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米ビルボードへのYouTubeのデータ提供停止で「IRIS OUT」も「AIZO」も大幅下落。日本楽曲には不利な変更になりそう

ちょっと、これは残念なニュースですよね。

昨年、YouTubeが米ビルボードチャートへのデータ提供を停止すると発表して、話題になっていたんですが。
結局両社の溝が埋まらぬまま1月16日以降のデータから、YouTubeのデータが米ビルボード側に反映されない結果になってしまったようです。

詳細はイマオトさんの記事にまとまっていますが、日本の音楽にとって分かりやすいのがチャートの変動結果。

米国の楽曲も、YouTube除外の影響でストリーミングの週間の総再生数が軒並み4〜16%ぐらい下がっているようなんですが。
その影響は残念ながら明らかに日本のアーティストの楽曲の方が大きいようです。

特に分かりやすいのは、紅白歌合戦のパフォーマンス動画がすでに1400万回超えの大ヒットとなっている米津玄師さんの「IRIS OUT」が16位から43位に急落した点。

Spotifyとかのストリーミングの再生数よりも、YouTubeの動画の再生数が多いアーティストにとっては明らかに不利な変更と言えます。

また呪術廻戦の主題歌として話題のKing Gnuの「AIZO」も30位から77位に急落しています。

「AIZO」に関しては、1500万再生超えてるノンクレジットオープニングの動画が、東宝アニメーションとKing Gnuのコラボ動画扱いになっているので、これがチャートの集計対象になっているかはイマイチ不明なのですが、なっていても除外ということになります。

で、1週間遅れで公開された本家のMVの方も、めっちゃ話題になっていて既に2000万再生されているんですが、これも米ビルボードにはカウントされないことになります。

ちなみに、ミセスのluluはランクが上がっていますが、データの集計期間が2週目でフルになった関係だそうで、2400万再生されているYouTubeが入っていたらおそらくもっと上位になっていたと思われます。

日本はそもそもサブスクシフトが遅れましたし、Spotifyのシェアが低いので、この変更は明らかに日本のアーティストにとっては不利な変更と言えますね。

幸いビルボードジャパンは米ビルボードとは違うルートでYouTubeのデータを入手している関係で、引き続きYouTubeのデータはチャートに反映されるようですが。

海外のファンを増やしたい日本のアーティストからすると、米ビルボードでYouTubeのデータが反映されないのは、かなり痛い状況と言えます。

ちなみに、そもそもなんでこんなことになったかというと、1月17日から米ビルボードが無料よりも有料で聴かれた再生数に比重を置いた統計に変更したことがきっかけだそうで。

米ビルボードとしては、音楽は有料で聴かれるべきと言う業界のスタンスに合わせたということなんだと想像されますが、これは米国においては有料契約者による視聴が多いSpotifyやAppleを優遇する結果になることが明白で、無料視聴が多いYouTubeとしては許せないということだそうです。

ホント業界のためには、両社の喧嘩は誰の得にもならないので、期日まで合意してくれることを祈っていたんですが。
もはや両社とも引っ込み付かない結果になったようです。

で、XGファンとして本当に残念なのは、1月23日にリリースされたXGのフルアルバムや新曲「HYPNOTIZE」に関しては、米ビルボードでYouTubeのデータが一切反映されないということなんですよね。

XGは間違いなくYouTubeが強めのアーティストだと思うので、本当にビルボードとYouTubeこんなタイミングで喧嘩しないでほしいんですけど。

早く仲直りしてほしいです。


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徳力基彦|エンタメビジネスウォッチャー ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このnoteでは、日本のエンタメのミライを密かに応援すべく公開メモを綴っています。 XのスペースとYouTubeライブで雑談部屋も開いてますので、よければ是非ご参加下さい。