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『日ごとひとり言』─蝋燭。


─2月1日(日) 「蝋燭」
ろうそくの炎を見ていた。英国の古い教会堂には、ろうそくのあの琥珀色のような黄褐色がよく似合う。隙間風が吹いているのだろう。炎がすうっと伸びたり、ヒラヒラと舞ったり、短くタップを踏んだり、舌のように薄く丸みを帯びて広がったりする。日曜礼拝で、祭壇の横に座って奉仕をしていた私は、退屈して、猫の尻尾のように柔らかく揺れる炎の先っぽを見つめながら、今日も日記を書こうと考えていた。


─2月2日(月) 「初出勤」
噂通りだ。カウンシルの採用手続きには時間がかかる。10月半ばに合格の電話報告をもらってから数ヶ月、今日が正式な就任初日だった。それも先週の木曜か金曜かに知った。それで今日は、カウンシルハウスと呼ばれる、市内中心にあるお役所にトレーニングのために行っていた。
昼休憩の時のことである。私は、同僚たちと一緒にスーパーまで歩き、再びその立派なゴシック様式の建物に戻った。期限が切れていたIDバッジを首から下げていて、笑いながらバカ正直にそれをドアマンに告げると、あっさりバッジを没収されてしまった。突然12時を過ぎたシンデレラのような心細さを味わいつつ、ノンIDで同僚たちの中に紛れ込んだ。日も傾きかけた頃、トレーニングが終わり、私は外に出て、観光客に並んでそのヨーロッパっぽい大きな建物の写真をとったりした。噂によると、初回の月給は間違いが多いらしい。


─2月3日(火) 「2メートル」
今日は初めて、職員が自由に使っているオフィスとやらに通勤した。新人なので、しばらくここに通うよう言われた。大きなホールに、デスクが列車のようにずらっと並んでいる。まだ早い時間で、2、3人がポツリポツリと座っているだけだった。あなたはOT(作業療法士)ですか?なんて聞きながらどこに座ればいいのか探っていると、私のエンジェルハンター、キャロリンが一番奥の隅に座っているのを見つけた。
彼女は今日は風邪を引いているらしい。ボスらしく、私から2メートル離れててね、と言ってきた。私は、ああ、これは一番始めにあなたに会った時と同じね!2021年の私の(ローカム)初出勤の日、あなたは私と2メートル離れて、ラップトップの入った鞄を受け渡ししたでしょ、と言って、二人であの頃の日々を思い出した。
午前中の4時間のオンライントレーニングを終え、持ってきたサンドイッチをデスクで食べたあと、私は自分の車に逃げ込んだ。今、座席に足を上げてこれを書いている。いつかこれを読み返す頃には、いい思い出になっているに違いない。




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