GPT-5.2-Codexが登場!前モデルとの性能比較まとめ【公式発表】
「OpenAIのCodexって最近どうなってるの?」
「新しいモデルが出たらしいけど、何が違うの?
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回伝えたいことの要点は、OpenAIが2025年12月17日にリリースしたGPT-5.2-Codexは、前モデルと比較して着実に性能が向上しているということです。
そこでこの記事では、OpenAI公式ブログの情報をもとに、GPT-5.2-Codexの概要と前モデルとの性能比較を整理していきますね。

忙しい人のために要約
まずは要点だけ知りたい方のために、ポイントをまとめておきます。
GPT-5.2-Codexは、GPT-5.2をエージェント活用型コーディング向けに最適化したモデル
SWE-Bench Proで56.4%、Terminal-Bench 2.0で**64.0%**を達成
前モデル(GPT-5.1-Codex-Max)と比較して、両ベンチマークで性能向上
有料ChatGPTユーザー向けに、Codex CLI・IDE拡張・クラウド・コードレビューで利用可能
それでは、詳しく見ていきましょう。
GPT-5.2-Codexとは?
GPT-5.2-Codexは、OpenAIが2025年12月17日にリリースした最新のコーディング特化モデルです。

公式ブログでは、以下のように説明されています。
GPT‑5.2-Codex は、複雑な実際のソフトウェアエンジニアリングに対応する、これまでで最も先進的なエージェント活用型コーディングモデルです。GPT‑5.2-Codex は、GPT‑5.2 を Codex におけるエージェント活用型コーディング向けにさらに最適化したバージョンです。
つまり、GPT-5.2という汎用モデルをベースに、コーディングタスクに特化した調整を加えたものがGPT-5.2-Codexなのです。

では、具体的にどのくらい性能が向上しているのでしょうか。
前モデルとの性能比較
GPT-5.2-Codexの性能を、前モデルと比較してみましょう。OpenAI公式ブログでは、2つの主要なベンチマークでの結果が公開されています。
SWE-Bench Pro
まずはSWE-Bench Proから見ていきますね。これは、実際のソフトウェアエンジニアリングの課題を解決する能力を測定するベンチマークです。

公式ブログでは、以下のように説明されています。
SWE-Bench Pro では、モデルにコードリポジトリが与えられ、現実的なソフトウェアエンジニアリングの課題を解決するためのパッチを生成する必要があります。このベンチマークは、データ汚染、課題の多様性の不足、評価の信頼性の低さといった SWE-Bench Verified の課題を解消することを目的として設計されています。
結果は以下のとおりです。
GPT-5.2-Codex: 56.4%
GPT-5.2: 55.6%
GPT-5.1: 50.8%
この結果を見ると、GPT-5.2-CodexはGPT-5.1と比較して約5.6ポイントの向上を達成していることがわかりますね。また、汎用モデルのGPT-5.2と比較しても、Codex特化の最適化により0.8ポイント上回っているのです。
Terminal-Bench 2.0
続いて、Terminal-Bench 2.0の結果を見ていきましょう。これは、ターミナル環境でのAIエージェントの能力を評価するベンチマークです。

公式ブログでは、以下のように説明されています。
Terminal-Bench 2.0 は、実際のターミナル環境において AI エージェントを評価するためのベンチマークです。課題には、コードのコンパイル、モデルの学習、サーバーのセットアップなどが含まれます。
結果は以下のとおりです。
GPT-5.2-Codex: 64.0%
GPT-5.2: 62.2%
GPT-5.1-Codex-Max: 58.1%
GPT-5.2-Codexは、前世代のCodex特化モデルであるGPT-5.1-Codex-Maxと比較して、約5.9ポイントの向上を達成しています。ターミナル操作でも着実に性能が上がっているわけですね。
主な改善ポイント
では、具体的にどのような点が改善されたのでしょうか。公式ブログでは、以下の改善点が挙げられています。
コンテキスト圧縮による長期的な作業への対応強化、リファクタリングや移行といった大規模なコード変更での性能向上、Windows 環境でのパフォーマンス改善、そしてサイバーセキュリティ機能の大幅な強化が含まれます。
これらを整理すると、以下の4つのポイントになります。
コンテキスト圧縮による長期的な作業への対応強化
リファクタリングや移行といった大規模コード変更での性能向上
Windows環境でのパフォーマンス改善
ビジョン性能の強化(スクリーンショット、技術図、UI画面の解釈)
特に注目したいのが「コンテキスト圧縮」ですね。これにより、長時間のコーディングセッションでも安定したパフォーマンスを維持できるようになるからです。
また、ビジョン性能についても公式ブログで言及されています。
ビジョン性能の強化により、GPT‑5.2-Codex は、コーディング中に共有されるスクリーンショット、技術図、チャート、UI 画面を、より正確に解釈できるようになりました。
画像を使った指示がしやすくなるのは、開発者にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
利用方法
GPT-5.2-Codexは、有料ChatGPTユーザー向けに提供されています。
公式ブログでは、以下のように説明されています。
本日より、Codex CLI、IDE 拡張、クラウド、コードレビューにおいて、すべての有料 ChatGPT ユーザー向けに GPT‑5.2-Codex の提供を開始します。
つまり、ChatGPT Plus/Pro/Teamなどの有料プランに加入していれば、すぐに利用を開始できるわけです。
一方で、APIでのサードパーティ提供については「準備を進めている」段階とのことですね。開発者向けAPIを待っている方は、もう少し待つ必要がありそうです。
まとめ
GPT-5.2-Codexは、OpenAIの最新コーディング特化モデルとして、前モデルから着実に性能が向上しています。
ベンチマーク結果をおさらいすると、以下のとおりです。
SWE-Bench Pro: 56.4%(GPT-5.1比で+5.6ポイント)
Terminal-Bench 2.0: 64.0%(GPT-5.1-Codex-Max比で+5.9ポイント)
コンテキスト圧縮やビジョン性能の強化により、長時間の作業や画像を使った指示にも対応しやすくなっています。
AIコーディングツールの選択肢として、Claude Codeと並んで注目しておきたいモデルですね。
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