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塩焼きはおとなの証し。

季節はめぐり、また春がやってきます。

早咲きの桜は、すでに咲き誇ってます。

お花見の主役も蕾がふくらみ、出番を待つばかり。


📆おとなの実感

当たり前のことだけど、去年の春からまた1年が経ちました。これをくり返して、人は歳を重ねます。子どもはいつしかおとなになり、この間まで小学生だった少年、少女もいつしか高校生に、そして社会人になる日もやってくるでしょう。

自分がおとなになったなと自覚することって、あるようでない気がします。社会に出てからのほうがはるかに長いのに、ついこの間まで学生だったような感覚って残ってませんか。

ただ、自分がおとなになったことを、あらためて気付かせてくれることもあると思っていて、たとえば音楽や絵の好みなど、そうかもしれません。あの頃、退屈に思えた曲調だったり、よさの分からなかった水墨画だったり、そこにしみじみと聞き入る、見入るとき、おとなになったなと感じます。

🧂今おいしいおとなの味

食べ物もそうかもしれません。

シンプルな魚の塩焼き。こういうのって、学生の頃はあまり選ばなかった気がします。

だって、このとおり、味付けは塩オンリーですからね。クリームソースとか、トマトソースとか、そういうメリハリの効いた味付けに比べて、退屈なように思っていたんだと思います。

でも、いまは美味しい。ほくほくに焼きあがった白身、塩がその身の甘みを引き出す、何よりもシンプルな味付け。

🐟️簡単、シンプル

そして簡単なのもいいですね。

我が家ではオーブントースターを使って、焼き魚をしています。これなら、魚焼きグリルよりあと片付けも簡単です。

アルミホイルに載せて、塩を振ってあとは焼くだけ。じっくり焼けば、ふっくらした塩焼きのできあがりです。

パリッと焼けた皮を破って箸を入れれば、ふわり漂う魚の香り。

海水で育つ魚ですからね、塩味がなじまないわけがありません。

🕒️おとなのバロメーター

もちろん、子どもの頃から変わらず好きなものもあります。

オムライス、ハンバーグ、エビフライ、コロッケ、ビーフシチュー。そんな洋食メニューは、今も変わらず大好物ばかり。

でも、魚の塩焼きやほうれん草のおひたし、筑前煮、干し椎茸の炊いたん、焼き茄子、あの頃はお箸を伸ばすことのなかった、いわゆる和食のメニューも今では好きになりました。

塩焼きは、あの日の子どもが日々、1年、過ぎゆく時をくり返して、いつしかおとなになったことを証明するバロメーターなのかもしれません。

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