見出し画像

Number_iが「Head In The Clouds」出演でトレンド1位。本気の世界挑戦のはじまりか

Number_iの3人が、アメリカで6月1日に開催された音楽フェス「Head In The Clouds」に出演したニュースが話題になっています。

Number_iの出演時間は日本では朝7時半過ぎと、少し早い時間帯だったのですが、ファンを中心にSNSでは大きな盛り上がりとなり「#Number_i_HITCLA」というハッシュタグが、当然のように日本のトレンド1位にランクインしていたのです。

また、フェスの最後には世界的なアーティストとして知られるJackson Wangさんに手を引かれて再びNumber_iの3人が登場し、コラボ曲である「GBAD」を披露するというサプライズ出演もありました。

今回のNumber_iの「Head In The Clouds」出演は、おそらく彼らの今後の活動にとって重要な分岐点になると思われますので、ポイントをご紹介したいと思います。
 

「コーチェラ」出演から1年を経ての海外フェスの本格出演

Number_iの米国フェス出演と言えば、昨年の世界最大級の音楽フェスである「コーチェラ」への出演が記憶に新しい方も少なくないでしょう。

ただ、昨年のNumber_iの「コーチェラ」出演は、「88rising Futures」という特別ステージで、本番の1週間前に発表されたサプライズ出演でした。

そのため披露した楽曲も、リミックス含めて3曲だけの短い出演で、急な出演だったこともあり、Number_iのファンのほとんどが現地に足を運ぶことができませんでした。
当時まだNumber_iは1月にデビューしてから3ヶ月半しか経っていなかったことや、まだ米国での知名度もほとんどなかったことを考えれば、破格の扱いだったとも言えますが、メンバーからすると不完全燃焼と感じた面もあったはずです。

一方、今回の「Head In The Clouds」では、告知の段階からしっかりとNumber_iの名前がアーティストのリストにも掲載。

早めの時間帯ではあるものの、メインステージでの30分近いパフォーマンスとなったわけです。

そのため、日本からもファンの方々が多数駆けつけたようです。

もちろん、今回のNumber_iの出演時間帯は、米国時間の午後3時頃と早い時間だったため気温も高く、パフォーマンスが始まったタイミングでの観客の入りは、日本の人気から考えると明らかに少なかったようです。

ただ、パフォーマンスが始まってからは、その熱に呼ばれるように多くの観客が集まってきていたようですし、会場が盛り上がっていることはYouTubeライブからも感じることができました。

Number_iの3人からすると、今回の「Head In The Clouds」でのパフォーマンスは、完全燃焼できる結果になったのではないかと想像されます。
 

YouTubeライブの同時視聴数で圧倒的な存在感を示す

特に今回ポイントとなるのは、この「Head In The Clouds」がYouTubeライブで中継されていた点です。

実は「Head In The Clouds」の同じ時間帯の中継では、基本的に同時視聴は1万人〜2万人で、Jackson Wangさんが登場した最後のパートでも同時視聴は4万人いかないぐらいの視聴数でした。

それがNumber_iの出演時間の同時視聴数は9.8万人を超え、ほぼ10万人に届く勢いだったようです。

当然その視聴者の多くは、日本からの視聴だったと想像されますが、その日本のファンの熱量は同時視聴数の圧倒的な数値に現れる結果となりました。

なにしろNumber_iといえば、先月開催されたMUSIC AWARDS JAPANにおいて、ファンによる一般投票が実施された「ベスト・オブ・リスナーズチョイス」と「リクエスト特別賞」の2冠を獲得しているほど、熱量の高いファンダムに支えられているグループです。

(出典:MUSIC AWARDS JAPAN 2025)

日本が平日の朝の時間帯にもかかわらず、10万人近い視聴者が集まったのは、「iLYs(アイリーズ)」と呼ばれるファンの熱量の証とも言えます。

そういう意味では、Number_iは生のパフォーマンスで聴衆に印象を残すだけでなく、YouTubeライブの同時視聴数でも、大きな印象を米国の音楽関係者に残す結果となったと言えます。
 

「Head In The Clouds」は「コーチェラ」単独ステージへの入り口?

実は、「Head In The Clouds」は、すでに何組もの日本人アーティストの世界でのサクセスストーリーを支えてきた歴史があります。

新しい学校のリーダーズは、88risingと契約し、2021年の「Head In The Clouds」出演等を通じてアメリカのファンを増やし、昨年「コーチェラ」の単独ステージ出演を果たすことができたことで有名です。

また、今年の「コーチェラ」で3番目に大きなステージであるSaharaのトリを飾り、大きな話題となったXGも、デビュー2年目の2023年に「Head In The Clouds」への出演を果たし、海外のファンを増やしていったことが、現在につながっていると言われています。

今回、Number_iのパフォーマンスがアメリカのファンを増やすきっかけとなり、今後さらにNumber_iが海外での露出を増やしていくことができれば、新しい学校のリーダーズやXG同様に、Number_iが「コーチェラ」の単独ステージを飾る日も遠くないと言えるわけです。
 

Number_iの活動の軸は世界にシフトしていくのか

今後注目されるのはNumber_iの活動が、引き続き海外フェス出演などを軸に展開されるのか、昨年同様しばらくは再び日本を中心に展開されていくのかという点です。

すでに秋以降に「Number_i LIVE TOUR 2025」というツアーを実施する予定であることはウェブサイトで公開されていますが、これが昨年同様の国内ツアーになるのか、海外都市も入ってくるのかが最初の注目点となりそうです。

今回の「Head In The Clouds」を通じて、3人は世界の舞台で自分達のパフォーマンスが通用するという手応えを明確に感じはじめているはず。

Number_iの活動の軸が世界中心にシフトするのが、今年になるのか来年になるのかはまだ分かりません。

いずれにしても遠くない未来に、三人がさらに大きな舞台で躍動するのを見られることは間違いなさそうです。

この記事は2025年6月3日Yahooニュース寄稿記事の全文転載です。

今日21時からの雑談部屋「ミライカフェ」では、このあたりの雑談も皆さんとできればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。



いいなと思ったら応援しよう!

徳力基彦|エンタメビジネスウォッチャー ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このnoteでは、日本のエンタメのミライを密かに応援すべく公開メモを綴っています。 XのスペースとYouTubeライブで雑談部屋も開いてますので、よければ是非ご参加下さい。