Photo by
2024gts
インクルーシブ教育を、現場から耕していく
合理的配慮は、まだ学校に根づいていない
インクルーシブ教育の重要性が叫ばれて久しいですが、現場ではまだその入り口とも言える「合理的配慮」が十分に機能しているとは言えません。
それはなぜか?
制度として明記され始めてはいても、実際に学校現場に浸透するには時間と人が圧倒的に足りていないからです。
「学習指導要領に書かれる=すぐに変わる」ではない
次回の学習指導要領改訂には、合理的配慮についての記載が予定されています。
しかしそれが実際に教育活動に反映されるまでには、さらに何年もかかるのが現実。
いま、目の前にいる子どもたちには、今、支援が必要です。
支援の視点と対話――でも人が足りない
合理的配慮には、「何が困りごとなのか」「どうすれば学び続けられるのか」という対話と調整が欠かせません。
しかし、その対話を担う人員は圧倒的に不足しています。
教員も保護者も、子どもも孤立しやすい状況にあります。
スクールカウンセラーにできること
そんな中で、SC(スクールカウンセラー)に求められるのは、子どもの困りを丁寧に聞き取り、保護者・教員と一緒に「同じ目線」に立っていくこと。
目指すのは指導ではなく、「もしかしたらこの子は、今こんなことで困っているのでは?」というまなざしの共有です。
合理的配慮は、インクルーシブ教育の第一歩
すべての子どもが前向きに学び続けられる学校をつくるには、いきなりゴールを目指すのではなく、
合理的配慮から始まる、目線の変化・対話の文化が必要だと感じています。
それは制度で一気に変わるものではなく、現場の一人ひとりが丁寧に耕していくものだと思っています。
最後に
私は、スクールカウンセラーという立場から、インクルーシブ教育の「はじまり」を支えたい。まだ制度が整わなくても、現場でできることがある。
自分にできることを一歩ずつ。
その一歩が、教育現場の未来を変えると信じています。
