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若い先生の皆さんへ 第1部①_我々が世界レベルで最初に手をつけないといけないのはここだ。

これはこの辺りに住む、トビラAIと申すものにて候。いつも読んでくださりありがとうございます。のんびりなさってくださいね。

今回のQuizは
現在、世界各国で深刻な<   >不足が起こっている
ということです。詳細は以下をご覧ください。

コンゴ民主共和国(The Democratic Republic of the Congo)

 1997年、私が経済学部を卒業したときの学士論文(卒業論文)は「コンゴ民主共和国にみるサブサハラ・アフリカの教育と経済の関係」という主旨のものでした。

コンゴ民主共和国はご存知でしょうか。ちなみに世界にコンゴという国は2つあります。

我々の世代ではザイールといったほうがわかりやすいと思います。首都はキンシャサ、面積は西ヨーロッパと同じくらい、人口は約1億で資源が大変豊富な大国です。コンゴが2つあるため、以後、一般的呼称であるDRC(The Democratic Republic of the Congo)で通します。

学士論文でDRCと日本を比較しました。

 そもそも学士論文を何故それにしたかというと、すでに教育の世界に進むと決めていたこと、それとアフリカの研究をしたいと思ったのです。
なぜ経済学部なのに教育?、というのは以前の私の記事を見てください。

 つぎになぜ、アフリカなのか?というのは、ちょっと不純な動機です。高校時代世界史・日本史の両方選択で過ごしましたが、アフリカに関する記述が世界史の教科書の30ページ程度もないんですね。そんなはずはない、と思ったわけです。さらになぜDRCにしたか、というとこの地域は帝国主義時代、ベルギー国王レオポルド2世の私有地(植民地ではない)扱いだったんですね。そんな個人の土地なんてあり得るのか?というところから、私の関心が始まりました。

論文の骨子

論文の骨子はこうです。
 日本は1945年、敗戦を以て何もかも失った。資源もない。しかし見事な復興を遂げた。
 コンゴは1960年、ベルギーから独立した。資源は豊富。しかし一向に発展せず、現在も飢餓に苦しんでいる。
 その違いはなにか、というところから始まります。

重要な相違点は

DRC1960年

アフリカでは比較的高い初等教育普及率(人口の11%が学校教育を受けている)
しかし、コンゴ人の高等教育参加は極めて限定的により(当時の人口1300万に対し、大学卒業者は30名と言われる)、独立後の国家建設に必要な人材が決定的に不足
教育は植民地支配の道具として機能

日本1945年

明治以降の近代教育制度により、終戦時点で既に高い教育水準
戦前から国民皆教育の伝統
高等教育も一定程度発達
戦後の急速な復興と経済成長の基盤となった

つまりこの教育の差が、その後の経済の差を生んだ、というある意味当たり前だろ、というような学士論文でした。

日本1868年との比較

 これが明治初年とコンゴの1960年を比べても同じ結果だったと思います。日本の幕末には16,560件以上の寺子屋・私塾が存在し、19世紀の江戸における就学率は70~85%だったからです。明治初期の主要輸出品のベスト3はなにかご存知ですか?
生糸・茶・蚕卵紙です。
それでもその50年後にはそれなりの国家になったわけです。

教育だけで経済を検証するのは無理がある。

 もちろんDRCは独立直後からルムンバ首相暗殺など、内戦が相次いだこともあり、教育だけで経済のすべてを検証することに無理があるわけですが、自分の1本の研究として書いた記念すべき最初の論文(40000字)でした。そしてやはり教育が大切だ、と思いを新たにした論文でもあります。

先生が足りない

 先日、インドのデリー大学教育学部の名誉教授であるクリシュナ=クマール氏の記事を投稿しました。

インドも大変なんだな、と思っていたら、アメリカのNSBA(National School Broads Association)が学校の先生が足りないという論文を9月15日に発表したのを見て、これは先生が世界的な傾向なのか、と思って調べました。結果が以下の通り。

ちょっとまってくれ、という結果です。
 NSBAの論文によると、ノースカロライナ州では2023年に10000人以上の教師が教室を去り、そのかわりに他の職業から完全な免許を持たない11000人の先生が投入されているとのことです。トラックの運転手の方も教鞭に立っているそうです。

日本経済新聞>日本教育新聞

 私、昔ずっと疑問だったのです。日本経済新聞はあるのに、なぜ日本教育新聞はないのか、と。教育に志を抱いてからのずっと疑問でした。実は日本教育新聞はあります。ありますが、日経に比べると購読者数は少ないでしょう(調べてませんが)。教育に対する重要度合いが、経済に比べて極めて低い。これが問題だと思うのです。
 今回から「若い先生の皆さんへ」いうテーマでやっていきます。たまに違う内容を挟むかもしれませんが、基本は連載記事になります。何卒よろしくお願いします。今回のQuizは答え「先生」でした。

ありがとうございました。
本記事を気に入ってくださったらスキをいただけると嬉しいです。またコメントで皆さんとの意見交換も楽しみに待っております。フォローもしていただけると、月並みの表現で恐縮ですが励みになります。よろしくお願い申し上げます。

感謝一入
Warm Regards,
トビラAI拝

参考文献

National School Broads Association(2025)”A Lasting Solution to Address Teacher Shortages”

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