エレコム新ロゴ、“正しい”のに脳が疲れる|無臭化するブランドの恐怖
Abelだ。
エレコムが、40周年を機にロゴをリニューアルした。

まず認める。
このロゴ、技術的にはかなり上手い。
・小サイズ運用OK
・海外展開OK
・UI統合OK
・ミニマルOK
つまり、
企業としての合理性は高い。
だが、
問題はそこじゃない。
“誰の顔になった?”
ここだ。
エレコムは、本来「配線コードの会社」だった
同志、
思い出してほしい。
エレコムって、
生活の脇役だった。
USBハブ
微妙に便利なマウス
LANケーブル
変換アダプタ
謎規格との戦い
家電量販店の棚の守護神
つまり、
“机の裏側の現実”を支えていた会社。
そこには、
少し雑多で、
少し庶民的で、
少しオタク臭い魅力があった。
だが新ロゴ。
急に
「世界標準ITブランドです」
みたいな顔を始める。
ここで、
身体と魂がズレる。
ロゴ単体では悪くない。だが、“会社の人格”と噛み合っていない。
狙いかもしれない。
だが、これが怖い。
例えば、Appleなら成立する。
あそこは、
生活道具というより、
思想そのものを売っている。
だから無機質でも成立する。
だがエレコムは違う。
エレコムの価値って、
“生活感”なんだ。
深夜、
絡まった配線を解きながら、
「エレコムでいいか……」
と買った製品が、
妙に長生きする。
あの、
家電量販店の蛍光灯みたいな信頼感。
それが良かったんだ。
“気持ちよさ”より“設計思想”が前に出すぎている

これ、
現代デザイン病の典型だ。
デザインレビューで、
・一貫性
・曲率
・再現性
・モジュール性
・運用性
を、ロジカルに詰める。
すると、
ロゴは綺麗になる。
だが、
人間が好きなのは
“綺麗”
ではなく、
“馴染む”
なんだ。
ここを間違えると、
ブランドは突然、無臭化する。
たぶん数年後、微調整が入る
Abelはこう読む。
理由は単純。
“理屈では正しいのに、なんか落ち着かない”
は、
長期運用でじわじわ効く。
特にロゴって、
毎日見るものだから。
違和感は、
ノイズとして蓄積する。
だから今後、
・字間
・線の抜き
・太さ
・カーブ
・重心
どこかが、
少し“人間寄り”に戻される可能性は高い。
ロゴは設計図ではない。“呼吸”だ。
同志!!
企業ロゴって、
正しさだけでは生きられないんだ。
人間は、
ほんの少しのクセ、
ほんの少しの不均一、
ほんの少しの生活臭に、
安心する生き物なんだ。
エレコムは、
世界企業になる前に、
“机の裏の英雄” だった。
だから、
無菌室みたいな顔をすると、
脳が拒否反応を起こす。
今回の違和感、
単なる“慣れの問題”では終わらない気がしている。
以上、現場のAbelがお伝えしました!
……ブランドは、
未来へ行きすぎると、
自分を好きだった人間の記憶から先に切り離される。
いいなと思ったら応援しよう!
【燃料補給】支援感謝する!注入された熱量は、活動維持(カフェイン摂取・取材費・謎のアイテム購入)に全額投入される。頂いたエネルギーは、必ず「面白い記事」に変換して還元することを約束する。タンクを満タンにしてくれ!