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はじめてのnote‼️「25歳ギャルの職業訓練校日記」6章 仲良くなる

噂のnoteってコレか〜 〜〜〜〜🤩
Hello, World‼️🌎🖥
7/11(土) ZINEフェス東京にて販売する「25歳ギャルの訓練校日記」の内容をちょっぴり公開✌️🐼✌️

激カワ😍表紙

価格 800円(税込)予定🌟
サークル名【陰キャとギャル】

是非遊びに来てね〜❕
似顔絵もやってたりするよ😆🖌


当日はブースでブッダマシーンも見れるよ😆

激エモ😍裏表紙


職業訓練校とは?

職業訓練とは、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」との総称であり、仕事をお探しの方を対象とした公的な職業訓練制度です。
キャリアアップや希望する就職を実現するために、必要な職業スキルや知識を習得することができます。
受講料は原則無料(テキスト代は自己負担)で、身につけたいスキルに合わせた多数のコースをご用意しています。

※厚生労働省ホームペジより引用

今回の初エッセイでは、5か月間職業訓練校に通って再び青春を謳歌する様子をまとめました🌈
それでは❕❕❕
是非試し読みしていってね〜〜🎶🎶⬇️⬇️

6章 仲良くなる

16名のクラスメイトは皆個性的な面々ばかりだった。公務員、看護師、介護士、料理人、フリーランスなど前職は様々で、年齢は20代から50代まで幅広く、一見クラスはバラバラかと思われた。しかし私たちのクラスは、面白いことへの探究心と人への興味が一線を凌駕しており、入学わずか一週間で仲良くなった。皆お喋り好きで、休み時間は各々が好き勝手に騒いでいた。今振り返ると大変申し訳ないのだが、他クラスの生徒が、何度か私たちの教室の扉を閉めに来ていたらしい。私はクラスメイトとお喋りをする時間が何より楽しかった。

とある日の休み時間、私はヒップホッパーを発見した。

「ウチ音楽好きなんだよね!最近ヒップホップハマっちゃって、MCバトルずっと見てんだよね〜。」

「え、俺もヒップホップ好き!SAMとか分かる?よく現場行ってるよ。」

ヒップホッパー 遭遇確率:10%

サバイバルオーディション狂いも発見した。

「今やってるオーディション番組見てる?韓国が本家のやつ!」

「私見てるよ!誰に投票してる?この前のグルーバトルやばくなかった?笑」

KPOP好き 遭遇確率:60%

イナズマイレブン視聴者も発見した。

「ウチ、イナズマイレブン好きなんだよね!見てこのステッカー!令和の時代にまだグッズ出てんのアツくね?」

「イナズマイレブン私も見てたよ!あ、見て今日のハンカチ豪炎寺w」

イナズマイレブン(無印)視聴者 遭遇確率:20%

ツイ廃も発見した。

「未経験可のデザイナーの求人に応募すると、実際はコールセンターに配属されるらしいよ。」

「それはヤバいね。嘘を嘘と見抜ける人でないとインターネットを使うのは厳しいね。」

ツイ廃 遭遇確率:20%

人生でKPOP好きに遭遇できる確率は、そこまで低くない。ヒップホップ好き、アニメ好き、ツイ廃も全然居る。生きていればどこかで必ず出会う。残念ながら、飲み会好きのザルと、魚一匹丸々捌く釣り人と、ラーメン二郎が主食のジロリアンと、本を常に携帯するレベルの読書家と、レスポール信者のハードロッカーは見つけられなかったが、それでも共通項を持っているクラスメイトが割と存在することに驚いた。
不思議と前職では、1つのことに没頭しているようなタイプの人間に出会えなかった。創造性が問われるデザイン学校の性質上、文化好きの人間が集中するのではないかと思う。無趣味でなんて居られないといった風に、それぞれが自分の好きなことに没頭していて、興味の多い私は居心地が良かった。

しかし、そんな私が好なものの中で1つ、圧倒的に低い遭遇率を叩き出すものがある。

その日は唐突に訪れた。
やはり人と話すのが大好きな私は、案の定その日の休み時間もクラスメイトに話しかけまくっていた。私の後ろの席に、歳の近い男の子がいた。その男の子は、私の周りでは数少ない公務員のような雰囲気を纏っていて、真面目で慎重そうな印象の子だった。(マジで昔は公務員だったらしくてウケた。)
そんな彼は、雑談の中で誰に似てると言われるか?という話になった時、自身の顔を「この世のチー牛の中央値」と称した。私はその自虐が堪らなく面白くって、それ以来その男の子のことを「ちい君」と呼んでいる。

ちい君がボカロ好きであることは、自己紹介の時に聞いていた。私もかなりのボカロ好きなので、ずっとちい君と音楽の話がしたかった。

「ちい君は、どんなボカロ聞くの?」

「うーん、割と色々聞くんですけど…」

私の問いかけに、ちい君は少し戸惑っている様子だった。あ、その顔はあれだ。ボカロ好きって言っても、有名曲ばかりじゃなくてかなりコアな部分も聞いてるから何を挙げたらいいかな…の顔だ。深く知っている人の何から話そうと戸惑っている顔と、何も知らなくてやっべと戸惑っている人の顔って、ほんとに全然違うんだよな。これはプレイリスト見せた方が早いなと思った私は、自身のボカロプレイリストをちい君に見せた。

「これウチのプレイリスト!知ってるのある?」

ちい君は、私のプレイリストを人差し指で素早くスクロールする。

「あ、Neruさんは俺も好きです。ウミユリ海底譚懐かし!サンドリヨンもいいですよね。え、エンクロージャー知ってる人いるんだ。はるまきごはんさんも聞くんですね!メルティランドナイトメアめっちゃいいですよね。」

ちい君は、私のプレイリストにある曲を殆ど知っていた。そこそこ知っていそうとは睨んだものの、9割以上だとは驚いた。私は更にジャブを打った。

「実はこのプレイリストはほんの一部で、寧ろ私の好きな曲はサブスクに上がってないような、マイナーな曲なんだよね。」

「あっ、すごく分かります。」

まじ?すごく分かるの?

私は音楽サブスクアプリからユーチューブに切り替え、さっきとは別の曲が入ったプレイリストをちい君に差し出す。

「これとか知ってたりする?界隈曲っていうジャンルなんだけど。」

「え!?界隈曲!?それクラゲですよね!?」

界隈曲リスナー 遭遇率:0.1%

暫しの静寂が訪れる。
まさか、界隈曲を知る者がこの世にいるなんて。更に職業訓練校なんていう、ニッチすぎる場所で遭遇するなんて。私たちは衝撃のあまり動けなくなっていた。

界隈曲
それは、oo界隈などの「界隈」の正しい使い方がなされていない、「界隈曲」という名称そのものがジャンルであり、リスナーが非常に限定的な、小さな音楽ジャンルのことを指す。奥深い電子音のサウンドに、機械的で無機質な歌声と歌詞が乗ることで、少し不気味な、けれども何処か暖かい聞き心地を作り出す音楽に、私はどっぷり浸かっていた。

界隈曲のリスナーが非常に限定的なのは、曲名が検索避けされている事も大きい。私がちい君に見せた曲は「.」という曲名で、私が1番好きな曲は「✊」という曲名である。✊は本当にヤバくて、私✊っていう曲好きなんだよね〜と手を✊にしたら「いや曲名は?」「だから✊」「は?」となってしまう。

そのような界隈曲の性質上、そもそも曲に出会うことが難しく、習慣的に聞いている人間は本当に少ない。その認識はちい君も同じであった。

「…っっっっっ!!!!!!」

私たちは、これ以上ない高揚感を抱いていた。この貴重で尊い出会いを噛み締め、その場で熱い熱い握手を交わした。(その時手をぶんまわし過ぎて、薬指のネイルが吹っ飛んでウケた。)

私たちが仲良くなるのに時間はかからなかった。というより、慎重派なちい君の壁を私がガンガン破壊していった。ちい君は、ことある事に私を「オタクに優しいギャルがアニメから出てきたみたいだ」と言った。実は私は、今まで自分のことをギャルだと思っていなかった。だが訓練校に来てあまりにもギャルと言われ、私は昔からの友人に自分を確かめたくなった。

「私ってギャルだと思う?」

「え、ギャルでしょ」「うん」「そうでしょ」
「ギャルじゃないの?」「そう思う」「ギャルだよ笑」

衝撃だった。
地元の友人も、中学の友人も、高校の友人も、大学の友人も、前職の同期も、親戚の子も、皆同じ答えだった。他者からの印象がこんなにも一致するって凄くないか。私だけが、私をギャルだと思っていなかった。それ以来、私は自分でもギャルを名乗るようになった。自分でしっくりきている訳ではないが、皆んなが言うのだから良いだろう。

同じようなテンションの友人と一緒にいる時「私たちってギャルじゃん?」なんて、自分たちの認識についての話題になることはない。同属と一緒にいる時に、自分だけがくっきりと浮き彫りになることはないし、他者と比べて自分とはなんて考えることもない。だから気づく機会がなかった。ちい君から言わせれば、ノリとファッションが同じ私の友人も、皆ギャルなのだろう。私の友人は皆最高だから、今度会わせてやりたい。

お互いのことを知っていくにつれ、私は本を読むことが好きで、ちい君は本を書くことが好きだということが判明した。

「良かったら、今度俺が出展する文学フェスに遊びにきてよ。それで面白かったら、みるも本を書いてみない?」

ちい君は自分で書いた本を自分で負担して出版しているようだった。

「本?エッセイみたいな?」

「そう。みるは多分、文章が上手いと思うんだ。話している時の言葉選びや、話の構成が面白い。きっと文を書く事を楽しんでくれる気がするんだ。」

「えでも、私なんかの人生を面白いと思って、お金出して本を買いたいと思う人なんていないよ。」

「そんなことない!文学フェスっていうのは、本当に沢山の人が来るんだ。その人たち全員に刺さる文章を書く事は難しい。でも、みるの文章が刺さる人は、必ず現れる。自分と同じ趣味を持った人にきちんとアプローチできれば、自分の本を手に取ってもらうのも夢じゃないんだよ。どう?楽しそうでしょう。」

私は文章を読むことは好きだが、書いてみようと思った事はない。というのも、私は自分に起こった出来事や抱いた感情を、常に誰かに言葉で共有している。インプットとアウトプットのバランスが取れている故、自分の考えを不特定多数にまで発信したいという気持ちがなかった。そもそも文を読むのと書くのは違うし素人の文章だし時間かかりそうだし友達とも遊びたいし第一材料費ってどれくらいなn

「費用は全部俺が負担するよ。だから一緒に出展してみない?」

やるーーーーーー!!!

「やるやるやる!まじで!?いいの!?タダで本出せるの!?いいよ!やろやろー!」

まさかのリスクなしで本を出せることになった私は、ちゃっかりその文学フェスに興味津々だった。どんな内容の本にしよう。そうだ、今通っている訓練校の話なんてどうだろうか。

次々とアイデアが浮かぶ私を横で見ていたちい君は、「計画通り」といった様子で、少し微笑んでいたような気がした。
6章[完]

読んでくれてありがとぉぉぉっっ〜❕😍✊✊本書では、1〜12章で職業訓練校の様子をお届け🎶

7/11 ZINEフェス東京‼️
良かったら遊びに来てね🎶
バイバ〜ィ✊

東尋坊みる

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