冬の窓|鬼死骸村のどこかで
の物語は、実在の土地・史跡を基にした
フィクションであり、神話であり、記録である。
一つの語りとしての記録である。
(鬼死骸村探検隊|実在する旧鬼死骸村を舞台にした物語)
ケンジ
朝、目覚めたら、
窓が凍っていた。
外の車が、うっすら白い。
車、ちゃんと動くかな。
香那
寒い朝。
まだ薄暗い台所。
床が冷たい。
凍える指を、両手で摩る。
窓が凍っている。
息を吹きかけたけど、溶けなかった。
沢渡
窓が凍っている。
結晶は、なぜ同じ形になるのだろう。
映美
かじかんだ手に、息を吹きかける。
朝日が、凍った窓に光っていた。
指で丸を描いた。
そこから外の景色が、滲んで見えた。
あかり
窓が凍っている。
誰の息で曇ったのか、わからなかった。
この物語は、実在する岩手県一関市・旧鬼死骸村を舞台にした、
記録・神話・現代が織りなす物語の一編です。
この村には、フィクションでは作れない地形と歴史があります。
鬼死骸村の全体像は、【鬼死骸村探検隊】(ポータルページ)にて。
地図・動画・神話・怪異記録が重なっています。
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