見出し画像

🇭🇰 11月12日 きょう知っておきたい香港ニュース

📊 市場情報
ハンセン指数:26,696.41(前日比+0.25%)
香港ドル/円:1HKD ≒ 19.84円

— きょうは株式は小幅続伸、為替は引き続き円安傾向。
ニュースは「不動産の資産入れ替え」「アクセス改善」「越境往来の新ルール」がテーマ。


1. マクドナルド、香港の不動産を次々売却—34年で4倍のリターン

McDonald’s Hong Kong shops sell like hotcakes as two properties go for US$23.5 million

出典:South China Morning Post
🔗 記事を読む

要約

ケネディタウン店舗を約1億香港ドル(約20億円)、旺角の店舗を8,320万香港ドル(約16億4,000万円)で売却。両物件は1991年前後に約2,000万香港ドルで購入しており、34年で約4〜5倍のリターンに。売却後もリース契約で営業継続。7月以降、計8物件・総額12億香港ドルの売却を進め、「所有から賃貸へ」の方針を鮮明化。

ひとこと

この旺角のマクドナルドは、以前のわたしの事務所のすぐ近くにあり、よく通った店だ。香港のコンピューター好きなら誰でも知っている「シムシティ(星際城市)」の真ん前、地下にあるあのマクドナルド——まさにそこ。
その店舗が約16億4,000万円で売却されたと聞くと驚く。マクドナルドが自社で物件を所有していたことも意外だし、34年持ち続けて5倍に化けたのは、まさに香港不動産神話の縮図だ。
最近は日本で過ごす時間も多いが、日本のマクドナルドの静けさと清潔さを見ると、香港との“密度の違い”に改めて気づく。香港では席を探すのも一苦労。
だからこそ、今回の売却には一つの時代の終わりを感じる。“所有から賃貸へ”――この流れは、香港経済の変化そのものを映している。



2. 中環と西九龍を結ぶ新フェリー航路が15日から運行開始

New HK$20 Ferry Service to Connect Central and West Kowloon – Pets and Bikes Welcome

出典:Hong Kong Free Press
🔗 記事を読む

要約

中環8号埠頭と西九龍文化地区の新航路が11月15日開業。Fortune Ferryが30分間隔で運航、片道20香港ドル。ペットと自転車の持込可。初日は大人用3,000枚、ペット用500枚の無料チケット配布。M+や香港故宮文化博物館へのアクセス改善が期待される。

ひとこと

西九龍文化地区は「悪い場所」ではない。リッツ・カールトンやエレメンツの下にあり、香港好きなら場所はすぐ分かるだろう。現代アートのM+もできて、私も日本からの友人を案内しては写真を撮るほど好きな場所だ。
ただ、とにかく行きにくい。地下鉄が遠く、エレメンツからはミニバスを乗り継ぐしかない。旅行者には難易度が高く、歩くと「見えているのに遠い」という絶妙な距離感が続く。
だから今回の20ドルフェリーは、実に良いニュース。海からアクセスできるだけで、街との心理的距離がぐっと近づく。香港はこうして少しずつ“行きやすくする努力”を積み重ねてきた街。
フェリーが文化と人をもう一度つなぐ——そんな未来を期待したい。



3. 広東省ナンバーの車、香港乗り入れ解禁へ—11月1日申請開始

Plan to allow Guangdong vehicles to travel south to Hong Kong published

出典:China Daily HK
🔗 記事を読む

要約

「Southbound Travel for Guangdong Vehicles」が正式発表。申請は11月1日開始、12月23日より都市部進入を段階的に許可。初期クォータは1日100台(滞在最大3日)。対象は広州・珠海・中山・江門。広東からの観光・消費を促し、香港の小売・観光業の刺激が狙い。

ひとこと

いま香港人は、物価高で「食べに行くなら中国へ」という時代。
飲茶も火鍋も半額で、サービスもいい。日帰りでマッサージやカラオケを楽しんで香港に戻る人が年間1,000万人に達している。人口700万人の街でこの数字——つまり、ほぼ全員が年に一度は“北上”している計算になる。
今回の政策は、その逆を狙った「南下計画」。広東の富裕層が車で香港に入り、買い物や食事を楽しむことで経済を押し上げようという試みだ。
1日100台は少ないようで、実際は“高級車100台”がやってくる規模。落とすお金のインパクトは大きい。
この新しい往来の流れが、停滞していた香港経済に新しい風を吹き込むかもしれない。


きょうも香港の空の下で、良い一日を。

いいなと思ったら応援しよう!