腫れ物、職場で耐え忍ぶ
朝。
右肋骨最下部が痛い。
うつ病になってから何度もあったやつだ。
気休めに湿布を貼って治る日と、治らない日がある。
今日は後者だった。
ピキ!
ピキ!
ピキ!
無条件に無作為に痛む神経痛は、結局帰宅直前まで続いた。
対照的に、役割のない僕は先輩のちょっとしたお手伝いくらいしかしていないのにチョンボをかまし、自ら尻拭いをするという自作自演で時間を浪費する。普通なら説教タイムだ。上司も先輩もサインしてるけど。
仕事を受けるときは、しっかり背景目的を聞こう、納得しようとあれだけ決意していたのに、いざ復職してみると『仕事を振る方の気分が変わったら何の意味もない』という至極当たり前な教訓を得るだけで日が暮れる。
経験が浅い。
病み上がり。
40代の中年係長。
係が山奥の別拠点。
これでは腫れ物扱いも当然だ。
こちらが得るものがあっても、あちらに得るものがないんだから。
そう、選ぶ権利もあれば、選ばれる権利もある。
異動を命じた当時の部長は、兼務の形で職場にいる。その異動により休職者の面倒を月イチとはいえ2年も見ることになった課長。
そして出てきた復職者が、都合のいいように戦力になるとは限らない。
体調との闘いだと思っていた。今日のようにそういう日もある。しかし、それよりもイメージが形にならない。
想像以上の深刻さだ。
どこまで待ってもらえるのか?
どこまで我慢できるのか?
産業医の言葉をそのまま当てはめれば、3ヶ月、6ヶ月と徐々にハードルが上がる。どの道を選んでも同じハードルには変わりない。
今は腫れ物として甘んじよう。
給料泥棒でも仕方ない。
傷病手当をいくらもらってきたと思っているんだ。
腫れ物でいい。
サボりでいい。
今は状況をつかみ、体調を整えることに力を入れよう。それが僕のできる精一杯だ。
ああ、また似たような話になってしまった。
この呪縛から解かれる日はいつなのか。
