『ピンクとハバネロ』5巻を読んだら、黒瀬の“本音ラッシュ”に、心が追いつかなかった。【ネタバレあり】
「好きだっつってんだろ」
たったこれだけの一言なのに、
5巻を読みながら何度、心臓がバクバクしたかわかりません。
ずっと塩対応で、
感情を見せることをどこか拒んでいた黒瀬彗が──
・逃げたい
・近づきたい
・守りたい
その全部を抱えたまま、
初めて“自分の本音”と向き合おうとする。
5巻はまさに、
黒瀬の恋心が「言葉」としてこぼれ始める巻でした。
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✅ 「ピンクとハバネロ」14巻で完結★どこで読める?レビュー【ネタバレ】
■ 5巻を読んでまず感じたこと
“黒瀬が一番しんどいのは、誰でもなく黒瀬本人だ”
キャンプでの「好きだっつってんだろ」も、
夏祭りでの「俺はお前だけで手一杯だから」も、
どれも計算なんて一切なくて、
その瞬間、その場で、
抑えきれなくなった感情が口からこぼれただけなんですよね。
だからこそ、読んでいて苦しい。
・麦を守りたい
・でも、自分のせいで麦が何か言われるのは嫌
・距離を取りたい
・でも、離れたくなんてない
この矛盾のど真ん中で、
黒瀬自身が一番、行き場のない気持ちに振り回されている。
その姿があまりにもリアルで、
読んでいて胸がキュッと締めつけられました。
■ 心を撃ち抜かれたシーンたち(ネタバレあり)
あらすじ全部ではなく、
私の心を強く揺らした場面だけをピックアップします。
● キャンプでの「好きだっつってんだろ」
クラスメイトに詰められて、
つい口をついて出た一言。
牽制でもあり、
宣言でもあり、
何より黒瀬自身の「本音」そのもの。
この瞬間、
・麦も
・周りのクラスメイトも
・そして何より黒瀬自身も
もう“気づかないふり”ができなくなってしまう。
恋が動く音が、はっきり聞こえた瞬間でした。
● 距離を取ろうとする黒瀬と、逃げない麦
「俺といたら、麦がまた何か言われるんじゃないか」
そう思って、
不器用に距離を取ろうとする黒瀬。
ここで麦が、
逃げずに“ちゃんと話そう”と向き合うのが、
本当に麦らしくて愛おしい。
傷ついても、
怖くても、
それでもちゃんと向き合いたいと思える相手になっていることが、
このシーンから伝わってきました。
● 「好きだの嫌いだの、そんなうっすいもんいらね。せっかくなら一生一緒がいいじゃん」
読んだ瞬間、
「ちょっと待って黒瀬!?急に結婚観ぶち込まないで!?」
ってツッコミながらページをめくりました(笑)。
でもこれ、
黒瀬の価値観がものすごく出ているセリフだなと思って。
軽い好き嫌いじゃなくて、
長くそばにいたい。
それくらい大事な存在になっている。
その“重さ”が、ぶっきらぼうな言い方の奥に見えて、
顔がじわっと熱くなりました。
● 夏祭りでの「俺はお前だけで手一杯だから」
この一言は、完全にトドメでした。
・他の誰かじゃなくて、麦だけ
・余裕なんてなくて、麦のことで頭も心もいっぱい
・“選んでいるのはお前だ”という明確な意思表示
読者としては、
「あぁ、もう完全に落ちてるじゃん…」としか言えない。
黒瀬彗が“麦の恋人になる未来”から逃げられなくなる決定打。
このページは、何度も何度も読み返してしまいました。
■ 5巻がこんなにも苦しくて尊い理由
5巻の黒瀬って、
ずっと「逃げたい気持ち」と「近づきたい気持ち」の戦いをしているんですよね。
・そばにいたい
・でも、自分といるせいで麦が傷つくのは怖い
・守りたい
・でも、守れる自信があるわけじゃない
その矛盾ごと全部抱えて、
不器用なやり方で“それでも麦を選ぶ”。
その過程が、見ていて本当にしんどい。
でも、どうしようもなく尊い。
そして麦も、
黒瀬の言葉ひとつで揺れて、
距離を取られそうになると不安になって、
それでも逃げずに「話し合う」ことを選ぶ。
5巻は、
「2人の気持ちが、ようやく正面から向き合いはじめる巻」
なんだと思います。
■ この巻が私に残していったもの
5巻を読み終えたあと、
一番心に残っていたのは、
「告白って、ひとつの言葉だけじゃないんだな」
という感覚でした。
・好きだっつってんだろ
・一生一緒がいいじゃん
・俺はお前だけで手一杯だから
どれも、
“告白です!”と宣言されたセリフじゃないのに、
全部が告白以上の重さを持って胸に刺さってくる。
黒瀬にとっての「本音」って、
やっぱり一言一言が重い。
だからこそ、この巻のセリフ一つ一つが、
読者の心にも深く残るんだと思います。
■ 最後に──あなたの胸に残った一言はどれでしたか?
・キャンプでの「好きだっつってんだろ」?
・未来を匂わせる「一生一緒がいいじゃん」?
・夏祭りでの「俺はお前だけで手一杯だから」?
どのセリフを切り取っても、
黒瀬の“逃げられない恋心”がくっきり浮かび上がってきます。
6巻では、
この本音たちが、“行動”としてさらに形になっていく。
恋が言葉からキスへと変わっていく、その過程を、
また一緒に見届けていきたいです。
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