星落としのマルク
僕の名前はマルク
星を落とす仕事をしている
宇宙には毎日たくさんの星が生まれている
そして
その役目を終えた星や
命の終わりを待つ星を
誰にも知られず静かに落とすのが僕の仕事さ
落とすと言うのは僕たちの業界用語で一般的に言う消すこと
僕が住んでいる逆さまの街は
宇宙の外にある
宇宙とその街を行き来できるのは星落としの仕事をしている僕たちほんの数名だけ
逆さまの街は不思議な街
僕たちから見たら逆さまだけど
街のみんなにとってはそれが普通
宇宙とこの街を行き来している僕たちだけの感覚なのかな
星を落とす前に
僕はその星と話をする
そしてその星の最後の祈りを聞く
長い間
本当に長い間
ご苦労様
ゆっくり眠るといいよ
また新しい星として
生まれるその時まで
皆さま明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
新年早々ですがこちらの企画に参加させて頂きました。よろしくお願いします。
