【十勝農家】ゴジラのタマゴが生まれる瞬間
ラップサイレージ
ラップサイレージとは、牧草や飼料作物を円筒状の牧草ロールに成型した後、ポリエチレン製の特殊なラップフィルムで密封し、乳酸発酵させて調製する飼料貯蔵方法です。十勝では、タワー型のサイロに牧草を貯蔵していましたが、それがラップサイレージに代わりました。これでだいぶ省力化が図れることから導入する農家も多くなってきています。畜産の盛んなん十勝地方では、ラップされる前の牧草ロールが採草地に点在する景観が風物詩となっています。


牧草を包むラップサイレージ
ラップサイレージは倉庫に貯蔵する乾燥牧草とは違い、水分のある牧草をフィルムで巻くことで腐敗を防ぎサイレージ化するものです。これは牧草の長期保存に適します。本州では牧草ではなく稲藁をラップサイレージ化しています。これをWCSと言っています。牧草の品質は、原料作物の水分含量(乾物率)に大きく影響されます。イタリアンライグラスやスーダングラス、トウモロコシなどでは、水分含量を40~60%に調整することで高品質なサイレージが得られます。保管場所は、木や水路から離れた、平らで水はけの良い場所を選び、丈夫なプラスチックパレットや固められた土の上に置くことが重要です。また、鳥獣害対策として、保管場所を厳選し、定期的にフィルムの破損がないか確認し、適切に補修する必要があります。ラップサイレージは包装直後から鳥害のリスクがあるため、注意が必要です。

ラップサイレージを作るための機械は、主にロールベーラーとラップマシーン)の2つです。これらは、牧草や飼料作物を円筒形に圧縮・梱包し、専用のフィルムで密封して発酵させるための装置です。
1. ロールベーラー(梱包機)
牧草や藁などを円筒形(ロールベール)に圧縮する機械です。ベールの形状を保つために、外周にベールネットやトワイン(麻紐)を巻き付けます。近年では、細断型のロールベーラーも登場しており、コーンサイレージなどに適しています。

2. ラップマシーン
圧縮されたロールベールに牧草フィルムを巻き付け、密封する機械です。このフィルムによって内部が嫌気状態になり、乳酸菌発酵が促進され、長期保存が可能になります。

ゴジラのタマゴが生まれる瞬間






