影響を与え合っている
自分は何者かになれるだろうかと考えていた事がありました。何者かなるとは具体的に影響力を持つ事なのか、夢の職業につく事なのか。単に大富豪なのかは分かりませんが、とにかく誰かから認められる様な存在でありたかったことに疑う余地は有りません。
そんな事を考えてしまう時、往々にして私の理想は天高くにある様な気がします。
けれど、よく世界を見て見れば、私達は嫌でも影響を与えているし、背伸びをして少し遠くまで覗いて見れば、それは観戦スタンドのウェーブの様に繋がり広がり大きくなったり小さくなったりするのです。
例えば、微笑ましい光景が心をふわっと持ち上げてくれる。それを一言誰かに伝えたのなら自分はウェーブの参加者になれるのではないでしょうか。受け取った誰かが何処にしまうかはコントロールできないけれど、そこには、立派に喜びのウェーブを繋げたあなたが残っています。
どんな些細な事でもこのウェーブは起こすことが出来るし、渡す事が出来ます。それは言葉でも微笑みでも、本当に何でも良いのです。朝元気におはようと挨拶を交わせただけで、その後の自分が少し変わるなんてことがよくあると思います。
そんな小さな影響を自覚して見たら、意外とあなたのお陰で助けられている人も、反対に助けられた経験も沢山あるのだと思います。微笑みの一つが何処かで命を助ける可能性だってあるのです。私にとって小さな喜びが、誰かにとってはとても大きな喜びかもしれないのですから。
知人から聞いた言葉に「バタフライエフェクト」と言う言葉があります。バタフライエフェクトとは、「非常に小さな出来事が予想もつかない大きな出来事に繋がるかも知れない」と言う意味です。エドワード・ローレンツ氏の「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?」という問いかけに由来するそうです。
この事が、私たちの日々の生活でも言えるのではないでしょうか。
どんな些細な事も、確かに何かを与えています。相手にとってスルーできる程度のざわめきか、反応する程、大きなざわめきかと言うだけで。
だからもっともっと沢山のウェーブに気付いてみたいと思います。お互いに気付き伝え合って行けば、全員が大きな何者かになれるかも知れません。
そして、誰だって始められるのです。


