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spring_autumn
余白
多彩な想いが
ひとりでに遊ぶように動き出す
あの内にある空間と時間を
生活の、白紙のようなひと時が招く
意味のある音や言葉に応える場所を
暫し忘れて、否、思う思わぬも自由で
そこで代わる代わる浮かんでは沈む
印象の種が思考の始まりであり
連鎖する仕組みでもある
種をたくさん持つといい
それは未だ言葉でも
喜怒哀楽でもない
いわば膨らみのような
小さな、分からないくらい
かすかで多彩なもの
意味のある言葉、説明できる時
そういうもので埋め尽くした生活で
繊細な気の宿る場所など残りはしない
そうやって、意味のある言葉も
皮肉にも、遠ざかる
優しさをすこしだけ嘘にして、
誰かを孤独に迷わせる
言葉の温度は、厚みは、意味の後ろに。
大地の味は、化学でわかる味より深い
風の言葉は、人の言葉よりも優しい
かすかな声を聞け
食べ物に、自然に、人のなかに
そして己に
