がたくさんあるので助かりました。
またこれはLLMに依存した内容ですが、
Geminiと比較するとGPT系を使うことでビルドエラーの回数は格段に減ったと感じています。
(AntigravityではGemini Flash系のモデルを主に使っていたせいかもしれませんが…)
Antigravity時代はA修正とB修正を行き来するようなこともあったので、
コード品質の面でストレスを感じる機会が減りました。
現時点のGoogle AntigravityとCodexの比較
ここからは2026年7月時点で移行を考えるときの観点を比較します。
※モデルの提供状況、利用上限、対応機能はプランや時期によって変わるため、契約前には各サービスの公式ページも確認してください。

Google Antigravityは、IDE/CLIとChromeを含む開発環境で作業を進めたい場合に取りやすい選択肢だと思います。
Codexは、デスクトップアプリで複数のタスクを管理し、スキルやAutomationsを使って開発周辺の定型作業まで整えたい場合に使いやすいと思います。
移行前に考えておきたい注意点
Codexに移行して良かったと感じる一方で、Google AIのサブスクリプションには付帯特典が多く、便利でした。
もしGoogleの関連サービスをハードに日常使いするなら、Antigravityも選択肢としていいかと思います。
それらを踏まえて移行前に整理すべきポイントとして思うのは、次の3点です。
開発だけでなく、ストア運用や発信など、どこまで任せたいか。
PCの前にいない時間にも、作業を確認・指示したいか。
AIエージェント以外の付帯サービスを、どれだけ使っているか。
この3つがはっきりすると、自分にとって続けやすい環境を選びやすくなると思います。
まとめ
AntigravityからCodexへ移行した結果、
私にとって最も恩恵が大きかったのは、開発と運用をまとめて改善する視点を持てたことでした。
スマホアプリからの遠隔指示やサイドチャットは日々の作業のしやすさにつながり、スキルを使った自動化は周辺作業を整える助けになっています。
ただし、Google Antigravityにも、Google AIのサブスクリプションに含まれる付帯特典という良さがあります。最適な移行先は、モデル名だけで決まるものではありません。自分の環境、作業の進め方、任せたい範囲を基準に、まず小さく試してみるのがよいと感じています。
さいごに
自身の個人開発の試行錯誤を、これからも発信していきます。
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