🌿Vol.271 この夏はもう一度、アーユルヴェーダの総復習——テキストを開き直す
この夏は、もう一度アーユルヴェーダの総復習をしようと思う。
アーユルヴェーダのテキストを、最初から勉強し直す。
なぜ、今また基礎に戻るのか
2020年に学び始めてから、実践を重ねてきた。
白湯を飲み、季節の変化にからだを合わせ、ドーシャを意識した食事を選んできた。触診を受け、パルス診断でカパの乱れを知り、日々の暮らしに知恵を落とし込んできた。
実践を積み重ねるほど、逆に基礎が知りたくなる。
今の自分の暮らし方が、本当に理にかなっているのか。断片的に覚えた知識が、体系のどこに位置づけられるものなのか。それを確かめたくなった。
実践先行で積み上がった知識の、棚卸し
これまでの学びは、どちらかというと実践先行だった。
不調を感じ、それに対応する知恵を調べ、試す。その繰り返しで知識が積み重なってきた。
だから知識同士のつながりが、まだ整理しきれていない部分がある。アグニとオージャスの関係。三つのドーシャと五大元素の対応。季節とドーシャの連動——ひとつひとつは知っているのに、全体像として説明できるかというと、まだ曖昧なところがある。
テキストを最初から読み直すことは、この棚卸しの作業になる。
学び直すことは、後退ではない
一度学んだことを、また学び直す。
これは後退ではなく、螺旋を描いて上がっていく過程だと思っている。
同じテキストでも、5000年の知恵の言葉でも、経験を積んだ今読むと、以前とは違う場所に光が当たる。
「わかったつもり」になっていた部分が、実は表面をなぞっていただけだったと気づくこともあるだろう。それでいい。むしろ、それを見つけるための総復習だ。
チャラカ・サンヒターに、もう一度向き合う
アーユルヴェーダの古典、チャラカ・サンヒターには、こんな言葉がある。
「幸福で意味のある人生を、他の生命にも役立つように生きること」——それが寿命の定義だという一文だ。
以前この言葉に出会ったとき、頭では理解したつもりだった。でも今、あらためて読み返すと、その意味の重さが違って感じられる。
大腸癌を経験し、葉山での暮らしを選び、ライフデザインサポートやSimply Beingという活動名で人と関わるようになった今のほうが、この言葉が要求している深さに、少しだけ近づけている気がする。
テキストは変わらない。変わったのは、こちらの受け取る器のほうだ。
何を、どう復習するか
総復習といっても、闇雲にページをめくるつもりはない。
まずは基本三原則——ドーシャ・アグニ・オージャスの関係性を、あらためて図式として整理し直したい。断片的に知っていることを、体系の中に位置づけ直す作業だ。
次に、季節とドーシャの連動を、葉山という土地の実感と照らし合わせながら読み直す。梅雨のカパ、夏のピッタ、秋のヴァータ——これまで体感として理解してきたことに、テキストの言葉を重ねていく。
最後に、日々の実践(ディナチャルヤ)の項目を、今の生活習慣と一つずつ比較する。白湯、食事の時間、就寝の時刻——実践できていること、抜け落ちていることを、正直に洗い出したい。
今年の夏の、もうひとつの決めごと
今年の夏は、海に入ることにした。そしてもうひとつ、アーユルヴェーダのテキストを開き直すことにした。
からだで実践してきたことを、頭でも理解し直す。
その両輪が揃ったとき、暮らしの中の知恵は、もっと確かなものになっていくはずだ。
この夏の記録は、また少しずつここに書いていく。
🌿締めのひとこと
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。コメントやフォローで、ぜひあなたの『暮らしのテーマ』も教えてください。ゆるやかに、光と風のように——。
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