チャイムがなるまでの時間 【第44回 3つのお題に空想のひらめきを】

「チャイムがなるまでの時間が勝負だからな。これは爆弾だ」と、猫

「お、お前、喋れるの?」
俺は事態を呑み込めない

「緊急事態だからな。地球が無くなれば人間も猫もないだろ」

確かに今の問題に比べれば些細な事だ

「チャイムがなるまでに何をすればいい?」

地球の危機を猫に聞くか

「まず箱を開け赤と緑の線のうちどちらかを切る」

「赤か緑ってどっち?」

「それは運しだいだ」

「そんなあ。大体、俺はそんな大事に対処出来るような人間じゃないよ」

「知ってる。だが君以外の人間を呼びに行く暇はない。ハサミはそこだ」

「当てずっぽうで切るしかない?」

「ある程度の予測は出来る。赤は危険な色、緑は安全な色と人間は思っている」

「それじゃあ緑を切る?」

「いや、赤だ。赤を切れ」

「分かった、赤だね」

俺は赤い線を切った

1秒・・・2秒・・・3秒

何も起きない

「やった! 俺たちは地球を救ったんだね」

「誰も信じないさ」

「ちくしょう。でも発見がある。猫が喋れる事」

「・・・」

「おい、何とか言えよ」

「・・・」

「ちぇっ、喋れんだろ?」

猫と俺が地球の危機を救った事も猫が喋れる事も誰にも信じて貰えないだろう
でもうちの猫はこれが地球を破壊するほどの威力を持った爆弾だとなぜ知っているのだろう
猫って、もしかして・・・

こちらの企画に参加させて頂きました。よろしくお願いします。

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