悩みや思考の堂々巡りから一歩抜け出すための考える「思考中毒になる!」
仕事で先を考えて行動するよう促され、私生活でも老後のことや子どもの進学費など資産運用についても考えることを迫られ、常に私たちは考えることを迫られ生きています。
インターネットで情報がすぐに手に入れられることで、今後及ぶであろうリスクややらないといけないことが見え始め、何も考えずに生きることは難しい世の中になっているように思います。
だからこそ今後のことを考えることは必要で、ほとんどの人は考えているはず。
でも、一度立ち止まってみると、それは本当に考えていることなのでしょうか。
考えごとのほとんどは「心配ごと」です。何かを思い煩い、物思いにふけっている状況を「考えている」と誤解している人は、意外に多いのです。
考えごとの特徴は、同じような思考を繰り返し、一向に進展しないところにあります。いわゆる「堂々めぐり」の状態です。考えごとをしているとき、私たちは心はさまよっています。
僕もよくありますが、ふとしたときに仕事の心配事が頭を覆いつくし、しばらくそこに意識を奪われている状態が続き、そのあとの脳の疲労感から考えたと勘違いしてしまいがち。
思考が今にとどまるのではなく、次はこうしようとか、もっとこうすればいいんではないかと先につながるようにアイデアやヒントをつかんでいるのが思考するということ。
嫌でも考えることを求められる時代に、自らの脳をフル回転させ、変化の激しい今の時代を生き抜くコツを学べる本書「思考中毒になる!」(齋藤孝 著)。
悩んでいる状態と考えている状態はまったくの別物であると意識したいところ。
誰かが考えてくれるのだから、別に自分は考えなくていいのではないか。
世の中には娯楽があふれているし、頭の良い人たちが考えてくれた制度に身を委ねていれば、生きていける時代でもあります。
子どもの教育、自分たちの生活の中でも考えることはいくらでもあるので、つい考えることを放棄してしまいますが、受動的なままだと何も変化は訪れません。
目の前で起きている出来事を「自分ごと」として観察し、先の見通しを予測すれば、具体的な行動ができます。
「雨が降りそうだから、傘を持っていく」
「在庫が切れそうだから、発注をかけておく」
こういった思考の延長線上に「ヒットしそうな商品を企画する」「将来を見越して戦略を決める」といったクリエイティブなアウトプットが成り立ちます。
自分に起こっていることだと認識し、能動的に情報を集め、そこからどうするか考えることで具体的な方向へと行動を起こせるのではないでしょうか。
今を見つめることも大事ですが、先はこうなるかなとある程度予測を立てないと動くことはできないし、自分の将来に希望を見つけることもできないのかもしれません。
他人事でなく自分事と受け止めるだけでも、考えようとする意欲が生まれる。
とは言え、ずっと考え続けていてはどこかでパンクしてしまいますし、適度な休息は必要不可欠。
勉強を24時間やり続けることも不可能だし、どこかで脳を休めることと栄養を取って回復することも考えないといけません。
これまであまり思考習慣のなかった人は、ちょっと考えようとすると、すぐに疲れてしまうかもしれません。そんなときはチョコレートなど甘いものを一口食べると、疲れがスーッと軽減するかもしれませんよ。もちろん、健康のため、食べすぎにはご注意を。
僕はよくスーパーやコンビニでラムネを買います。
子どものころからラムネが好きだったのもありますが、ブドウ糖が脳を活性化させると聞いたことがあるので、仕事のあいまや運転中に少し眠気を感じたときに食べています。
仕事でハイパーストレスを受けて、くたくたになって家に帰ったときも、気づけば夕飯前だというのに甘いものを食べてしまっていることもしばしば。
休みの日の朝も、仕事から解放された気のゆるみからつい甘いものを食べすぎてしまい血糖値爆上げで何も手につかないなんて失敗も数多くしています(笑)。
食べすぎはいけないのでほどほどにしておかないといけませんが、リフレッシュしたり脳の疲れを回復させるには甘いものが一番!
今、漠然と頭に浮かんでいることは何でしょうか?
こうなったらいいな、あのときは良かったなと思っているのは物思いにふけっている状態。
自分はこういうのが好きなんだなとやりたいことのヒントを見つけたり、その経験をこれから何かに活かすことができないかと、先をみすえていくのが考えるということ。
思考し続けるのはしんどいし、これ以上余計なことは考えたくない……。
そう思ってしまうのは普通だし、僕ももう考えすぎて「もう疲れたよ……」となってしまうことなんてざらにあります。
時には休息をとりながら、そういう時代に生きていることを自覚し、考え続けていかないといけない。
難しく考えず、正解もないので自分はこう思うからこうしよう、とするのでもいいのではと思います。
思考するとは何か、思いや気づきから、さらに踏み込んで考えることを学べる一冊です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
