雨の日と月曜日は - - 音楽の遊悠エッセイ
"Rainy Days and Mondays"
Carpenters
憂鬱なるもの。雨の日と月曜日。
ひとり物言いつつ、年過ぐるを思ひたる。
しばし、消え入りたく。
何事も、こころ合わざるにつけ。
歌詞の一部を、枕草子風に書いてみました。
カーペンターズ、「雨の日と月曜日は」・・・
歌詞の冒頭では、こんなふうに歌われています。
Talkin’ to myself and feelin’ old
Sometimes I’d like to quit
Nothin’ ever seems to fit
「独り言を言いながら、年老いた気分になる
時々、すべてを投げ出したくなる
何もかもがしっくりこない」
雨の日や月曜日は、なぜかそんな気分になりがちです。歌の中では、「雨の日と月曜日は、いつも私を落ち込ませる」と繰り返されます。
雨の日の朝というのは、なぜか気持ちがどんよりとしてしまいます。とくにそれが月曜日だと、「また一週間が始まるのか」とため息をつきたくなることもあるでしょう。そんなとき、私の頭の中に流れてくる曲が、カーペンターズの「Rainy Days and Mondays」です。
カーペンターズといえば、1970年代を代表するアメリカの兄妹デュオです。カレン・カーペンターの柔らかくも切ない歌声は、今も多くの人の心に響いています。そんな彼らの代表曲のひとつが「Rainy Days and Mondays」。1971年にリリースされたこの曲は、しっとりとしたメロディと、少し憂鬱な気分を綴った歌詞が印象的です。
雨の日の朝は、窓の外が薄暗く、空気もしっとりとしています。いつもなら窓から差し込む朝日が、今日は見えません。かわりに、灰色の雲が空を覆い、静かに雨が降っています。
車のタイヤが濡れた道路を走る音、人々が傘をさして足早に歩く姿。普段は見過ごしてしまう街の風景も、雨の日にはいつもと違って見えるから不思議です。
そんな光景をぼんやりと眺めながら、「今日は少しスローペースで過ごそうかな」と思うのです。
こんな日は、外に出るのも億劫になります。
そして、月曜日です。
週のはじまりは、どうしてこうも気が重いのでしょう。それでも、1週間は始まります。会議、締め切り、やるべきことが山積み、、、考えるだけで気が重くなるかもしれません。
でもそんなとき、ちょっとした「心の逃げ道」を作っておくといいのかもしれません。
たとえば、好きな音楽を聴くこと。カーペンターズのように、落ち込んだ気持ちに寄り添ってくれる曲を聴くのもいいでしょう。
あるいは、仕事の合間に温かいコーヒーを飲む時間を作るとか、小さな楽しみをひとつ用意しておくとか。
そうすれば、「月曜日だから憂鬱」という気分を、少しだけ和らげることができるかもしれません。
カーペンターズの「Rainy Days and Mondays」を聴きながら、静かにコーヒーを飲んで、窓の外を眺める。そんな朝の時間も、たまにはいいものです。
一歩外に出たら、また新しい1週間が始まります。
雨の日も、月曜日も、いつかは晴れる日がくるものですから。
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